FX初心者向け

FXのスワップポイントで生活できる?FXを使って資産運用する方法

FX取引では、通貨の売買による売却益だけでなく、2国間の通貨の金利差を利用したスワップポイントを得ることも有効な投資手法といえます。

そこで、今回はFXのスワップポイントに注目して説明したいと思います。

スワップポイントの基本


まずはスワップポイントの基本的な内容から確認しましょう。

スワップポイントとは

スワップポイントというのは、保有する2国間の通貨の金利差のことをいいます。低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことで、その金利差を毎日受け取ることができます。反対に高金利通貨から低金利通貨へ移行した場合、逆に手数料を取られることになります。

各国の通貨の政策金利は、中央銀行が決めています。ちなみに、政策金利というのは、中央銀行が金融機関に資金を貸し出す際の金利のことをいいます。現在の日本はマイナス金利ですので、政策金利0.1%と非常に低くなっています。一方、海外では金利はかなり高くなっています。アメリカは0.5%、南アフリカでは7.5%となっています。

スワップポイントを計算すると、南アフリカと日本円では金利差が6.9%もあることになります。つまり、南アフリカランドを持っていると、年間で6.9%ものスワップポイントがもらえる計算になります。

スワップポイントに向いている取引

FXでは主に3種類の取引方法があります。その中でスワップポイントが狙いやすいのがスイングトレードです。

デイトレード

デイトレードというのは、短期間で「売り」と「買い」のポジションを取って売買を繰り返す投資方法です。経済指標などに流されることなく、チャートの動きによって利益を狙っていきます。思惑と違った方向に相場が行きそうなら、早めに損切りして立て直しを図ります。

スキャルピングトレード

スキャルピングトレードでは、デイトレードよりも短時間の数秒、十数秒の間で売買を繰り返す投資方法です。早め早めに利益確定と損切りをしないといけない取引ですので、緊張感やスリルが好きな人にはたまらない投資方法といえます。

スイングトレード

スイングトレードとは、中長期で取引を繰り返す投資方法です。スイングトレードでは、ポジションを2日〜1週間ほど保有してスワップポイントも含めた大きな値動きを狙います。売買益とスワップポイントの両方を狙えるため、じっくり考える人に人気があるようです。

 

スワップポイントを得るポイント


ここからは、スワップポイントのより詳しい内容を見て行きましょう!

長期投資となる

スワップポイントというのは、一日単位でもらえますので、その通貨を長く保有するほどもらえるスワップポイントの総額も増えることになります。ですので、短期で売買を繰り返すのではなく、長期的に通貨を持った方がいいでしょう。

FX業者間の手数料を比較する

FX業者の収入源は、スプレッドとスワップポイントがメインです。通常、FX業者を選ぶ際にはスプレッドが小さい業者を選ぶ傾向がありますが、スプレッドが小さいとスワップポイントで手数料を取る業者多いようです。ですので、スワップポイントをメインで取引する場合、スプレッドではなくスワップポイントの手数料の安い業者を選んだ方がいいでしょう。

また、業者によってスワップポイントの手数料にも差があるようです。その要因には業者の資金力などが関係しているようです。その業者が得意としている通貨ペアまで確認しておくといいでしょう。

スワップポイントは日々変わる

スワップポイントは、各国の政策金利が変わればその分変わってきます。政策金利は定期的に見直されることが多いため、投資する際には注意しましょう。また、政策金利はそのままでも金利が変わることもあるようですので、日々金利はチェックしましょう。

 

スワップポイントで更なる利益を狙う


ここからは、スワップポイントをもっと得たい人に向けた内容をご紹介します。禁断の方法があるのです。

レバレッジを利用する

スワップポイントは、レバレッジをかけることでより多くもらうことができます。例えば、スワップポイントが一日あたり20円もらえるとします。もしもレバレッジを25倍まで上げるとすると、スワップポイントは一気に500円に上がります。一日に500円もお金が入るのは嬉しいですよね。

為替レートの変動で大損する可能性

レバレッジを効かせて取引をしても、為替レートが一年を通して一定なら問題ありません。しかし、為替レートというのは日々様々な要因によって変動しています。もしもレバレッジをかけすぎていると、為替レートのわずかな変動で証拠金維持率が割り込み、ロスカットされる危険性があります。そうなると、その瞬間にあなたは大損することになります。最悪の場合、借金を抱えてしまうことになりかねません。

安定的な通貨を狙いたい

FXを「投機的」なものではなく「投資」とするためには、レバレッジをあまり効かせずに、値動きが安定している通貨で取引するのがいいでしょう。欲張らずに長期的に保有できる通貨ペアを探しましょう。

 

スワップポイントで気をつけたいこと


こちらからは、スワップポイントで気をつけたいことをご紹介します。

複数の外貨に分散投資する

FXで大切なのが、一つの通貨ペアでポジションを持つのではなく、複数の通貨ペアでポジションを持つことです。こうすることで、FXのリスクを分散することができます。

高金利の通貨には注意する

FXでは売買益だけでなく、スワップポイントも大きな魅力の一つです。だからと言って、あまりにも高金利の通過ばかりを買うのは非常に危険です。高金利の通貨は政情が不安定なことが多いですから、長期的に見たら損する可能性もあります。長い目で見ると、金利が低くても安定した通貨を選んだ方がいいのかもしれません。

 

まとめ


今回はFXの魅力の一つのスワップポイントについてご紹介してきました。

スワップポイントは確かに嬉しいですが、レバレッジのかけ過ぎや高金利通貨の狙いすぎには十分注意しましょう。

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