最近は夫婦共働きが一般的になってきました。しかしそれもDINKSだったり、子どもが一人で実家や義実家の援助で成り立っていることがほとんどです。どうしても家事労働などが女性に傾きがちな昨今、妻側が仕事を辞めることもありえる事態です。
この記事では、夫婦共働きの人はより効率的にお金が貯まるように、また妻がいつ専業主婦になっても困らないように、夫婦で節約してお金を貯める方法を解説していきます。知識があれば、不測の事態に陥ってもお金に困ることはありませんので、しっかりと節約術をマスターしましょう!
おすすめの節約術を一挙公開!
まず検討しなければいけないのは、支出の見直しです。夫婦共働きの人は、外食費用や被服費などにかなりの金額を使っている可能性がありますので、まずはそこを中心に見直しましょう。
家計簿をつけよう
家計の状況を把握する有効な方法として、家計簿をつける方法があります。特に、夫婦共働きの人は夫婦別々にお金を管理していることが多いですから、まずはお互いの収支を記録し、現状を認識するようにしましょう。
家計簿をつける際、普段出ていく支出をまとめるところからスタートしましょう。今は支払いが多岐にわたっているため、現金支出やクレジットカードの支出など複数チェックするところがあります。どのように自分がお金を支払っているかも意識できます。
家計簿と聞いてあなどってはいけません。家計簿をつけるだけでも支出が大幅に減る家庭があるぐらい、家計簿は有効な節約手段です。家計簿をつけるだけなら「無料」ですので、ぜひとも挑戦しましょう!
クレジットカードには注意
最近何かとクレジットカードを使う機会が増えましたが、クレジットカードを使うときに数字を意識しない人も多く、うっかり使いすぎている可能性があります。収入と支出が合わないといったことがないように注意が必要です。
現在はクレジットカードの履歴がネット上ですぐに確認できるので、カード払いが多い家計であれば、クレジットカードのネット明細を常に確認できるようにしておきましょう。
また、クレジットカードはポイントが貯まりますので、うまく使えば家計的にも大助かりです。
食費を見直す
節約の王道として、やはり食費を減らすことも大切です。
食費を削りすぎると健康を害するためよくないという声もありますが、例えば夫婦でお弁当を用意してみたり、会社の飲み会を2回に1回は断ってみたり、まずは簡単にできることから始めてみましょう。
また、普段の買い物でもセール品やおつとめ品を使った献立を考えることで、食費を節約することができます。今はクックパッドなどで材料を入力するだけで、簡単にレシピ検索もできるので、冷蔵庫の残り物と合わせて効率よく料理が可能です。
電気代にも注意
水道代やガスなどの水道光熱費は、家で食事を作る回数が増える増加する恐れがあります。
最近はオール電化の家も増えているので、電気代が意外とかかるかもしれませんが、ガスを利用するよりも電気を利用する方が野菜の調理などは節約になるので、電気をうまく活用しない手はありません。
電気代は契約アンペアによって基本料金が違うので、一度アンペア数を確認してみると良いでしょう。
契約アンペア数が大きいなら、電力会社に申し入れるだけでアンペア数を下げることが可能です。電気メーターの交換が必要ですが無料でやってもらえるので検討してみましょう。
ふるさと納税
節税という意味では、ふるさと納税なども一つの選択肢です。
ふるさと納税は、地方自治体に寄付することで、返礼品をもらうことができる制度です。確定申告をすると寄附金控除で還付金を得られるので、サラリーマン世帯であれば積極的に活用していきたいところです。
年収に応じて寄付できる金額の上限があるため、自分の給与を把握し、範囲内で行うことも重要です。
また、最近は5地方自治体までの寄付に関して確定申告なしでできるようになりました。ワンストップ特例制度といい、忙しいサラリーマン世帯でもふるさと納税がやりやすくなっています。
収入をアップさせる発想も持とう!
お金を貯めるためにできることとして、「節約」は手っ取り早く始められますが、できる範囲も限られています。そのため、節約だけでなく収入を増やす方法も検討してみると良いでしょう。
転職する
収入を増やすという意味では、転職も立派な方法の一つです。
現状、新卒採用は売り手市場になっており、転職市場も人手不足のため活況を呈しています。今と同じような仕事内容でも、給料や待遇がもっといい会社はいくらでもありますので、自分の可能性を狭めないために、一度自分のスキルを確認するため転職サイトをのぞいてみるのも良いでしょう。
副業を始める
いきなり転職するのが難しいなら、副業を始める方法もあります。副業であれば、土日祝日といった休みを利用して手軽に始められますし、自分の趣味を生かすことも可能です。
副業ならば、妻も空いている時間を使って行うことができます。今は在宅ワークの募集も多く、秘書業務や電話応対といったことも家にいながらできます。登録サイトも多く、複数の仕事から選べるため、自分に見合ったものにチャレンジすることが可能です。
クラウドソーシングサイトなどを使えば、デザインやイラストの依頼、記事作成や文字起こしの依頼など多岐にわたる仕事を受注することも可能です。就労支援制度なども整いつつあり、スキルがなくても始めやすくなっています。
世の中的にも、副業解禁の方向性ですので、これを機に副業を始めてみるのもいいでしょう。やり方さえ間違わなければ、副業で本業以上に稼ぐことも十分可能です。
ただし、在宅ワークとはいえ仕事は仕事なのでオンオフの切り替えや時間の調整などは必要です。副業をやりすぎて本業に支障をきたしては本末転倒です。無理のない範囲で取り組むのが良いでしょう。
不用品販売
また、在宅ワークとともに活発に行われているのが不用品販売です。メルカリなどのアプリで簡単に出品、不用品を売ることができます。
家の中にある不用品を販売するだけで、数十万円は稼げるはずです。ミンネといったハンドメイドマーケットサービスを利用してアクセサリーなどのアイテムを販売するといった方法もあります。
投資を始める
最近増えてきているのが投資です。資産運用の一環としてiDeCoやつみたてNISAといった制度を使った投資が増加している傾向にあります。
iDeCoは、「確定拠出年金で利益を出す運用方法はどれがおすすめ?」でも説明している通り個人型確定拠出年金と呼ばれるもので、企業に勤める会社員ならば毎月2万3000円を上限として金融資産を専用口座で運用することができます。積み立てた金額分、所得控除の対象となるため、節税効果が期待できます。
iDeCoは60歳までは拠出できないデメリットがありますが、一時的に積立を停止したり再開したりすることが可能です。運用している期間の利益は非課税になるほか、受け取り時も運用益部分に所得控除が使えるので、節税効果が高い制度となっています。
つみたてNISAは、設定された投資信託のみを専用口座で運用する制度です。年間の上限が40万円となっており、つみたてNISAの口座で運用している分は20年間非課税です。夫婦二人であれば、それぞれの口座を作って運用することが可能です。
参考:「つみたてNISA(積立NISA)のメリットとは?基本をやさしく解説」
投資はリスクがあるため、必ずしもお金が殖えるわけではありません。しかし、国の制度などを活用すれば税金の節約ができたり金融の知識を増やすことができます。少額からの投資デビューとしてiDeCoやつみたてNISAといった制度活用はおすすめです。
まとめ
最近は、専業主婦とはいっても在宅で仕事をしたり資産運用で稼いでいる女性も多くいます。
会社をやめたからといって稼ぐ手段がないわけではありません。世帯年収を大きく落ち込ませないためには、家計を見直して上手に節約をすること、金融の知識を身につけて、節税やお金の殖やし方を学ぶことが必要です。
今はネットを活用すれば知識も得られるし仕事も得られるようになってきています。貯金を継続していくためにも、節約や投資に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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