最近何かと話題なのが、「株主優待」です。株主優待目当てで株式投資を始める人も、かなり多いといいます。
実は、優待銘柄を狙っている人にとって、6月はかなり狙い目な月なのです。というのも、6月は外食産業の優待が多い傾向にあるからです。
この記事では、6月に人気の株主優待について解説していきます1
どうすれば優待を受けられるの?
6月27日までに株を購入する!
2017年6月末の株主優待を受けるためには、権利付最終日である6月27日までに株を購入している必要があります。
株主優待を受けるためには、「権利確定日」までに株主名簿に名前が載っていなければなりません。その株主名簿に名前が載るまでには、3営業日かかります。つまり、株主優待を受けるためには、権利確定日の3営業日前までには株を保有していないといけないのです。
この権利確定日の3営業日前を「権利付き最終日」といい、この日までに株を購入することで、株主優待を受けることが可能です。
6月で人気の銘柄は??
すかいらーく
6月の優待銘柄で一番人気があるのが、外食産業のすかいらーくです。ガストなどのレストランを展開する会社です。
すかいらーくの株主優待を受けるためには、最低100株(17万円ほど)を購入する必要があります。
優待特典として、年2回、3000円相当の食事券をもらえます。
日本マクドナルドホールディングス
言わずと知れたマクドナルドの株主優待です。
株主優待を受けるためには、最低100株(40万円ほど)を購入する必要があります。
優待特典として、年2回、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引き換え券が6枚セットでもらえます。
カゴメ
食品メーカーのカゴメの株主優待です。
株主優待を受けるためには、最低100株(35万円ほど)を購入する必要があります。
優待特典として、年2回、1,000円相当の自社製品詰め合わせがもらえます。
三光マーケティングフーズ
金の蔵や月の雫を展開する外食産業の会社です。
株主優待を受けるためには、最低100株(10万円ほど)購入する必要があります。
優待特典として、年2回、3,000円相当の優待券かお米1kgがもらえます。
湖池屋
こちらはポテトチップスで有名な湖池屋です。
株主優待を受けるためには、最低100株(50万円ほど)購入する必要があります。
優待特典として、年2回、1,000円相当自社商品詰め合わせがもらえます
優待銘柄をお得に受け取る方法
クロス取引で実質無料で優待をゲットできる!?
クロス取引とは
クロス取引とは、要は実質無料で株主優待を受け取る方法です。
簡単に仕組みを説明すると、株の買い注文と信用取引の売り注文を同時に入れる取引方法です。株の購入価格と株の売却価格は同じ金額になるため、売買手数料と各種手数料の負担のみで株主優待を受けることができます。
このクロス取引を権利付最終日に行うことで、「一日」だけ株主名簿に名前が記載され、株主優待を受けることができます。
権利付最終日の一日だけ株を保有していれば、株主名簿に名前が記載されるという特性を利用した取引方法です。
クロス取引でも損をする??
本来、クロス取引はお得に株主優待を受けられる方法ですが、最近では失敗してむしろ損失を出すことが増えています。
それは、信用取引の際にかかる「逆日歩(ぎゃくひぶ)」という貸株料が原因です。
この逆日歩は、ときには一株あたり6,000円/日ほどかかることもあり、注意が必要です。
信用取引の売りを行う場合、投資家は証券会社から株を借り、その株を売却することになります。
証券会社が株を貸す際、ある程度の株は証券会社も保有していますが、証券会社の保有する株よりも多くの株が必要となった場合には、証券会社は機関投資家などから株を借りてくることになります。
株を借りる際に証券会社が支払うのが逆日歩と呼ばれる貸株料で、この費用は信用売りをしている投資家が支払う必要があります。これが貸株料である逆日歩の実態です。
ここで問題となるのが、逆日歩が発生するかどうかは、信用売りの時点では分からないことです。逆日歩の値段は、取引をした翌営業日にしか分からないのです。
つまり、クロス取引を行っても、わずかな取引手数料分だけで株主優待を受け取れるか、それとも高額な手数料がかかってしまうのかは、取引時点では分からないのです。
余裕を持って株を購入する
株主優待をお得に受け取りたいのなら、株価が低い段階で購入するのがベストです。
優待銘柄というのは、権利付最終日が近づくにつれ株価が上昇するのが普通です。それは、どの投資家も期末が近づくと優待目当てで株の購入を始めるからです。
優待銘柄の株価が上昇するのは、以前は期末の1ヶ月ほど前からでしたが、最近では2ヶ月前から上昇を始める銘柄もあります。余裕を持って株を購入しておくといいでしょう。
時間的に余裕があるのなら、権利付最終日が経過した直後に株を購入するのも手です。優待銘柄は、権利付最終日が経過すると投資家の売りが入るため、株価が急落しやすいのです。
優待銘柄をお得に手に入れるのなら、早め早めの行動が大切です。
優待銘柄のまとめ
今回は6月の優待銘柄についてご紹介してきました!
6月は、あなたも一度は名前が聞いたことがある会社の株主優待が多いことが分かります。
株式投資をしつつも株主優待が受けられるのは、かなり嬉しいことですよね。
ぜひあなたも株主優待にチャレンジしてみてくださいね!
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