最近、株主優待が人気のようです。
株を持っているだけで優待商品やサービスが受け取れるのは、非常に嬉しいですよね。
この記事では、株主優待の基本と、利用する上で知っておきたい豆知識についてご紹介させていただきます。
株主優待の基礎知識
まずは株主優待の基本から押さえましょう。
株主優待の基本
株主優待とは、一定数以上の株を保有している株主に対して、企業が自社製品や商品券、その他サービスなどを提供するものです。
ちなみに、株主優待制度は日本独自の制度ともいえ、海外では一般的ではありません。
現在では上場企業のおよそ3割、1,000社以上が株主優待制度を導入しています。
株主優待で楽しく投資できる
株主優待ではその企業の特色が反映された商品も多く、優待を選ぶ楽しさ、そしてもらえる嬉しさを味わうことができます。
この選ぶ楽しさ、もらう嬉しさが、株主優待が人気である理由でしょう。
株主優待銘柄の探し方
株主優待銘柄は、証券会社が用意している検索ツールを使えば簡単に調べることができます。
人気ランキングなども公表されており、優待銘柄を探すだけでも十分に楽しめます。
人気ランキングを見てみると、例えばスーパーでの買い物金額がキャッシュバックされるサービスカードや、自社優待券などの割引系が人気のようです。
株主総会のお土産も狙い目
実は株主優待だけではなく、隠れた株主優待として株主総会のお土産も人気があります。
株主総会では、出席者に対してお土産を配る企業が多いです。内容としては、お菓子やクオカード、自社製品などです。
また、株主総会後に懇親会や工場、ショールーム見学を行なっている企業も多く、お土産以外にも楽しみがあるといえます。
興味がある方は、ぜひ購入予定の企業について調べてみてください。
株主優待を受けるために知っておきたいこと
株主優待を受けるためには、ただその会社の株を購入するだけではいけません。いくつかの条件を満たす必要があります。
必要な株数を持っている
株主優待を受けるためには、企業が指定する株数を持っている必要があります。株数については、検索ツールで株主優待情報を確認すれば分かります。
取引の最低単元が100株でも、株主優待を受けるためには200株必要ということもよくありますので注意しましょう。
権利確定日に株を保有している
株主優待を受け取るためには、権利確定日に株を保有している必要があります。
ただし、株主として名簿に記載されるためには、株を購入してから3営業日必要です。そのため、権利確定日の3営業日前である「権利付最終日」までに株を購入しておく必要があります。
権利確定日(決算日)は企業によって異なりますが、3月31日と9月30日が多いようです。実際に優待商品が届くまでには、それからおよそ2ヶ月ほどかかります。
ちなみに、権利付き最終日の翌営業日は「権利落ち日」と呼ばれ、権利落ち日以降に株を売っても株主優待をもらうことができます。
そのため、権利落ち日になると株を売ってしまう人が多くいます。
権利確定日にかけて株価が上昇する
株主優待を行なっている企業では、権利確定日が近づくにつれ株価が上昇していく傾向があります。これは、株主優待目当ての投資家が株を買い始めるからです。
そのため、権利確定日のギリギリで株を買うよりも、早めに買っておいた方が安く買うことができます。
株主優待銘柄を選ぶ際の注意点
いくら自分の欲しい優待内容があっても、業績が悪い株を買ってしまっては元も子もありません。
ここからは、株主優待銘柄をを選ぶ際の注意点について解説していきます。
基本的には自分が欲しい優待銘柄を選ぶ
基本的には、自分が欲しい優待や、優待利回りが高くてお得な銘柄を選んだ方がいいでしょう。自分が使う優待を選ぶからこそ、意味があるのです。
業績の悪い銘柄は避ける
いくら優待内容が良くても、企業の業績が悪い銘柄を購入すべきではありません。
業績が悪い銘柄を購入してしまうと、株価が値下がりしてしまう可能性がありますし、突然優待を打ち切る可能性もあります。
もしも優待を廃止にした場合、優待狙いの人が銘柄を売り、株価が急落する可能性もあります。
株を購入する前には、株主優待がなくてもその銘柄を購入したいかどうか考えることが大切です。
成長性や安定性、割安感があるかどうかを決算書資料などをもとに分析します。
まとめ
株を持っているだけでもらえる株主優待は、とても嬉しいですよね。
もしも株主優待に興味をお持ちの方がいましたら、ぜひ優待について調べてみてくださいね!
調べるだけでも十分に楽しいと思いますよ!
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