クラウドファンディングとは、インターネットを使った資金調達方法で、近年は新しい資金調達方法として注目されています。
クラウドファンディングを使えば、誰でも簡単に資金調達ができますので、自分のアイディアを誰でも実現できるようになります。
一方で、投資家からすると、普通の投資よりも高いリターンが狙えたり、まだ世の中に出回っていない新しい商品やサービスを手に入れられるメリットがあります。
この記事では、そんな魅力たっぷりのクラウドファンディングに焦点を当て、メリットとデメリットを中心に解説します。
(2020年7月26日更新)
クラウドファンディングの基本
まずはクラウドファンディングの基本から押さえましょう。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて、不特定多数の人から資金調達することをいいます。
最近では、起業家やクリエイターが資金を調達する方法として、注目されています。
また、資金を提供する側としても、自分の関心のある分野に資金を提供できるメリットがありますし、利回りもかなり高めに設定されているため、投資先としても魅力があります。
クラウドファンディングの歴史
クラウドファンディングは、アメリカにて2000年以降にサービスが開始されました。
そして、日本に最初にクラウドファンディングが入っきたのが2011年で、最初に始まったクラウドファンディングサービスが「Ready for」です。
その後、日本最大級の規模を誇る「CAMPFIRE」がスタートしました。
海外ではクラウドファンディングの規模は数兆円に達していますが、日本に限っていうと、まだまだ規模は小さいです。
今後、クラウドファンディングの市場はさらに拡大することが予想されます。
参照:CAMPFIRE
クラウドファンディングの流れ
クラウドファンディングでは、まずプロジェクトの起案者がプロジェクトの情報をクラウドファンディングサイト上に掲載します。
そして、そのプロジェクトに共感した人がいると、共感した人たちから少しずつ資金が集まってきます。
その資金が当初予定した金額まで集まるとプロジェクトが成立し、プロジェクトの立案者は、集まった資金を元にプロジェクトを開始します。
そして、クラウドファンディングのサービス運営者は、プロジェクトが成立すると、集まった資金の数十%を手数料として徴収します。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングは、金融型、購入型、寄付型の3種類に分けられます。
融資型
金融型のクラウドファンディングは、出資者が特定のプロジェクトに出資し、その見返りとして金銭等が受け取れるものをいいます。
主な投資先は、未公開株や不動産投資、海外投資などです。
ソーシャルレンディングといった呼ばれ方もします。
例えば利回りが7%を超えるものも多くあり、投資としてはリターンが高い部類に入ります。
なお、ソーシャルレンディングの会社としては「maneo」が非常に有名ですが、「CAMPFIRE Owners」もおすすめです。
以下にリンクを記載しておきますので、ぜひ登録だけしてみてください!
参考:「ソーシャルレンディング投資のリスクと対処方法のやさしい解説」
購入型
購入型のクラウドファンディングは、出資者に対して金銭以外の見返り(リターン)があるものをいいます。
リターンとしては、そのプロジェクトが成立したら作られる商品やサービスなどがあります。
リターン目当てに出資されることが多いため、プロジェクトの魅力そのものも大切ですが、リターンの内容も重要です。
クラウドファンディングで登場する商品にはまだ市場で出回っていない商品も多くありますので、色々と商品を探してみると面白いかもしれません、
参照:CAMPFIRE
寄付型
寄付型は、文字通り「寄付」型のクラウドファンディングのため、出資者にはリターンがないクラウドファンディングです。
主なプロジェクトとしては、途上国支援などの社会的意義のあるものが多いです。
クラウドファンディングでは、プロジェクトの状況が公開されるため、寄付をした後の状況が透明化されるメリットがあります。
参照:Ready for
【投資家サイド】クラウドファンディングのメリット
ここからは、クラウドファンディングに投資するメリットを解説します。
少額の資金から投資できる
クラウドファンディングに投資するメリットは、少額の資金から投資が始められることです。
少額の資金で自分が応援したいプロジェクトに投資することができるため、楽しみながら投資を始めることができます。
【金融型】金利が高い
金融型のクラウドファンディングの金利は、かなり高いです。
例えば金融型のクラウドファンディングの中には、年利で5%を超えるものもあるぐらいです。
現在の銀行金利はスズメの涙ぐらいですから、貯金に回しているお金をいくらかクラウドファンディングに振り分けてもいいでしょう。
自分の興味がある分野に投資できる
クラウドファンディングには実に様々なプロジェクトがありますので、自分の興味のある分野を見つけ、それに投資することができます。
寄付型のクラウドファンディングには社会的意義の強いものもありますので、投資をしながら社会貢献もできるメリットがあります。
【投資家サイド】クラウドファンディングのデメリット
クラウドファンディングにはデメリットもあります。
プロジェクトが成立するとは限らない
クラウドファンディングの一番のデメリットが、自分が出資したプロジェクトが、必ずしも成立するとは限らないことです。
クラウドファンディングには目標金額が設定されており、募集が締め切られる時点で目標金額に達していなければ、プロジェクトは実行されません。
実行されないプロジェクトの見分け方として、実現可能性が低かったり、コンセプトが曖昧であったりすることが挙げられます。
プロジェクトが失敗してもお金が戻らない
クラウドファンディングは、出資した後に解約できない特徴があります。
そのため、プロジェクトが失敗に終わっても、資金を取り戻すのは難しいのです。
私たち投資家が取れる防衛手段としては、担保や保証があるクラウドファンディングを選ぶようにしたり、規約を事前に確認したりすることが挙げられます。
投資初心者の方への厳選記事 投資初心者にお勧めの記事はこちら!
クラウドファンディングのメリット・デメリットまとめ
今回は、最近注目されているクラウドファンディングについて、解説してきました。
クラウドファンディングへの投資は、実は利回りが非常に高く、かなりオススメです。
特に融資型クラウドファンディングであるソーシャルレンディングは、年利5%超えも夢でありません!
ぜひ、あなたもクラウドファンディングやソーシャルレンディングについて情報収集してみてくださいね。
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