外国債券

外国債券の5つのリスクと対処方法を解説

安全でかつ高い利回りが狙える外債(外国債券)に興味を持つ人も多いと思います。

ですが、高金利が狙える外債は、その分リスクが高くなっています。

この記事では、外債の基本とリスク、その対処方法について解説していきます。

(この記事は、過去に書かれた記事を2018年7月11日に加筆修正したものです。)

外国債券の基本

それでは早速、外債について見ていきましょう。

外債とは

外債というのは、外国債券の略で、発行された市場、発行体、通貨のいずれかが外国のものである債券のことを言います。

外債の種類

外債の種類は3種類あります。

外貨建ての債券

購入時の払い込み、利子、償還の全てが外貨で行われる債券です。

・外国内での債券

外国の発行体が、その国の市場で、その国の通貨で発行する債券です。

・ショウグン債

②外国の発行体が、日本の市場で、外国の通貨で発行する債券です。

円建てで発行された債券

購入時の払い込み、利子、償還の全てが円建てで行われる債券です。

この場合、外債といっても外貨建てではないため、為替リスクがありません。

・サムライ債

日本の市場で、外国の発行体が、円建てで発行する債券です。

・ユーロ円債

日本や外国の発行体が、日本以外の市場で、円建てで発行する債券です。

二重通貨建債券

購入時の払い込み、利子、償還の全てが、2種類の通貨で行われる債券です。

・デュアルカレンシー債

購入時の払い込みと利子の受け取りが日本円で、償還時の受け取りが外貨で行われる債券です。

利子は日本円のため確定している一方、償還金は為替リスクにさらされます。

・リバースデュアルカレンシー債

購入時の払い込みと償還金の受け取りは日本円で、利子の受け取りは外貨で行われる債券です。

償還金は日本円なので確定している一方、利子の受け取りが為替レートによって変動する可能性があります。

外債のメリット

ここからは狭義の意味での外債、つまり外貨建ての債券に焦点を絞って解説していきます。

高利回りである

外債のメリットは、何と言ってもその金利の高さでしょう。

ゼロ金利政策で金利が低水準の日本に比べて、外国の金利はまだまだ高いです。

ちなみに、日本の10年物国債の取引利回りは-0.044%で、アメリカは1.8%となっています。

この時点で、利回りが全然違うのがわかります。

ただし、金利が高いことだけに目がいってしまうと、思わぬ落とし穴にはまることになります。

なぜなら、金利が高いということは、発行した通貨の国がインフレであったり、信用リスクが高いことが考えられるからです。

つまり、リターンが大きくなるということは、それだけリスクも大きいということです。

リスク分散となる

外債は債券と外貨建て商品の2つの側面を持っています。

株式と債券は違う値動きをしますから、外債を持っているとリスク分散することができます。

為替差益も狙える

外債を購入すると、為替レート次第で為替差益を狙うこともできます。

ただ、外債は債券自体の価格変動と為替レートの変動、両方の影響を受けますので、売買の際には両方に注意する必要があります。

外債の抱えるリスク

ここからは、外債の抱えるリスクについて見ていきましょう。

価格変動リスク

市場で取引されている債券は、その価格が日々変動します。

債券価格の変動要因はさまざまですが、主に市場金利の影響を受けます。
市場金利が上がると債券価格は下がり、市場金利が下がると債券価格は上昇します。

他にも、例えば欧州通貨危機でのギリシャ国債のように、債券の発行体の信用度が下がると、債券の価格も下落します。

信用リスク

信用リスクは、債券を発行する国や企業が約束通りに元本や利息を支払えないリスクです。

信用リスクが高い発行体が債券を発行する場合、金利が低いと誰も買い手が現れませんから、当然金利は高くなります。

この信用リスクを客観的に把握する方法として、格付け会社の格付けを利用する手があります。
世界的に有名な格付け会社としてはS&Pやムーディーズがあります。

債券を購入する際には、格付けを確認してから購入するようにしましょう。

流動性リスク

流動性リスクというのは、売り手と買い手が少ないため、債券を売りたいときに売れないリスクです。

流動性リスクがある場合、希望価格よりも値段を下げないと売れない場合もあります。

為替リスク

外貨建て債券のリスクとしては、やはり為替リスクがあります。

円高の時に外債を買い、円安の時に償還されれば、為替差益を得ることができますが、反対のケースでは為替差損を出すことになります。

つまり、外債ではこの為替リスクに常にさらされることになります。

カントリーリスク

カントリーリスクとは、投資した国や地域において、政治・経済状況の変化によって債券の価格が変動するリスクのことを言います。

国家が破綻して債務不履行になったり、バブル崩壊で経済が破綻するなど、さまざなケースが考えられます。

特に発展途上国などでカントリーリスクが高い傾向にあります。

サラリーマン康二
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外債のリスクへの対応方法

ここまで外債のリスクについて見てきましたが、ここからはそのリスクへの対応方法について解説していきます。

余剰資金で投資する

外債はたしかに金利が高く、大きく儲ける可能性がありますが、その分リスクが高くなっています。

ですので、外債に投資する場合には、最悪全額失っても問題ない余剰資金で投資するのが鉄則です。

大事なお金は預金や投資信託で安全運用をして、残りのお金で外債に投資することで、分散投資を図ることができます。

金利の予想をして買う

将来的に金利が低下すると予想される場合は、固定金利の外債を購入することで、比較的高い金利で運用を続けることができます。

また、金利が下がると債券価格も上がりますので、同時に売却益も狙うことができます。

満期時、外貨建てでお金を受け取る

為替リスクへの対処として考えられるのが、満期時に外貨建てMMFなどでお金を受け取ることです。

そうすれば、その時に円安ならそのまま日本円に両替すればいいですし、円高の場合にはそのまま外貨建てMMFで運用を続けて、為替が有利になるのを待てばいいのです。

外国債券のリスクのまとめ

ここまで、外債について解説してきました。

ここで解説したことを参考に、外債投資への理解を深めていただければ嬉しいです。

 

 

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