SBIリップルアジアが日韓の海外送金を実験
SBIホールディングスの傘下にあるSBIリップルアジアは、2017年度中に、日本と韓国の間で仮想通貨を使った送金の実験を行うことを発表しました。仮想通貨による送金技術を、日本と韓国という海外送金の分野に応用する狙いです。
仮想通貨で海外送金を行うことで、より低コストでスピーディーに送金を行うことが可能となります。例えば、日本と台湾での国際送金では、わずか2〜5秒ほどで送金が完了することが実験で明らかになっています。
SBIホールディングスは、リップル社と共同でSBIリップルアジアを設立し、積極的に海外送金の導入を進めてきました。
現状、SBIリップルアジアのネットワークには、メガバンクやゆうちょ銀行を含む国内60行以上の銀行が参加しています。今後、日本、韓国、中国などのASEAN諸国を中心に、国境を超えた決済ネットワークの構築を目指しています。
近い将来、国内外の銀行から、スムーズに海外送金できるようになることでしょう。
リップルは世界中から注目されている
リップル社にはSBIホールディングスだけではなく、あのGoogleも出資していることで有名です。
リップルを使った国際送金ネットワークには、すでにバンク・オブ・アメリカや三菱東京UFJ銀行をはじめとした世界中の金融機関が参画しており、今後そのネットワークがさらに拡大することが期待されています。
また、リップルは年間決済額が5兆ドルにも及ぶ巨大市場、中国にも進出することが予定されています。もしも中国への進出が決まれば、リップルの可能性はさらに広がることでしょう。
リップルの利用が世界中で拡大すれば、仮想通貨XRPの価格も上昇すると考えられます。リップル社の動向には、今後も目が離せません。
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