株式投資に興味があっても、分からないことが多すぎて今一歩が踏み出せないあなた!
今回はそんなあなたに向けて、株の初心者が最低限知っておきたいことをまとめました!あなたが株式投資を始める際の参考にしてください。
初心者が知っておきたい株の基本
まずは株式投資の「株」についてご説明したいと思います。
株とは一体??
「株」と一般的には呼ばれていますが、正式には「株式」といいます。この株は、株式会社が新しく作られた時に発行されます。株の発行目的は、会社が活動していくのに必要な資金を集めるためです。会社が利益を上げるためには、事務所や工場、そして製品を作るための資金が必要です。これらの資金を投資家や他の会社から出してもらい、それと引き換えに交付するのが株です。
売却益
株で大きな利益を上げようと思ったら、売却益を狙う必要があります。単純にいうと、買った時の株価よりも売った時の株価が高ければ、その差額を利益として得ることができます。多くの個人投資家が、この売却益狙いで株式投資を進めています。
配当金
配当金とは、企業が1年間に稼いだ利益のうち、株主に対して支払われるお金です。ただし、会社が支払うと決めたときにだけ支払われますので、利益があっても支払わない会社や、利益出ていなくても支払う会社があります。 傾向としては、企業の成長を重視する場合は無配当、ある程度成長して株主に利益を還元するステージにある企業は配当を出します。
配当金をもらうためには、権利確定日までに株主になっておく必要があります。そのためには、権利確定日の3営業日前までに株を購入していなければなりません。権利確定日に株を購入しても手遅れですので、注意が必要です。
株主優待
株を持っていると、株主優待がもらえます。株主優待とは、株を持っている人に対して会社が提供する様々な商品やサービスのことをいいます。株主優待は各社によってバラエティに富んでいますから、株主優待を目的に株式投資を始める人もいるぐらいです。株主優待を受けるためには、配当金と同様に権利確定日の3営業日前までに株を購入する必要があります。
株式投資の基礎知識
こちらでは、株式投資を始める上での基礎知識についてご紹介します。
株式投資のリスク
株式投資には様々なリスクがあります。
会社が倒産するリスク
株式投資で一番注意すべきことは、会社が倒産するリスクです。会社が倒産すれば、株の価値はなくなってしまいます。ですから、株の値下がりを心配する前に、まずは会社が倒産しないかどうか調べることが先決です。ちなみに、証券取引所で株の売買が認められている会社は、その時点で取引所の基準を満たしているわけですから、経営状態がしっかりとしている会社が多いといえます。ですが、中には倒産する会社もありますので、経営基盤がしっかりとしている会社を調べ、投資するようにしましょう。
値下がりするリスク
どんなに業績が好調な会社でも、常に株価が上昇し続けることはありません。経済や政治の情勢によっては株式市場全体が値下がりし、それにつられて値下がりすることがよくあります。その他、投資家間の様々な思惑の交錯によって、日々株価は変動を繰り返しています。株価の値下がりを完全に予測することは不可能ですから、購入する銘柄を分散したり、購入するタイミングを分散することが大切です。
株価の決まり方
株価というのは、売り手と買い手の需要と供給によって決まります。その株を買いたい人が多く、対して売りたい人が少ない場合には、株価は自然と上昇します。最近では、ニュースなどのメディアの報道によって、株価が変動することが多いです。
株価が確認できるところ
株価を簡単に確認するには、Yahooファイナンスなどを利用するといいでしょう。ただし、Yahooファイナンスの株価はおよそ20分遅れで表示されます。リアルタイムの株価を確認したいのなら、証券会社に口座を開設する必要があります。
株の取引で知っておきたいこと
こちらでは、株の取引を始める前に知っておきたいことをまとめてみました。
取引には証券口座が必要
株の取引を行うためには、証券会社に口座を開設することが必要です。株の取引は証券取引所で行われていますが、個人が証券取引所に注文を直接入れることはできません。そのため、証券会社にまずは注文を出し、それから証券会社が取引所に注文を入れる流れとなります。したがって、証券会社に口座を開設しないと取引ができないのです。多くの証券会社では、口座開設料や口座維持管理料が無料です。
取引には手数料がかかる
株の取引をする場合には売買手数料がかかります。株を買った時、売った時でそれぞれ手数料がかかりますから、株を購入する際に手数料がいくらかかるか確認するといいでしょう。ネット証券の方が、実際に店舗を構えている証券会社よりも売買手数料が安いです。また、各ネット証券によっても手数料は異なりますので、同時に複数のネット証券で口座を開設し、自分の取引スタイルに合った証券会社で取引をするのがベストといえるでしょう。
単元が決められている
株を取引する際には、単元という売買の最小単位でしか取引することができません。例えば、単元100株、1株1,000円の株があったとすると、最低100株10万円からしか取引ができません。1,000円出して1株購入できるわけではないのです。
注文方法
株式の注文方法には、成行注文と指値注文の2種類があります。
成行注文
成行注文(なりゆきちゅうもん)とは、値段を指定しないで株の売買注文を行うことをいいます。つまり、「値段はいくらでもいいので、とりあえず売買したい」という注文です。そのため、自分が予期しない値段で株式を売買する可能性もあります。ただし、成行注文は指値注文よりも優先されるため、取引が成立するスピードは早いです。
指値注文
指値注文(さしねちゅうもん)とは、値段を指定して行う注文方法です。そのため、自分が望んだ値段で株の取引ができるメリットがあります。しかし、指値注文を出したからといって、必ず売買が成立するわけではありません。売買が成立するには、その値段で売りたい人と買いたい人がいる時だけなのです。そういう意味では、成行注文よりも指値注文の方が取引スピードは遅くなる可能性があります。
株式投資とチャート
ここからは、株式投資を実際に行う場合に参考となる指標についてご紹介させていただきます。
TOPIXと日経平均株価
TOPIXとは東証株価指数のことで、1968年1月4日時点の東証第一部上場株の時価総額を100として、今現在どれぐらいの価値になっているかを表したものです。TOPIXは東証1部の全銘柄の値動きを反映しているため、日経平均株価よりも正確に市場の株価の動きを反映しているといえます。
対する日経平均株価は、東証1部上場企業のうち代表的な225社の株価を平均したものです。ただし、日経平均株価は株価が高い「値がさ株」の影響を受けやすいため、正確さでいうとTOPIXよりも少し欠けます。
チャート
チャートとは、株価の日々の値動きをグラフのようなもので表したものです。チャートを見ることで、日々の値動きの傾向を視覚的に把握することが可能です。そのため、チャートを活用することで、相場を数学的観点から分析し今後の値動きを予想することができます。
日本では一般的にローソク足と呼ばれるチャートを使っています。よく新聞などに乗っている白抜きや黒で塗りつぶされた四角のことをいいます。これは日本で開発されたチャートで、世界のプロトレーダーも使っているチャートです。株式投資をする場合には、闇雲に取引するのではなく、チャートを元に株価の推移を分析してから取引することが大切です。
まとめ
以上、株式投資の基礎知識についてご紹介させていただきました。この記事を参考に、ぜひ株式投資にチャレンジしてみてください!