あなたは個人向け国債という単語をよく耳にしませんか?
国債と聞くと、なんかすごく手続きが面倒そうな印象を受けますが、意外と簡単に始められるんですよ!
それでは、順番に見ていきましょう!
個人向け国債とは?
個人向け国債とは、個人が国債を手軽に買えるよう導入された国債です。
そもそも国債とは、国の発行する債券です。
国債の発行は法律に基づいて行われ、利子や元本の支払いは国が責任をもって行います。
そういう意味で、国債の一部である「個人向け国債」は、安全で個人でも始めやすい投資になります。
個人向け国債の仕組み
個人向け国債は、日本政府にとっては「借金」にあたりますので、「利子」が定期的に支払われます。頻度は半年に一回になります。
また、最初に購入した値段で国債は償還されます。
例えば、あなたが10万円分国債を購入したとします。
あなたがこの国債を所有している間、半年に一回利子が支払われます。
一方、この国債が満期を迎えた場合、あくまであなたが最初に購入した10万円しか返ってきません。
11万円になったり、9万円になったり、そういったことはありません。
ちなみに、購入から1年経てば、いつでも解約可能です(利子が少し減ります)。
個人向け国債を購入するメリットは?
安全である
個人向け国債は、日本政府が責任を持って利子と元本の支払いを行います。
なので、あらゆる債券の中で一番リスクが低いと言われています。
どんなに良い投資でも、投資したお金が戻ってこなかったら意味がないですよね?
最低金利が保証されている
個人向け国債は、なんと最低金利が保証されています。
その金利は0.05%となります。
この金利の時点で、メガバンクの預金金利より高いのではないでしょうか?
更に、あくまで最低金利ですので、これより金利が高くなることもあります。
1万円から始められる
個人向け国債は、最低1万円から購入できます。
なので、少額の資金から始めることも可能なんです。
個人向け国債には3種類ある
個人向け国債は、3種類に分かれています。
3種類あるといっても、全て最低金利が保証されています!
変動金利型(10年満期)
こちらは、適用される金利が、その時々の金利によって変わる国債です。
期間は10年のみです。
変動金利ですので、金利が高い場合にはより多くの利子が入ってきます。
一方、金利が低くなった場合には、低い利子しかもらえなくなります。
でも、最低金利が保証されていますので、どんなに金利が下がっても、0.05%を割ることはありません。
ちなみに、今の金利は0.05%です。
これは、マイナス金利が導入されて、変動金利が最低金利を下回っているためです。
固定金利型(5年満期)
こちらは、金利が固定されている国債になります。
期間は5年になります。
金利が満期まで変わりません。
適用される金利は、国債購入時の金利です。
ですので、金利が将来的に下落しそうな場合、おすすめです。
ちなみに、今の金利は0.32%となっています。
変動金利よりも6倍ぐらい高くなっています。
固定金利(3年満期)
固定金利の国債で、期間が3年のものです。
固定金利の5年ものより金利が低くなります。
ちなみに、今の金利は0.14%になります。
個人向け国債のまとめ
個人向け国債は、1万円と少額から始められ、しかも国が支払いを保証してくれますので、安全性が高い投資と言えます(日本が破綻しない限りは…)。
金利もメガバンクなどの金利と比べてかなり高いので、おすすめの投資だと思います。
ただ、解約するには1年間国債を保有していないといけません。
なので、直近1年以内に使う予定のないお金を投資するのがいいと思います。
興味を持った方は、是非チャレンジしてください!
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