Zcash(ジーキャッシュ)という仮想通貨は、ゼロ知識証明という独自の特徴を備えた仮想通貨です。最近では、大手金融機関であるJPモルガンがZcashと提携し、話題を呼びました。
この記事では、仮想通貨Zcashについて解説します。いろいろな種類の仮想通貨がありますが、それぞれの仮想通貨の特徴をしっかりと理解し、堅実に投資を行いましょう!
気になる仮想通貨Zcashの基礎知識
仮想通貨の一種
Zcashはご存知の通り仮想通貨の一種です。
仮想通貨とは、インターネット上に存在する仮想の通貨です。円やドルのように現物が存在しませんが、列記とした通貨です。
仮想の通貨というと、セキュリティ面が不安に思えますが、そこは「ブロックチェーン」という技術で担保されています。
ブロックチェーンでは、仮想通貨の取引記録を複数のユーザーで管理し合うことで、データを改ざんしたり、誤って二重取引することを防ぐことができます。
ゼロ知識証明
Zcashの一番の特徴が、「ゼロ知識証明」という技術を採用していることです。このゼロ知識証明という技術によって、Zcashは高い匿名性を実現しています。
例えばビットコインの場合、アドレスから取引状況を追跡することが可能ですので、完全なる取引の匿名性は実現していません。
しかし、Zcashでは取引状況すら第三者が確認できないようになっているため、非常に高い匿名性を実現しています。
閲覧キーを持つものだけが確認できる
Zcashは、ゼロ知識証明により、各取引における仮想通貨の取引量や送信者、そして受信者を非公開にして送金処理が可能となっています。Zcashでは、取引内容を全て暗号化し、それを閲覧キーを持っている者しか見られないようにしているのです。
取引内容をあえて見せたい場合には、閲覧キーを対象者に送付すれば、見れるようになります。
ただし、匿名性が高いということは、それだけマネーロンダリングなどの犯罪に利用される恐れがあるということです。諸刃の剣といえます。
Zcashの基本と類似の通貨
Zcashの単位は「ZEC」で、取引にかかる時間は10分ほどです。また、発行上限は2,100万ZECと決まっています。
Zcashと同様に秘匿性が高い通貨として「monero」や「DASH」があります。これらの通貨もZcashと同様注目が集まっており、最近価格が高騰しています。
Zcashのニュースと今後の展望
JPモルガンと提携
Zcashは、大手金融機関であるJPモルガンと提携したことで一時期話題となりました。
具体的には、JPモルガンが、Zcashの技術を自身のイーサリアムを元にしたプラットフォームに取り入れるということです。
このような前向きなニュースは、Zcashのゼロ知識証明が将来にわたり使用されるかどうかを判断する試金石となります。
もしもゼロ知識証明の技術がもっと評価されれば、Zcashに注目が集まり、価格が上昇すると考えられます。
今後の上昇に期待!
JPモルガンとの提携のほか、Zcashのゼロ知識証明の技術は、イーサリアムでも採用される予定となっています。
もしもイーサリアムで採用されることがあれば、さらにZcashに注目が集まり、価格が急騰すると考えられます。
今後のZcashの動きからは、目が離せません!
Zcashのまとめ
この記事では、最近注目が集まっているZcashについて解説してきました。
これから価格の上昇が見込める通貨は、他の通貨にはない独自の機能を備えた通貨が多いと考えられます。
その点、ゼロ知識証明を備えているZcashは、今後も価格が上昇し続けるかもしれませんね。
ただし、投資をする際には、くれぐれも余剰資金の範囲で行いましょう。儲かったらラッキー程度に考えておくのが吉です。
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