今の時代、夫婦共働きでも会社の給料だけではお金が貯まらず、年金制度もあてにできない状況です。
私たちサラリーマンは、一生「お金が足りない」状態に苦しまなければならないのでしょうか?
私たちサラリーマンに今求められていること、それは「お金を運用し増やす」ことです。
会社からもらえる給料を使って資産運用=投資を行い、お金を増やし、老後に必要なお金を確保することが必要です。
でも、「投資」といっても、具体的に何をすればいいのか分かりませんよね。
投資といっても、例えば株式投資や不動産投資、さらにはFXや個人向け国債など、本当に色々な種類があります。
今まで投資に触れる機会がなかった人は、どれから手をつけていいか分からないことでしょう。
そこで、この記事では、投資初心者でも簡単に投資を始められるよう、投資の基本をイチから徹底的に解説していきます。
まずはじめに、「投資とは何か?」という投資の基本の部分を説明し、それから投資をする上で絶対に知っておきたいマインドセット、そして投資を種類別に解説していきます。
最後に、当サイトの運営者である、現役サラリーマン投資家目代(もくだい)のことについても、少しだけ触れます
まずは以下の表を参考に、あなたが興味を持ったコンテンツから順番にご覧になってくださいね!
1、投資ってそもそも何??
2、投資の心構えやリスクが知りたい!
3、投資の種類がイマイチ分からない!
4、サラリーマン投資家目代って誰?
(最終更新日:2020年2月15日)
そもそも投資とは?
投資を始めるにあたって、まずは投資という言葉の意味から始まり、投資の基本を解説します。
投資とは?
普段何気なく投資という言葉を使っていますが、そもそも「投資」とは何なのでしょうか?
投資とは「将来利益が出ることを期待してお金を投じる行為」のことをいいます。
早い話が、「儲けを狙ってお金を投じること」ですね。
株式投資を例に挙げると、将来株価が上がることを見越して、株価が安いうちに株を購入して、株価が上がったらその株を売って利益を得ます。
なお、投資と似たものに「貯蓄」があります。
貯蓄とは、お金を増やすことよりも「貯めること」に重きをおいた行為です。
貯蓄をする時には投資のように積極的にリスクを取るのではなく、安全性を重視してお金を増やしていきます。
投資と貯蓄は、どちらか一方に偏るのは良くなく、バランスよく行うことが大切です。
貯蓄で確実にお金を貯めつつ、余ったお金を使って投資をするのが王道です。
最低限のお金は、貯蓄を使って確保することが大切です。
参照:日本証券業協会
投資とギャンブルの違い
投資と聞くと、こんなことを考える人も多いと思います。
・投資は危険だからやめた方がいい
・投資で失敗した人の話をよく聞く
果たして、投資は本当に危険なのでしょうか?
答えを言うと、、
投資にはリスクがつきものですが、そのリスクは確かな知識と分析でほぼほぼ克服することができます。
逆に言えば、大した知識もなく、また分析もしないで投資をするのは、ギャンブルをやっているのと同じです。
あなたは汗水垂らして稼いだ大切なお金を、「ギャンブル」なんていう不確かなもので運用したいと思いますか?
嫌ですよね。
投資も立派な「ビジネス」ですから、「短期間で」とか「楽して」稼げるなんてことは絶対にありません。
仕事やビジネスと同じで、人並み以上の努力をしたからこそ初めて投資で勝てるようになるのです。
投資に近道はありません。
でも、そんなことは全然なくて、仕事と同じで努力しないと稼げるようになれません。
なぜいま投資が必要なの?
私たちの世代は、投資に興味がない人も投資をしなければならない時代に突入しました。
それでは私たちはどうして投資をしなければならないのでしょうか?
ここからは、いまの時代、投資をする意味について解説します。
高度経済成長時代の終了
1990年代までの日本は、経済が右肩上がりで成長し、会社の給料もどんどん上がって、銀行の預金金利も非常に高水準でした。
会社は終身雇用が原則で、会社のために頑張って働けば、どんどん給料も上がって、退職金もたくさんもらえました。
銀行の普通預金の金利も2%を超えていたため、「資産運用」を特に意識しなくても、銀行にお金を預けているだけで勝手にお金が増えていったのです。
また、人口も現役世代の方が高齢者より多かったため、年金もかなりの額を受け取ることができました。
高度経済成長時代は、一生懸命会社のために働けば給料が増え、貯金がどんどん貯まり、年金も十分に受け取れたため、お金についてあれこれ考える必要はほどんどありませんでした。
一方、私たちの世代は、すでに高度経済成長が終わり、会社の給料は全く上がらず、低金利のため貯金をしてもお金が全く増えず、また年金制度も当てにできない状況となっています。
人生100年時代への突入
また、私たちは「人生100年時代」という言葉が示す通り、生まれてくる人のおよそ半数が100歳以上まで生きるといわれています。
長生きするということは、老後にそれだけ多くのお金が必要となり、その分のお金を現役時代に稼ぐ必要があります。
つまり、私たちの世代は、終身雇用の崩壊や年金の破綻の影響だけはでなく、寿命が延びることによる影響も受けることになるのです。
今こそ資産運用の時代
これからの時代は、今までの時代で通用した「一生懸命会社で働けば一生安泰」という神話は崩れ去り、自らの力で「お金を増やす」ことが必要となっています。
投資をしたい、したくないにかかわらず、誰もが投資をしなくてはならない時代に突入したのです。
この記事を読んでいるあなたも、将来の生活を不安に思ったからこそ、この記事にたどり着いたことでしょう。
- 会社の給料はこれ以上増えず、終身雇用も崩壊、年金も期待できない
- 人生100年時代を迎え、いままで以上に老後に必要なお金が増えることになる
- 全ての人が投資を始める必要がある
「投資」でお金を増やすことが必要なんですね。
投資のマインドセットとリスクに対する考え方
ここからは、投資をする上で絶対に知っておきたいマインドセット(心構え)を解説します。
投資で成功するためには、何に投資するかという「ノウハウ」よりも、どういう心構えで投資にのぞむかという「マインドセット」の方が大切です。
1、投資のマインドセット
2、投資におけるリスクの考え方
投資のマインドセット
投資をする上で、投資家の「マインドセット」は非常に大切です。
投資家のマインドセットがしっかりしていないと、重要な場面で判断を誤ってしまったり、せっかくチャンスが訪れてもそれをみすみす逃すことにつながりかねません。
ところで、「投資で失敗する人」には共通点があることをご存知でしょうか?
例えば友人や雑誌・ニュースの情報に流されるまま投資してしまう人や、生活資金を削って投資する人は、投資で失敗する可能性が高いいです。
反対に、余剰資金の範囲で投資を行い、複数の資産に資金を分散して投資できる人は、投資で成功することができます。
このように、投資には最低限守るべき原則があり、原則を守りながら投資を行うことが大切です。
なお、投資の原則については以下の記事で詳細に解説していますので、必ず一度は目を通してください。
成功している投資家は、みんなマインドセットがしっかりしています。
投資におけるリスクの考え方
大前提として、投資には「リスク」がつきものです。
リスクがあるからこそ、あなたはお金を得られるようになるのです。
投資で成功するかどうかは「リスク」とどのように向き合っていくかにかかっています。
投資には様々なリスクがあり、その全てを防ぐことは不可能です。
しかし、リスクを完全に防ぐことはできなくても、コントロールすることはできます。
幸い多くの「先人」が投資で失敗し教訓を残してくれていますので、それを参考に投資を進めればリスクはある程度カバーできます。
投資で失敗する人の特徴は、大体以下の4つに集約されます。
・生活資金を投資に回してしまう
・根拠がないのに取引してしまう
・一発勝負をしてしまう
・値上がり益ばかり考えている
上記の失敗事例を避けるように投資を進めるだけで、失敗するリスクをだいぶ抑えることができます。
投資で成功する3つの極意
初心者が投資で成功するためには、以下の3つを意識して投資を行うといいでしょう。
・余裕資金を使って投資をする
・高いリターンを求めすぎない
・出口戦略を持って投資する
大原則として、投資に回していいお金は「最悪無くなってもいいお金」の範囲にすべきですし、はじめのうちはローリスク・ローリターンな商品を選ぶべきです。
投資に慣れてきてから、少しずつリスクの高い投資にシフトしていくのが懸命です。
また、出口戦略もとても大切で、例えば損失がどこまで膨らんだら損切りするのか、投資を始める前から考えておくことが大切です。
これ以外にも、投資で成功する上で絶対に知っておきたい情報は山ほどありますので、以下の記事は必ず見ておいてください。
マインドセットとリスクのまとめ
投資のマインドセットとリスクに対する考え方は、「どんな投資を始めるか」というノウハウよりも大切なことです。
今の時代、インターネットを使えば誰でも投資を始められますが、マインドセットを知らないまま投資を始めていまい、大火傷をする人が後を絶ちません。
一見遠回りに見えますが、マインドセットを理解してから投資を始めるのが、投資で成功する最短ルートです。
- 投資には最低限守るべき大原則があり、それを守らないと失敗につながる
- 「何に投資するか」というノウハウよりも「どう投資にのぞむか」というマインドセットの方が大切
- 投資で失敗するパターンと成功するパターンは決まっている
- マインドセットを理解してから投資を始めるのが、投資で成功する最短ルート
また、投資のマインドセットなど「投資の基本」を知りたい人は、以下の記事をご覧になってください。
記事一覧
投資の種類を個別解説!
一口に投資といっても、その種類は非常にたくさんあります。
誰もが最初に思い浮かべるのが「株式投資」、それ以外にもサラリーマンに人気のある「不動産投資」や、2017年に盛り上がりを見せた「仮想通貨」に、本当に色々な種類があります。
下の図のように、ローリスク・ローリターンの投資としては定期預金や国債があります。
しかし、定期預金や国債ではほとんどお金が増えませんので、もっとリスクを取って投資信託やETFを始めてみたり、株式投資や不動産投資を始めてみてもいいかもしれません。
そして、FXや先物になると、レバレッジといって自己資金の何倍ものお金を取引できるため、格段にリターンが高くなりますが、失敗するリスクも増えます。
さて、この章からは、数多くある投資を、その種類になるべく具体的に解説します。
まずは以下の早見表を参考に、あなたが興味のある投資から確認してくださいね!
1、投資信託
2、仮想通貨
3、不動産投資
4、ソーシャルレンディング
5、株式投資
6、FX
7、債券投資(個人向け社債)
【投資の種類①】投資信託
投資には様々な種類がありますが、その中でも投資初心者でも簡単に始められるのが投資信託です。
投資信託は長期の運用に適した投資ですので、老後のお金を準備したい人にはうってつけです。
ここからは、投資信託について説明していきます。
投資信託から少しずつ投資の規模を拡大していきました。
投資信託とは
そもそも、投資信託はどういった投資なのでしょうか?
投資信託と聞くと少し難しそうですが、投資家から集めた資金を一つのファンドにまとめ、株や債券などに投資する商品が投資信託です。
一旦投資信託を購入すれば、あとはそれを持っているだけで勝手に資産が増えていきますので、手間をかけることなく投資ができます。
投資信託で利益を上げるポイントは、以下の2点となります。
・投資信託の売却益
・分配金がもらえる
投資信託は、基本的には10年以上の長期保有することが前提の商品です。
短期間で大きく価格が上昇することはなく、長い時間をかけてゆっくり価格が上がっていきます。
注意点としては、元本が保証されていないため、購入時よりも価格が下がってしまう恐れがあることと、信託報酬などのランニングコストが発生することです。
投資信託の基本については、以下の記事で詳細に解説しています。
参照:ちばぎん証券
投資信託の種類
投資信託にも色々な種類があり、例えば債券にしか投資しないもの、株式に積極的に投資するもの、はたまた不動産に投資するものもあります。
種類によって、それぞれリスクとリターンが異なります。
基本的には、債券型の方が株式型よりもリスク・リターン共に低いです。
また、外国型の方が国内型よりもリスク・リターン共に高くなる傾向があります。
目安としては、積極的に利益を狙っていきたいのなら外国株式を、真ん中ぐらいでいいのなら外国債券か国内株式を、堅実に運用したいのなら国内債券を、ということになります。
また、あまりお勧めはできませんが、毎月分配型の投資信託もあり、分配金という「お小遣い」が毎月もらえるため、人気があります。
ある程度資金に余裕がある人は、株と同じように取引所で取引できるETF(上場投資信託)もおすすめです。
以下の記事で、投資信託を種類別に解説していますので、一通り目を通しておきましょう。
参照:イデコポータル
投資信託の選び方
投資信託の数は星の数ほどあり、日本だけでも6千種類ほど設定されています。
しかし、残念ながら6千種類のほとんどが投資するに値しない投資信託です。
全ての投資信託をイチからチェックするのは不可能ですし時間の無駄ですので、ある程度の「選定基準」を設けて投資信託を選ぶことが大切です。
投資信託選びのポイントとしては、以下のものが挙げられます。
・販売手数料が無料
・信託報酬が安い(0.5%前後)
・純資産総額が30億円以上で増加し続けている
・満期の設定がないなど
ここで挙げた条件を「モーニングスター」の検索条件に設定して投資信託を探せば、だいぶ投資信託の数が絞れます。
あとは、その中からなるべく信託報酬の安い投資信託を選べば問題ないでしょう。
なお、投資信託の選び方については、以下の記事で詳細に解説していますので、ぜひご覧になってください。
また、どの投資信託を選べばいいのかは、投資目標やライフステージによっても異なり、それぞれの状況に合わせて投資信託を組み合わせ、投資を行う必要があります。
投資信託を複数組み合わせたものをポートフォリオといい、ポートフォリオを組むことで、分散投資の効果で投資のリスクを抑えることができます。
投資信託のリスク
投資信託は他の投資と比べて安全性が高いと言われていますが、やはりリスクもあります。
一番気をつけないといけないリスクが「価格変動リスク」です。
投資信託の価格は日々変動していますので、購入時よりも価格が上がれば利益が出ますし、価格が下がれば損失が出ます。
価格変動リスクを抑えるためには、なるべく安く投資信託を購入することが大切です。
投資信託にはおよそ6つのリスクがありますので、以下の記事に目を通しておくことをお勧めします。
また、投資信託を安く購入するという意味では、毎月一定の金額を積み立てていく積立投資を行えば、平均購入価格を下げつつ投資できるためおすすめです。
投資信託を売るタイミング
さて、投資信託を購入したら、いつかは売る(解約する)ときがやってきます。
投資信託を解約するタイミングとしては、利益が出ていて利益確定するときと、損失が出ているため損切りするときの2通りがあります。
特に損切りが大切で、損切りができないと損失が拡大してしまったり、資金が塩漬けになって投資効率が落ちてしまいます。
購入した投資信託の成果が他の投資信託と比べて明らかに悪いようなら、速やかに損切りしましょう。
なお、投資信託の解約方法は少し特殊ですし、損切りや利益確定は非常に大切な考え方ですので、以下の記事もぜひご覧になってください。
投資信託のまとめ
投資信託は、投資初心者にこそお勧めしたい投資です。
まずは投資信託で投資の感覚を掴み、それから他の投資を始めてみるのがいいでしょう。
-
- 投資信託は10年以上の長期投資が前提
- 投資信託で利益を上げる方法は、価格が上がるか、または分配金が出た時
- 日本には多くの投資信託が設定されているが、ほとんど全てが投資するに値しない
- 投資信託の積立投資は、投資信託を安く購入できるためお勧め
また、投資信託についてもっと知りたい人は、投資信託の記事一覧をご覧になってください。
記事一覧
【投資の種類②】仮想通貨投資
一時世間を賑わせたのが「仮想通貨」です。
仮想通貨は2017年ごろから注目を集めるようになり、仮想通貨で億単位の資産を築いた「億り人」という言葉が新聞やニュースで頻繁に取り上げられました。
しかし、今ではブームはすっかり去ってしまいました。
ですが、仮想通貨はまだまだこれから伸びる分野ですので、投資するなら今がチャンスかもしれません。
ここからは仮想通貨投資について解説します。
仮想通貨とは
そもそも仮想通貨とは一体何なのでしょうか?
仮想通貨とは、インターネット上に存在する「仮想の通貨」のことをいいます。
円やドルなどの法定通貨のように硬貨や紙幣は存在せず、インターネット上にのみ存在します。
「仮想通貨」という言葉には胡散臭いイメージがありますが、仮想通貨には「ブロックチェーン」という次世代暗号化技術が採用されているため、その安全性は非常に高いといえます。
ちなみに、仮想通貨ではなく暗号資産が正しい名称ですが、投資の世界ではまだまだ仮想通貨という呼び名が主流ですので、この記事では仮想通貨と呼ぶことにします。
なお、仮想通貨の基礎知識をもっとしっかり勉強したい人は、以下の記事は必ず読むようにしてください。
ブロックチェーン技術
仮想通貨を理解するためには、「ブロックチェーン技術」について理解することが不可欠です。
ブロックチェーン技術とは、インターネット上に散らばるコンピューター同士で、仮想通貨の取引内容を記録し合う技術のことをいいます。
ある一定期間に行われた仮想通貨の取引は「ブロック」としてまとめられ、そのブロックとブロックを何個もつなぎ合わせたものがブロックチェーンです。
一本のブロックチェーンには、過去に行われた全ての取引が記録されています。
ブロックチェーンそのものは、一台のコンピュータに保存されているわけではなく、世界中に存在するコンピューターに保存されています。
そのため、誰かが不正にブロックチェーンを改ざんしても、他のコンピューターのブロックチェーンと一致しないため、不正を働くことができないようになっています。
ブロックチェーン技術により、仮想通貨は安全・確実・スピーディーに取引できるようになっています。
仮想通貨のマイニング
仮想通貨には「マイニング」という仕組みがあり、仮想通貨の取引内容を記録した者には報酬が支払われるようになっています。
例えば、ビットコインはネットワーク上に繋がったコンピューターが一斉に計算作業を行い、一番最初に計算に成功したコンピューターが報酬としてビットコインを受け取れる仕組みになっています。
マイニングも非常に奥が深い分野ですので、こちらの記事もあわせて読んでおくといいでしょう。
仮想通貨の種類
仮想通貨は世界中に数千種類あるといわれています。
その中でも圧倒的な地位を築いているのがビットコインとイーサリアムです。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは世界で一番最初に開発された仮想通貨で、時価総額は堂々の1位です。
ビットコインは仮想通貨の「基軸通貨」としての役割を果たしており、ビットコイン建てでしか取引できない仮装通貨も多く存在します。
どの仮想通貨に投資すればいいか迷ったら、とりあえずビットコインに投資しておけば間違いないでしょう。
イーサリアム(ETH)
ビットコインと肩を並べるのがイーサリアムです。
イーサリアムはビットコインのような「通貨」としての役割以外にも、「スマートコントラクト」という独自の機能を備えています。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上に契約情報を記録する技術です。
ブロックチェーンに記録された情報を改ざんすることは非常に難しいため、契約情報をブロックチェーンに記録することで、インターネット上に契約情報を信頼できる形で残すことができます。
スマートコントラクトが普及すれば、例えば保険会社の保険料の支払いを自動化したり、医療データを電子カルテとして確実に記録に残したり、様々なことが実現できます。
これ以外にも、スマートコントラクトには無限の可能性がありますので、以下の記事もぜひご覧ください。
その他の仮想通貨
ビットコインやイーサリアム以外にも様々な仮想通貨が存在し、それぞれが独自の特徴を持っています。
以下の記事を参考に色々な通貨を比較してみて、あなたが興味を持ったものに投資してみるといいでしょう。
仮想通貨の取引所
仮想通貨の取引を始めるためには、仮想通貨取引所に口座を開設することが必要です。
もちろん開設するだけなら手数料は無料です。
登録の基本的な流れとしては、取引所に氏名・生年月日などの基本情報を登録し、その後本人確認書類として免許証やパスポートを提出します。
なお、国内の取引所は取引手数料が高いため、日本円とビットコインの交換だけは国内取引所で行い、他の取引は手数料の安い海外取引所で行うのが普通です。
今後の投資をスムーズに行うためにも、取引所はまとめて一気に口座開設するのがいいでしょう。
仮想通貨投資の利益の上げ方
仮想通貨投資で利益を上げる方法は、大きく分けて3種類あります。
・仮想通貨の売買で稼ぐ方法
・仮想通貨のマイニングで稼ぐ方法
・マスターノードなどの配当で稼ぐ方法
売買で稼ぐ方法
最もオーソドックスな方法が、仮想通貨の売り買いを通じて利益を上げる方法です。
基本的な方法としては、基軸通貨であるビットコインを使ってアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を売買して、ビットコインの枚数を増やしていくものです。
2017年には100倍、200倍と爆上げした仮想通貨が頻発しましたので、売買益だけで多くの億り人が誕生しました。
優良な通貨に投資できれば、将来“化ける”可能性が高いので、値上がりする通貨を見極めることが大切です。
取引所に上場する前の通貨に投資するICO投資も、売却益狙いですね。
しかし、最近は仮想通貨の価格が軒並み下がっているため、売買益狙いでいくのはなかなか難しいところがあります。
それでも有望な通貨はいくつかありますので、将来伸びそうな仮想通貨を見つけ出すことが大切です。
マイニングによる報酬狙い
仮想通貨で利益を上げる方法としては、マイニングによる報酬狙いもあります。
例えば、ビットコインをマイニングすれば、報酬としてビットコインを受け取ることができます。
マイニングを行う方法としては、主に以下の2つがあります。
・自らコンピューターを用意してマイニングする
・マイニング業者に投資する
自分でマイニングする方法は、高性能なコンピューターを用意するお金がかかるのと、毎月の電気代がバカにならないため、お勧めできません。
それに、最近では豊富な資金を持つ企業が大規模なマイニング施設を建設してマイニングしているため、個人がマイニング競争に勝つのは至難の技です。
であるならば、いっそのことマイニングをしている企業に直接お金を預けて、代わりにマイニングしてもらった方が楽だといえます。
ただし、マイニングをうたった詐欺やネットワークビジネス、さらにはマイニング業者が倒産してしまうこともありますので、業者選びは慎重に行なった方がいいでしょう。
配当狙い
仮想通貨の中には、ある通貨を持っていると別の通貨が配当としてもらえるものや、キャンペーンに参加すると無料で通貨がもらえるものなど、実に様々なものがあります。
また、取引所が発行する独自通貨の中には、毎週配当が発生するものも多くあり、Biboxの発行するBIXなどが有名です。
また、世間の認知度を上げるために行われる、仮想通貨を無料で配布するAirDrop(エアドロップ)も、リスクゼロで仮想通貨が手に入るのでおすすめです。
エアドロップされた通貨の中には、十数万円の価値になるものもありますので、無料とは言ってもばかにはできません。
仮想通貨で利益を上げる方法は全部で7種類ほどありますので、以下の記事には必ず目を通してください。
仮想通貨の投資戦略
仮想通貨投資で勝つためには、「戦略」がとても大切です。
大原則として、分散投資を心がけ、当初立てた目標を忠実に守ることが大切です。
・分散投資を心掛ける
・投資目標を忠実に守る
【戦略①】分散投資を心がける
これは投資全般に言えることですが、全資金を一つの仮想通貨に集中させるのではなく、いくつかの通貨に分散して投資することが大切です。
こうすれば、仮に一つの通貨が値下がりしても、他の通貨と相殺されて、損失を最小限に抑えることができます。
仮想通貨の投資戦略は、以下の記事で詳細に解説しています。
【戦略②】投資目標を忠実に守る
仮想通貨で稼ぐためには、目先の価格の上げ下げに一喜一憂することなく、当初立てた目標や損切りラインを忠実に守って投資することが大切です。
目標を立てる上では、いまはもう2017年のような短期的な「爆上げ」は期待できないため、数年単位で投資することを考えた方がいいでしょう。
以前はガチホ(ガチでホールドの略、通貨を長期で保有すること)で莫大な利益を手にすることができましたが、2018年以降相場はガラリと変わり、ガチホし続けていると価値がどんどん減っていくようになりました。
短期間で莫大な利益を上げられる時代はもう終わりましたので、これからは長い目で見た投資目標を設定した方がいいでしょう。
仮想通貨のウォレット
仮想通貨に投資している人は、仮想通貨を取引所に入れたままにする人がほとんどです。
しかし、マウントゴックスのビットコイン消失事件、コインチェックのネム流出事件に見られるように、取引所に仮想通貨を入れていても、100%安全だとは言い切れません。
普通は、取引所には頻繁に取引する通貨だけを入れておくようにして、ガチホする通貨は、取引所ではなくPCやUSB端末などの安全性の高いところ(ウォレット)に保管しておくのがいいと言われています。
しかし、この方法だとPCやUSB端末が故障したり盗まれたりすると大変ですし、利便性も悪いため、手軽さでいうと、取引所に通貨を置いたままにした方がいいでしょう。
ちなみに、仮想通貨の中には指定のウォレットに入れておくと定期的に報酬がもらえるものもありますので、そういった通貨を持っているのなら、指定のウォレットを利用しましょう。
仮想通貨のウォレットについては、以下の記事が参考になります。
仮想通貨のまとめ
仮想通貨は、もう以前のような短期的な爆上げは期待できませんが、2年3年という長いスパンで見ると、まだまだアツい部類に入る投資です。
ただし、当たれば一攫千金ですが、価格が全く安定していませんので、最悪無くなってもいいお金を使って投資するのがいいでしょう。
- 仮想通貨は、2年3年といった長期の投資がお勧め
- 仮想通貨で利益を上げる方法は、売買益かマイニング、または配当
- 多くの仮想通貨が存在するため、有望な仮想通貨を見つけ出すことが大切
- 2018年以降は売買益狙いでは厳しいため、配当狙いがお勧め
また、仮想通貨についてもっと知りたい人は、仮想通貨の記事一覧をご覧になってください。
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【投資の種類③】不動産投資
サラリーマンの中でも根強い人気があるのが、不動産投資です。
不動産投資は、実際の作業のほとんどを管理会社に丸投げできるため、ほぼ何もしなくても毎月安定した収入が入ってくるメリットがあります。
不動産投資なら、仕事が忙しいサラリーマンでも、ほとんど時間を使うことなく収入を増やすことができます。
サラリーマンのあなたには非常におすすめできる投資ですので、ぜひ検討してください。
不動産投資の基本
不動産投資とは、アパートやマンションなどの不動産を入居者に貸し出し、その対価として家賃収入を得る投資です。
不動産投資の種類としては、区分マンション(マンション一室)、一戸建て、一棟アパート、一棟マンション、シェアハウス、駐車場経営などがあります。
不動産投資のメリットは、毎月安定した収入が入ってくることと、不動産という資産性の高いものを自分のものにできることです。
また、家賃収入は老後の年金代わりとして利用できますし、ローンを組んだ時に団体信用生命保険に加入すれば、万が一のことがあった時の生命保険代わりにもなります。
不動産投資の種類
不動産投資の対象は、区分マンション、一棟アパート・マンション、一戸建て住宅、駐車場、太陽光発電まで、様々な種類があります。
ここからは、不動産投資を種類別に解説していきます。
・区分マンション
・一棟アパート・マンション
・一戸建て
・賃貸併用住宅
・民泊
・駐車場
・トランクルーム
・太陽光発電
・競売物件
区分マンション
不動産投資の中でも比較的ハードルが低いのが区分マンション投資です。
区分マンション投資とは、マンションの一部屋単位で行う不動産投資です。
マンション一部屋から始められるため、投資金額としては数百万円〜4,000万円ぐらいまでに収まるのが普通です。
投資金額が比較的少ないため、まずは区分マンション投資から始めて、慣れてきてから一棟物件にチャレンジするといいでしょう。
なお、区分マンション投資のデメリットは、入居者が退去すると、家賃収入がゼロになってしまうことです。
一棟物件なら一部屋空室が出たぐらいではビクともしませんが、区分マンションでは注意が必要です。
区分マンションは空室になると非常に痛いので、退去が出てもすぐに空室が埋まるような、賃貸需要の強い地域で購入することが大切です。
東京23区内で、主要駅から徒歩10分圏内の物件を購入するのが鉄板です。
立地こそ不動産投資の命です。
一棟アパート・マンション
不動産投資の醍醐味が、アパートやマンションを一棟丸ごと購入し、投資することです。
一棟モノは、区分マンションと比べて部屋数が増えますので、収益性は一気に上がります。
その代わり、物件価格は数千万円〜数億円まで拡大し、また建物全体の清掃やメンテナンスの手間がかかるため、難易度は上がります。
また、これぐらいの規模になると、年収が700万円以上だったり、数千万円単位のお金を豊富に持っていないと金融機関でローンを組めなかったりするため、「融資戦略」も大切となります。
融資戦略は以下の記事がお勧めです。
一棟物件は考慮すべきポイントがたくさんありますので、すでに不動産投資で成功していて、かつ信頼できる人からコンサルを受けて購入するのがお勧めです。
一戸建て
一戸建ての不動産に投資することを「戸建賃貸投資」といいます。
戸建賃貸投資は、一戸建て住宅に投資しますので、入居者はファミリー層が中心で、入居期間が長く、また家賃も高く設定できるメリットがあります。
なお、ファミリー層は駅からの距離よりもむしろ周辺の住環境(公園や学校、スーパーなど)を重視する傾向がありますので、駅から遠くても十分勝負できます。
しかし、一戸建て住宅は間取りが多いため、退去した際のリフォーム費用が高額になるデメリットがあります。
戸建賃貸投資はどちらかというと中上級者向けの投資といえますので、投資初心者は区分マンション投資から始めた方がいいかもしれません。
賃貸併用住宅
賃貸併用住宅は、自宅の一部を第三者に貸して家賃収入を得る住宅です。
例えば、一戸建て住宅のうちの半分を自分の居住用として利用し、残りの半分を賃貸部分として第三者に貸し出します。
建物そのものは自宅ですから、当然毎月住宅ローンの返済があります。
しかし、賃貸部分からの収入があるため、それを住宅ローンの返済に充てることができます。
うまくいけば、「毎月タダで自宅に住める」状態を作り出すことができます。
毎月の住宅ローンの支払いに苦しんでいる人は、賃貸併用住宅を検討してみてはどうでしょう?
将来自宅を買うとしたら、賃貸併用住宅にするかもしれません。笑
民泊
一時ブームになりましたが、民泊を使った不動産投資も存在します。
民泊とは、自分が所有する部屋を民泊サイトなどを通じて訪日外国人などに貸し出すことをいいます。
うまくいけば、通常の不動産投資では考えられない超高利回りを実現できます。
しかし、最近では規制が厳しくなりつつあり、民泊ビジネスで利益を上げるのはなかなか難しくなってきました。
民泊を始めるのなら、民泊専門の管理会社がありますので、相談してみるといいでしょう。
駐車場
駐車場経営も、代表的な不動産投資の一つです。
土地を借りるなり購入したりして、そこを車やバイクの駐車場として貸し出し、賃料を得ます。
駐車場経営は土地に建物が建っていないため、初期費用を抑えて始められるメリットがあります。
また、駐車場といっても、例えばコインパーキングだったり、コンテナ型のバイク駐車場だったり、いろいろな種類があります。
駐車場経営もかなり奥が深いので、やり方次第では普通の不動産投資よりも高利回りになります。
トランクルーム
トランクルーム投資も、実はかなりアツい投資です。
トランクルームとは、屋外にコンテナを設置したり、ビルの一室を倉庫に改造したりしたものです。
トランクルームのメリットは、一度利用者が決まると、なかなか利用者が出ていかないことです。
また、仮に「退去」になっても、特にリフォーム工事の必要はなく、そのまま次の人に貸し出せます。
トランクルームは一度スペースが埋まれば安泰ですが、スペースが埋まるまでに相当工夫する必要がありますので、難易度は高いと思います。
太陽光発電
太陽光発電は、例えば保有する不動産の屋根に太陽光パネルを設置する方法と、野立てタイプの太陽光パネルを設置する方法とに分かれます。
いずれのケースも、国による固定価格買取制度がありますので、収益は安定しているといえます。
しかし、資金の回収までに10年かかったり、色々と不確定要素がありますので、慎重に検討する必要があります。
競売物件
競売(けいばい)とは、例えば住宅ローンを支払えなくなった人の住宅を、裁判所が換金目的で売りに出すことをいいます。
競売物件は安値で取引されることが多いため、うまく購入できれば、かなりの高利回りが期待できます。
しかし、競売物件には様々なリスクがありますので、投資初心者にはお勧めできません。
競売物件には普通の不動産取引のような詳細な物件資料がありませんし、中にはまだ人が住んでいて、立ち退き交渉に莫大なお金がかかるケースもあります。
競売物件は間違いなく上級者向けの投資です。
参考記事 「競売物件へ投資する際のリスクと注意点」
不動産投資の取引方法
不動産投資を始める前に、不動産特有の取引方法に慣れる必要があります。
最もオーソドックスな方法が、投資家と売主との間に仲介業者が入って、不動産の取引を行う「媒介(ばいかい)」です。
媒介で不動産を購入すると、仲介業者に仲介手数料を支払う必要があります。
それに対して、所有者から直接不動産を購入する方法を「売主」と言います。
不動産投資では、基本的に媒介と売主の物件しか目にすることがありませんので、最低限両者を押さえておけばいいでしょう。
取引方法をもっと詳しく知りたい人は、以下の記事がお勧めです。
不動産の見極め方
不動産投資で成功するためには、やはり優良な物件を購入することが欠かせません。
優良な不動産を見極めるポイントは以下の3つです。
・金融機関の融資がおりる
・収支がきちんと回る
・賃貸需要のある立地である
以下、それぞれのポイントを解説します。
金融機関の融資がおりる
不動産を購入する際には、金融機関の融資を利用するのが普通です。
どんなに利回りが高くても、どんなに立地が良くても、金融機関の融資がおりない物件を購入することはできません。
そのため、不動産投資を始める前に確認すべきことは、あなたの「属性(年収や勤務先、資産背景など)」でどんな物件を購入できるかということです。
まずは金融機関を訪問してみたり、仲介業者にヒアリングをして、あなたの属性で購入できる物件の検討をつけましょう。
もしも今の状況では購入が難しいのなら、転職して年収をあげたり、頑張って節約して頭金を貯めたり、いまできることから始めましょう。
収支がきちんと回る
不動産では、毎月の収支がきちんと回ることも大切です。
毎月の家賃収入からローンの返済部分と管理費用を差し引き、残りの収支がプラスになるような物件を購入しましょう。
これは一つの目安ですが、一棟アパートやマンションを購入するときには、CF比率(税引後利益/物件取得費用)が2%以上になるのが望ましいとされています。
CF比率が2%以上になる物件はそうそうあるものではありませんが、こういった優良物件を購入できれば、将来安泰です。
また、返済比率(ローン返済額/家賃収入)もできれば50%未満に抑えたいところです。
賃貸需要がある
不動産投資において「立地」は非常に大切です。
理想を言えば、東京23区の主要駅の駅前物件を購入できれば間違いありませんが、そういった物件は価格が高く収支が合いません。
そのため、現実的に考えると立地は「妥協」することになります。
しかし、妥協してはいけないポイントがありますので、以下のポイントに注意して検討してください。
・人口が増え続けているか
・会社や工場、大学などの施設が近くにあるか
・コンビニやスーパー、病院などの施設はあるか
・車社会なら、駐車場は戸数分確保できているか
・入居者が入るだけの賃貸需要はあるか
「立地」は現地訪問しないと分からない部分も多くありますので、インターネットで下調べをしたら、現地調査を徹底的にして、入居付けに苦労しないか確認しましょう。
いい管理会社の見つけ方
不動産を購入したら、不動産の管理をしてくれる管理会社を探す必要があります。
管理会社選びも非常に大切で、いい管理会社が見つかれば、ほぼ手放しで物件の運営が可能です。
いい管理会社を見つけるポイントは、空室を埋める能力が高く、担当者としっかり意思疎通が取れて、入居者の管理をきちんと行なってくれることです。
管理会社を見極めるためには、電話で複数の管理会社にヒアリングをして、いい管理会社が見つかったら直接足を運んで話を聞きます。
その中かから最も入居付けに強い管理会社を選ぶといいでしょう。
多少管理手数料が高くても、空室を埋める能力が高いのなら、その管理会社を選んだ方がいいです。
不動産投資と経費
不動産投資と税金は、切っても切り離せない関係にあります。
物件購入時から始まり物件の保有中、さらには物件売却時にも多額の税金がかかるため、不動産投資は税金との戦いです。
脱税はもちろんいけないことですが、正しい税金の知識を身につけて、適切に節税することが大切です。
不動産投資では様々な費用を「経費」として計上できますので、積極的に経費を計上し、所得をコントロールしましょう。
無理やり経費に計上にしろとはいいませんが、経費として計上できるものは極力計上するようにしましょう。
また、不動産投資の規模がある程度大きくなってきたり、はじめから不動産投資の規模をどんどん拡大したい人は、会社を設立することを検討するといいでしょう。
いわゆる「法人化」と呼ばれるものです。
法人化を行うことで、経費に計上できる項目が増えたり、税率が下がったり、様々なメリットがあります。
不動産投資のリスク
不動産投資と聞くと、多くの人が「危険だ」というイメージを持つのではないでしょうか?
それはその通りで、不動産の価格は安く見積もっても数千万円。
不動産投資で失敗したら、数千万円の「借金」を背負う危険性があります。
でも、リスクを恐れているだけでは、行動に移すことができません。
まずはリスクの詳細をしっかりと理解し、それから投資を始めれば、投資で失敗する危険性を最小限に抑えることができます。
・借金リスク
・空室リスク
・家賃滞納リスク
・家賃下落リスク
・自然災害リスクなど
借金のリスク
私たちが一番恐れるリスクが、「借金のリスク」です。
不動産の価格は一般的に数千万円〜数億円規模になりますので、購入時には金融機関でローンを組む必要があります。
要は「借金」ですね。
当然のことながら、毎月金融機関へローンの返済をしなければいけませんし、ローンの返済が滞ったら、取り立てにあいます。
しかし、借金のリスクは、不動産の購入前にきちんと収支をシミュレーションしたり、頭金を十分に入れることでコントロールできます。
空室リスク
また、不動産投資では「空室リスク」も見逃すことができません。
せっかく不動産を購入しても、入居者が決まらないことには、一行に家賃は入ってきません。
空室のまま家賃が入ってこなければ、金融機関へローンの返済ができませんし、修繕が発生しても、お金を出すことができません。
最悪の場合、物件を手放す必要だってあります。
しかし、空室リスクは投資家側の努力で克服することができます。
・賃貸需要のある地域に物件を購入する
・流行を取り入れた内装にリフォームする
・入居キャンペーンを打つ
投資家のたゆまぬ努力が、満室経営につながります。
そうすれば、さして苦労することなく空室が埋まります。
その他のリスク
これ以外にも、不動産投資には様々なリスクがあります。
・家賃滞納リスク
・家賃下落リスク
・管理会社の倒産リスク
・自然災害のリスク
・事故のリスクなど
しかし、こういったリスクがあることはあらかじめ分かっているわけですから、事前に対策しておけば恐れることはありません。
不動産投資にはリスクを上回るだけの十分な「メリット」がありますので、はじめから投資を諦めるのではなく、ぜひ挑戦をしてみてください。
なお、不動産投資のリスクについては、以下の記事で詳細に解説しています。
不動産投資のまとめ
不動産投資は、本業の忙しいサラリーマンや、収入に不満を抱えている人にお勧めしたい投資です。
しかし、不動産投資の世界には甘い誘惑で物件を買わせようとする業者がいたり、詐欺まがいのことをしようとする人もいますので、購入の際には信頼できる投資家にコンサルをお願いすることをお勧めします。
- 不動産投資は、実務のほとんどを外注化できるため、不労所得となる
- 不動産投資で利益を上げる方法は、主に家賃収入で、値上がり益も狙える
- 不動産投資では立地が非常に大切
- 不動産投資を始めるなら、信頼できる投資家経由で買うのが間違いない
また、不動産投資についてもっと知りたい人は、不動産投資の記事一覧をご覧になってください。
記事一覧
【投資の種類④】ソーシャルレンディング
「ソーシャルレンディング」という言葉を初めて聞く人も多いと思います。
ソーシャルレンディングとは、インターネットを使って資金調達するサービスのことをいい、「お金が必要な人」と「投資家」をインターネット上でつなぐ役割を果たしています。
ソーシャルレンディングは、年利5%程度の高金利が期待できますし、ほとんどの案件に不動産担保が設定されているため、万が一借り手が返済できなくなっても、投資家のリスクは最小限に抑えられるようになっています。
5%という高金利は非常に魅力的で、なおかつリスクもある程度抑えられているため、ソーシャルレンディングは投資初心者に非常におすすめできる投資です。
大して利息もつかない銀行に預金を預けておくぐらいなら、ソーシャルレンディングに投資した方がよっぽど効率的といえます。
ただし、リスクが無いというわけではありませんので、余裕資金で投資することをお忘れなく。
ソーシャルレンディングで有名な業者に「maneo」がありますが、設定金利は年利5%からで、不動産担保もしっかりと設定されているため、安心して投資できます。
参考記事 「ソーシャルレンディングの記事一覧」
【投資の種類⑤】株式投資
投資と聞いて「株式投資」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
それぐらい株式投資は認知度が高く有名な投資です。
しかし、多くの人が一攫千金を狙って株式投資を始めますが、結局大して利益を上げられずやめていきます。
やはり投資で勝てるようになるためには、それなりに勉強を重ねる必要があります。
何事も基本が大切ですので、この章でしっかりと株式投資の基本を押さえ、投資を始めましょう。
株式投資の基本
株式投資とは、株に投資することで利益を得る投資方法です。
株式投資で利益を上げる方法は、大きく分けて2つあります。
・売買益
・配当金や株主優待
多くの人が株価の上昇による売買益を狙って投資を進めていると思いますが、配当金や株主優待目的で投資を進めるのも十分ありです。
なお、株式投資の基本は、以下の記事を参考にしてください。
【稼ぎ方①】売買益狙い
株式投資で利益を上げる最も一般的な方法が、株価の上昇による売却益です。
株価が安いうちに株を購入し、株価が上がった時点で売却して利益を得ます。
売買益を得るためには、将来株価が上がるかどうかを予測する必要があり、企業分析やチャートの分析が欠かせません。
企業分析やチャート分析を極めた人だけが、株式投資の世界で稼ぐことができるのです。
【稼ぎ方②】配当金・株主優待狙い
株式投資は、配当金や株主優待目当てで投資するのもありです。
配当金は、企業があげた利益の一部を投資家に分配したものです。
配当金は株価の上下に影響されることなく安定的にもらえるため、手堅い収入源となります。
また、最近では株主優待を目的に投資を始める人もいます。
株を持っているだけで商品券や製品がもらえるため、株主優待は投資初心者を中心に非常に人気があります。
株主優待に興味がある人は、以下の記事が非常に参考になると思います。
株の取引方法
株式投資の始め方としては、証券会社に口座を開設し、お金を入金して、実際に売買の注文を出す流れとなります。
証券会社に口座を開設するなら、手数料の安いネット証券で口座を開設することをお勧めします。
さて、株の注文方法には大きく分けて3種類あります。
・成行注文
・指値注文
・逆指値注文
注文を出したからといってすぐに注文が成立するわけではなく、買い手と売り手の「価格」と「数量」が一致してはじめて注文が成立します。
成行注文
成行注文とは、株価を指定しないで注文を出す方法です。
株価はいくらでもいいので、とにかくすぐに取引したいときに利用します。
指値注文
指値注文は、株価を指定して注文する方法です。
自分の希望する価格で取引ができるメリットがありますが、注文がなかなか成立しないデメリットがあります。
逆指値注文
逆指値注文は「指定した株価以上になったら買う」「指定した株価以下になったら売る」という注文方法です。
主に損切りなどの場面で利用することが多い注文方法です。
株の注文方法は株式投資の基本中の基本ですので、以下の記事には必ず目を通してください。
株式投資の予算
株の取引をするためには、「単元」という単位でしか取引することができません。
例えば株価が10,000円、単元が100株の銘柄があるとすると、最低投資額は100万円(10,000円×100株)からとなります。
10株単位で10万円分購入するというのは、原則できません。
なお、厳密にいうと単元以下でも取引する方法はありますが、投資の効率性などを考えると、最低でも100万円以上は予算として欲しいところです。
株式投資の取引スタイル
株式投資の取引スタイルは、取引する頻度によって以下のように分けられます。
・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
スキャルピングは、一回の取引が数秒から数分程度で完結する取引手法です。
デイトレードは、1日で全ての取引が完結します。
スイングトレードになると、数日から数週間程度で取引が完結します。
サラリーマンは平日は仕事で忙しいため、時間の融通がきくスイングトレードがお勧めです。
IPO投資
IPO投資とは、証券取引所に新しく上場する銘柄に投資する方法です。
IPOの価格は上場後に上がることが普通ですので、上場前に安く仕込み、上場したらすぐに売り切るのがIPO投資の基本です。
過去の実績では、7割ほどの確率で上場後に価格が上昇する傾向があります。
つまり、IPO投資は7割以上の確率で儲かるということです。
しかし、最近はIPO投資の人気が非常に高く、IPOに申し込んでも抽選になって当たらないことが多くなってきました。
株式投資の損切り
これは全ての投資にも言えることですが、「損切り」ができるかできないかで、投資で成功するかどうかが変わってきます。
そもそも損切りとは、損失を最小限に食い止めるため、損失がまだ少ない段階で株を全て売り切ってしまうことをいいます。
損切りのメリットとしては以下の2つがあります。
・損失の拡大を防げる
・資金の塩漬けを防げる
損切りを行うことで、それ以上損失が拡大することを防ぎ、損失を最小限に食い止めることができます。
また、損切りによって資金が塩漬けになることを防ぎ、もっと有望な銘柄に資金を向けられるようになります。
株式投資で成功するためには、利益確定よりも損切りの方が大切です。
株式投資の失敗事例
株式投資は、誰でも簡単に始められるため、失敗する人が多くいます。
株式投資で失敗する人はある程度決まっていて、以下のパターンがあります。
・人から勧められた銘柄に投資する
・利益が出たらすぐに売ってしまう
・なかなか損切りできない
・全財産を投資に回す
特に多いのが、人から勧められた銘柄を盲目的に購入してしまうことです。
明確な根拠がないのに投資を始めるのは非常に危険なことですので、注意しましょう。
誰だって失敗はしたくありませんので、以下の記事は絶対に読んでおいてください。
株式投資のまとめ
株式投資は、誰でも簡単に始められるからこそ、しっかりと知識を身につけてから始めたい投資です。
まずは株式投資の基本をしっかりとマスターして、それから投資を始めましょう。
- 株式投資は、しっかりと知識を身につけてから始めないと失敗する
- 株式投資で利益を上げる方法には、売買益、配当金、株主優待などがある
- 株式投資では損切りが非常に大切
- IPO投資は7割以上の確率で成功するためお勧め
また、株式投資についてもっと知りたい人は、株式投資の記事一覧をご覧になってください。
記事一覧
しっかりと基本を身につけてから投資を始めましょう。
【投資の種類⑥】FX(外国為替証拠金取引)
投資の世界では、FXもかなり有名です。
以前、FXで数億円稼いだ主婦が話題となりましたが、FXは一攫千金が狙える投資です。
FXもしっかりと勉強すれば勝てるようにはなりますが、ハイリスク・ハイリターンな投資な投資ですので、相当勉強してから始めた方がいいでしょう。
FXの基本
FXは「Foreign Exchange」の略で、日本語に直すと「外国為替証拠金取引」となります。
FXで利益を上げる方法としては、為替レートの変動を利用してトレードする売買と、金利差(スワップポイント)を利用して利益を上げる方法とがあります。
トレードで利益を上げる場合、例えば1ドル=100円の時に100円分のドルを買って、1ドル=120円の時に円に戻せば、差額の20円(120円−100円)が利益となります。
FXで利益を上げるのは、トレードによる方法がメインです。
一方のスワップポイントは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を保有することで、金利の差額分を毎日利益として受け取ることができます。
FXのレバレッジ
FXには「レバレッジ」という仕組みがあり、国内では自己資金の最大25倍までの金額を取引することができます。
例えば、10万円の自己資金がある人は、レバレッジを使えば、最大で250万円までの取引ができます。
なお、海外のFX会社なら、25倍のレバレッジ規制はありません。
ただし気をつけなければならないのが、レバレッジをかけると、利益が出たらその利益は25倍になりますが、損失が出るとその損失が25倍にまで拡大するということです。
普通の投資ではどんなに損してもその損失は投資額の範囲に収まりますが、レバレッジをかけると、損失が投資額以上に拡大して、借金になることがあります。
気をつけて使わないと本当に危険です。
FXの取引スタイル
FXのトレードは、取引する時間の長さによって以下のように分けられます。
・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
・ポジショニングトレード
それぞれの取引スタイルには一長一短がありますので、あなたに合った取引スタイルを選びましょう。
スキャルピング
一番取引時間が短いのがスキャルピングです。
スキャルピングは数秒から数分で一回のトレードが完結します。
取引する時間が短いため、価格の振れ幅は小さく、リスクも小さくなります。
しかし、トレード一回あたりの利益も小さくなるため、取引を何回も繰り返すことで利益を積み上げていきます。
デイトレード
デイトレードは1日単位でトレードする取引スタイルです。
スキャルピングほど取引回数は多くありませんが、1日のうちに何回も取引を行い、トータルで勝利を狙います。
スイングトレード
スイングトレードになると、数日から数週間にわたって取引を行います。
上昇局面や下落局面の流れに乗って取引を行い、その流れが終わったタイミングで利益確定するスタイルです。
1日に数回チャートを見るだけでいいので、時間を取られることなく投資できます。
ポジショニングトレード
ポジショニングトレードになると、数ヶ月〜数年単位で取引を行います。
チャートを見る時間はほとんど必要ありません。
ポジショニングトレードは、スワップポイント狙いの人が多いです。
なお、取引スタイル別の参考記事は以下になります。
FX会社選びの基準
FXを始める上では、会社選びも非常に大切です。
手数料が安いことはもちろんこと、注文が成立しやすく、取引画面の操作がしやすい会社を選びましょう。
以下にFXの会社選びの基準をまとめます。
・取引手数料が安くやスプレッドが狭い
・スワップポイントが高い
・スマホアプリや自動売買などの注文機能が豊富
・注文が成立しやすい
・取引システムが安定している
・取引画面が使いやすいかなど
長く付き合っていく会社になりますので、会社選びは慎重に行なった方がいいでしょう。
なお、口座開設だけは無料なので、まとめて口座開設して、いろいろな会社を試してみるといいでしょう。
FXのリスク
相場が1円動くだけで破産する人が出ると言われるぐらい、FXはリスクが高い投資です。
FXのリスクは、為替レートの急変動はもちろんのこと、レバレッジのかけすぎや、スリップページ(注文が成立しない状況)などFX会社に起因するリスクもあります。
以下に代表的なFXのリスクを挙げます。
・為替変動リスク
・金利変動リスク
・レバレッジによるリスク
・強制決済されるリスク
・流動性リスク
・スリップページリスク
・システムリスク
特に「レバレッジ」のかけすぎが非常に危険ですので、初心者のうちはレバレッジをかけないで取引するか、かけても数倍程度に抑えましょう。
FXを始めるなら、以下の記事には必ず目を通して、リスクを理解した上で取引を行いましょう。
FXのロスカット
FXには投資家を損失から守るためにロスカットという仕組みがあります。
ロスカットとは、含み損がある一定額以上に拡大した時に、強制的に決済する仕組みです。
これだけ聞くと、ロスカットはいい制度のように聞こえますね。
極端な話、1億円の含み損が出ていても損失が確定しなければ問題ありませんが、ロスカットが行われると、損失が強制的に確定してしまいます。
ロスカットはFXを始めるなら絶対に押さえておきたいことですので、以下の記事には必ず目を通してください。
参照:FXウォーカー
FXのまとめ
FXは、投資初心者の間でかなり人気のある投資ですが、多くの人が大火傷しているのが現状です。
FXを始めるなら、正しい知識を身につけ、デモトレードで勝てるようになってから始めるのが賢明です。
FXを否定するつもりはありませんが、投資初心者が迂闊に手を出していい投資ではありません。
- FXはハイリスク・ハイリターンな投資
- FXで利益を上げる方法は、為替レートの変動による売買益か、金利差を利用したスワップポイント
- FXには様々なリスクがあるが、特にレバレッジのかけすぎには注意
- FXは正しい知識を身に付けてから始めることが大切
また、FXについてもっと知りたい人は、FXの記事一覧をご覧になってください。
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【投資の種類⑦】債券投資(個人向け国債)
手堅く資産運用を進めたい人は、債券投資を始めることがお勧めです。
債券投資は株式投資などの投資と比べてリスクが低いため、手堅く資産を増やしていくことができます。
ここからは、債券投資の基本から始まり、債券の種類やリスクについて解説します。
債券投資とは
債券投資は、債券に投資することで利益を得ます。
債券とは、国や地方公共団体、企業が、資金調達をするために発行する有価証券です。
債券にはあらかじめお金を返す日(償還日)や利払日(利子ががもらえる日)が定められており、一定期間ごとに利子がもらえ、償還日になると元本が戻ってくる仕組みです。
債券の発行者(発行体)の経営が悪化したりつぶれない限り、債券は確実に利益が得られるため、手堅い投資といえます。
しかし、ローリスク・ローリターンという言葉が示す通り、債券は安全性が高い分、利益(リターン)が少なくなります。
債券投資の種類
債券は、例えば国が発行したら国債、企業が発行したら社債と、色々な種類があります。
ここからは、個人でも投資できる代表的な債券を解説します。
- 個人向け国債
- 個人向け社債
- 外国債券
個人向け国債
個人向け国債は、個人でも購入しやすいように設計された国債です。
その特徴は大きく分けて2つあります。
安全性が高い
個人向け国債は「国債」であることから分かる通り、日本政府が破綻しない限り元本と利子の支払いが保証されていますので、安全性はピカイチです。
金融商品としては最も安全な部類に入る商品です。
ですが、その分利回りはかなり低く、定期預金の方が高いです。
個人でも投資しやすい国債
個人向け国債は、個人でも投資しやすいように最低購入単価が1万円からになっていたり、発行後1年経つと換金できるようになるなど、かなり使い勝手が良くなっています。
個人向け国債には3種類あり、変動金利型で満期が10年の「変動10」、固定金利型で満期が5年の「固定5」、満期が3年の「固定3」があります。
また、個人向け国債には最低保証金利が設定されており、金利が0.05%を下回ることはありません。
しかし、今はネット銀行の金利の方が高いので、金利という意味では、個人向け国債に投資するメリットはあまりないでしょう。
個人向け社債
個人向け社債とは、個人でも購入しやすいように最低購入単価を100万円程度まで抑えた社債です。
そもそも社債とは、企業が事業資金を調達したり、設備投資のために発行する債券です。
社債の単価は1億円規模とかなり高額なのが普通です。
参考記事 「社債とは?社債の魅力とリスクについて」
個人向け社債の特徴として、個人向け国債や定期預金比べて利回りが高いことが挙げられます。
安全性が高く利回りが高い投資を探しているなら、個人向け社債はかなり有望な投資先です。
ただし、個人向け社債はかなり人気があり、発売されるとすぐに完売することが多いため、発行情報をいち早くキャッチすることが大切です。
外国債券
外国債券は、海外の債券に投資します。
海外の債券は日本と比べてかなり利回りが高く、先進国の国債でも利回りが1%を超えます。
なお、投資初心者がいきなり外国債券に投資するのはハードルが高いので、例えば外国債券を運用する投資信託に投資するのもいいでしょう。
ちなみに、外国債券には特有のリスクがありますので、以下の記事は一読しておくといいでしょう。
債券投資のリスク
債券投資のリスクは、主に3つあります。
・信用リスク
・価格変動リスク
・為替変動リスク
この3つのリスクのうち、特に信用リスクに気をつける必要があります。
信用リスク
信用リスクとは、債券の発行者の経営が悪化したり倒産することによって、債券の利払いや元本の支払いができなくなるリスクです。
信用リスクを見極めるのはなかなか難しいことですが、国債だったら発行した国の政治経済動向を、社債だったらその会社の経営状況を確認することで、ある程度見分けられます。
また、「信用格付け」を参考にするのもいいでしょう。
信用格付けとは、お金を返す能力を客観的に評価したものです。
例えば格付会社のスタンダード&プアーズでは、「AAA」が一番信用力が高い格付けになります。
なお、信用格付けはあくまで参考にすぎませんので、実際には軽く流す程度でいいと思います。
価格変動リスク
価格変動リスクは、債券を満期前に売却するときに発生するリスクです。
債券の価格は、市場の状況によって日々変動しており、高くなることも低くなることもあります。
そのため、売却時に損失が出ることもあるのです。
なお、債券は満期まで持ち続けることが基本ですので、価格変動リスクはそれほど気にしなくていいでしょう。
為替変動リスク
為替変動リスクは、外国債券などに投資する際に発生するリスクです。
為替レートは日々変動していますので、日本円換算した時の債券の利息や元本は増えたり減ったりします。
為替レートの変動によって投資の成果に影響が出ることが、為替変動リスクです。
為替リスクを避けるために、外国債券に投資したら、利息や元本を日本円に戻さないで外国通貨のまま持ち続けるのも戦略としてはありです。
債券投資のまとめ
債券投資は、手堅く資産を増やしていきたい人におすすめな投資です。
個人が投資できるものとして、個人向け国債や個人向け社債、外国債券などがあります。
なお、債券投資は少しハードルが高いので、投資初心者は投資信託から始めてみるのも一つの手です。
-
- 債券投資は、手堅く資産を増やしていきたい人にお勧め
- 債券投資で利益を上げる方法は、利子を受け取るか、元本が戻ってくるか、または債券の売手間やハードルを考えると、債券型の投資信託に投資するのもあり
また、債券投資についてもっと知りたい人は、債券投資の記事一覧をご覧になってください。
記事一覧
まずはあなたが興味を持った投資から“小さく”始めてみましょう!
投資の種類のまとめ
ここまで投資の種類を一通り解説してきました。
それぞれの投資にはメリット・デメリットがありますので、自分なりに内容を理解して、興味がある投資からぜひ取り組んでください。
念のため、ここまでで取り上げた投資の種類を一覧形式で掲載します。
あなたが興味を持った投資をクリックすると記事一覧ページに飛びますので、一通りのページに目を通して学習してみてください!
1、投資信託
2、仮想通貨
3、不動産投資
4、ソーシャルレンディング
5、株式投資
6、FX
7、債券投資(個人向け社債)
投資と非課税制度
最近は非課税制度がかなり充実していて、税金を取られることなく投資できることが珍しくありません。
投資を検討している人は、非課税制度を利用することも視野に入れましょう。
非課税制度を利用しよう
投資を始めるなら「非課税制度」を利用するのがおすすめです。
投資の利益にはおよそ20%の税金がかかりますので、非課税制度を利用することで、その税金の負担から完全に解放されます。
さて、非課税制度は現状4種類ほど用意されています。
以下、それぞれの特徴を順番に解説します。
- NISA
- つみたてNISA
- ジュニアNISA
- 確定拠出年金
NISA
NISAは、20歳以上の成人を対象とした非課税制度です。
年間120万円までの投資利益に対する税金が5年間非課税となります。
ただし、NISAは損失が出た時には損益通算などの救済措置が利用できないため、注意が必要です。
NISAについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ジュニアNISA
ジュニアNISAは、20歳未満の子どもを対象とした非課税制度です。
子ども一人あたり年間80万円までの投資が非課税となります。
なお、未成年の子どもが資産運用を行うのは現実的ではなく、実際には親権のある両親が運用するのが普通です
子どものために資産を残せるのが、ジュニアNISAの大きなメリットです。
つみたてNISA
つみたてNISAは、年間40万円までの投資が20年間非課税となる長期投資向けの非課税制度です。
20年にもわたって非課税となるつみたてNISAは、老後の資産形成に非常に有効な制度です。
老後の資金の準備をするなら、つみたてNISAは間違いなくおすすめできます。
確定拠出年金
確定拠出年金とは、自分の年金を自分で用意する「私的年金」に属する年金制度です。
現役時代に掛け金を支払って運用し、引退後の60歳以降に掛け金を年金として受け取ります。
将来受け取る年金額は運用状況によって変わり、年金が増えたり減ったりするため、「自己責任」の色が強い年金制度です。
なお、掛け金が全額所得控除の対象となったり、運用益が非課税となったり、税制上かなり優遇されていますので、老後に備える意味では、確定拠出年金も非常に有効な制度です。
次からは僕のプロフィールを紹介します!
現役サラリーマン投資家「目代康二」のプロフィール
ここからは、打って変わって僕の説明をしたいと思います。
このブログを運営しているのは、28歳の現役サラリーマン投資家「目代康二(もくだいこうじ)」です。
「目代康二って一体何者?」
という方に向け、ここからは僕の自己紹介をさせていただきます。
1、目代康二のプロフィール
2、僕が投資をする理由
3、僕のブログが気になる人へ
4、メルマガ・LINE@のご案内
5、僕のSNS
目代康二のプロフィール
僕はサラリーマンとしてベンチャー企業で働きながら、様々な投資を行っているサラリーマン投資家です。
今から3年ぐらい前に「投資」に目覚め、以来様々な失敗と成功を積み重ね、いまではサラリーマンをいつでもリタイアできる状態にまで登り詰めることができました。
いま僕が実践しているのは、以下のような投資です。
・投資信託
・一棟アパート
・区分マンション
・シェアハウス
・仮想通貨
・ICO
・仮想通貨マイニング
・事業投資など
僕はまだ28歳ですが、どうしてここまで投資を拡大できたか、あなたは気になりませんか?
その秘密は、この記事を良い進めていただければ分かります!
ちなみに、僕のプロフィールをもっと知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
プロフィール 「現役サラリーマン投資家目代のプロフィール」
僕が投資をする理由
僕が投資に目覚めたのは、ある一冊の本がきっかけです。
それは
「金持ち父さん貧乏父さん」
という本です。
この本を読んで、僕は自分の人生が
「一生お金に追われ続けるだけの人生」
になってしまうということに気がつきました。
一生懸命会社で働いて、最低限の給料をもらって、その少ない給料の中で結婚して、車を買って、家を買って、子供の教育費用を払って、60歳のおじいさんになるまで奴隷のように働かされる
↑世の中のこのような仕組みに、僕は気づいてしまったのです。
僕はこの状況から抜け出すため、投資を始めることを決意しました。
でも、最初はやはりなかなかうまくいきません。
でも、とある事件をきっかけに、僕は本気で投資を行うことを決意しました。
参考 「僕が投資をする理由」
僕は一生止まるつもりはありません。
僕が投資で頑張っている姿を見て、ほかの人にも投資を始めて人生を少しでも変えてほしい。
だからこのブログを立ち上げました。
このブログに載っている情報は、単なる教科書的な知識ではなく、僕が実際に投資をする中で学んだ「経験」が豊富に盛り込まれています。
現役投資家から直接投資を学べる機会はそうないと思いますので、このブログからしっかりと投資の知識を盗んでいってください。
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この記事の総まとめ
この記事では、これから投資を始めるあなたに向け、投資の基礎知識を一通り解説してきました。
この記事を何度も読み返していただいて、投資の基本をしっかりと理解してくださいね。
やっぱり、誰だって初めてやることは分からないことだらけです。
僕もそうでしたから。
でも、しっかりと基本を身につけて投資を始めれば、何も恐れることはありません。
むしろ、「行動」しないことの方がよっぽどリスクです。
この記事を参考に、あなたも投資にチャレンジしてみてくださいね!
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