マスターカードがブロックチェーンを使った決済を検討
クレジットカード大手のマスターカードが、「ブロックチェーン技術」を使った決済システムの導入を検討していることが分かりました。
アメリカの特許商標庁が公開した内容によると、マスターカードはデータ容量や取引量の増加に対応するため、ブロックチェーンを使った決済システムを検討しているとのことです。
この決済システムが導入されれば、ブロックチェーン技術により、不正な取引を未然に防げるものと考えられます。また、購入履歴や請求情報などの全ての情報を、決済システム内に永久に記録することが可能です。クレジットカード決済の安全性が、著しく向上するものと考えられます。
もともとマスターカードは、仮想通貨の普及が消費者に悪影響を及ぼしかねないと危惧していました。ところが、2015年に仮想通貨団体(DCG)に投資したことを始まりとして、積極的にブロックチェーン技術の導入を進めてきました。現在、ブロックチェーン技術を様々なシステムに利用しています。
競合VISAもブロックチェーン導入を検討
マスターカードにとって最大の競合VISAも、ブロックチェーン技術の導入を検討しています。
実際、2016年にはブロックチェーン技術を使ったビジネス向けプラットフォームの開発を発表しています。また、決済ゲートウェイを構築するため、ブロックチェーンの技術者も募集していた経緯もあります。
さらには、ビットコインを使ってチャージができるバンドルカード(プリペイドカード)も発売し、積極的に新しいシステムの導入を模索しています。
このように、マスターカードもVISAも、ブロックチェーン技術を使ったコスト削減や利便性向上を積極的に進めています。
今後、ブロックチェーン技術を使った様々なシステムが導入されことでしょう。
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