個人向け国債

個人向け国債とは?投資初心者が知っておきたいこと

現在、取り組みやすい投資として国債が注目を集めています。

今回は、そんな国債に投資する際に知っておきたいことについてまとめてみました。

国債の基礎知識


ここからは、国債の基本的内容について見ていきます。

国債とは??

国債とは、国が発行する債券です。

ちなみに、国債という言葉は、「国庫債券」という言葉の略語です。

国は国債を発行することで、投資家からお金を借りることになります。

国債は日本国政府が元本や利子を保証しており、国内でもトップクラスに安全な投資先と言われています。

ちなみに、もしも国債を購入した金融機関が破綻してしまっても、保有している国債は保護され、元本や利子が受け取れないことはありません。

国債にはいろいろな種類がある

国債には、大きく分けて「普通国債」と「財政投融資特別会計国債(財投債)」の2つがあります。

普通国債は、日本国の歳出を賄うための資金を調達するために発行されます。

一方の財投債は、特殊法人等の運用財源に充てるために発行される国債です。

実は、国債にはここに紹介した2つ以外にも、繰延債と融通債があります。

繰延債は支払いを繰り延べる目的で発行され、融通債は日々の資金繰りを賄うために発行される国債です。

10年物の国債が有名

国債と聞くと、よくニュースでは10年物の国債が目につきます。

10年ものの国債が注目されるのは、債券市場での発行残高や売買が多いことなどが理由で、海外の国々の長期金利の指標として10年物の国債の金利が使われています。

10年ものの国債の金利は、住宅ローンの金利の基準として利用されたりもしています。

また、生命保険の保険料にも影響を及ぼしますので、私たちの生活とは切っても切り離せない存在です。

価格が上昇すると利回りが下がる

国債は、国債の価格が上昇すると、国債の利回りが低下するという特徴を持っています。

なぜなら、国債はあらかじめ満期の金額が決まっていますから、安く買えれば買えるほど、購入価格と満期の金額の差が大きくなる、利益を狙うことができるからです。

国債と金利は関係性がある

国債の価格というのは、市場金利と関係しています。

市場金利が上昇すると、国債の下落というのは下落します。

なぜかというと、市場の金利が上昇すると、低い金利の国債の買い手がいなくなるため、その分、国債の価格を下げないと売れなくなるからです。

 

個人向け国債とは??


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ここからは、国債の中でも個人向けに特化した個人向け国債について見ていきます。

購入単位が1万円から購入できる

個人向け国債は、購入単位が1万円からとなっており、個人でも手軽に投資を始められるようになっています。

ちなみに、個人向け国債以外の国債は、購入単位が5万円からとなっています。

中途換金ができる

国債というのは、通常は中途換金することができません。

しかし、個人向け国債では、発行から一年が経過すればいつでも中途換金が可能です。

ただし、直前2回分の利子に0.79685を掛けた金額をペナルティーとして支払う必要があります。

もしも普通の国債を手放す場合には、市場で国債を売却することになりますが、その際の価格によっては元本割れする可能性もあります。

しかし、個人向け国債では直前2回の利子の数%を支払うだけで換金できますから、元本は保証されているといえます。

固定金利か変動金利を選べる

個人向け国債では、固定金利の国債と、変動金利の国債を選ぶことができます。

これから金利が下落すると予想したら固定金利のものを買えばいいですし、金利が上昇すると思ったら、変動金利を選んだ方が得です。

 

国債の購入時に知っておきたいこと


ここからは、国債の購入時に知っておきたい知識についてまとめて見ました。

口座を開設する

国債を初めて購入するには、国債の取引のための口座を開設する必要があります。

この口座は、国債を取り扱っている銀行や証券会社などの金融機関で開設しますが、ネット銀行や自宅の近くの金融機関が便利でしょう。

購入手数料

個人向け国債を購入する場合には、購入時、償還時のいずれの場合も手数料がかかりません。

また、金融機関によっては口座管理手数料というものが掛かることもあります。
ですので、口座管理手数料が掛からない金融機関を探すようにしましょう。

購入単位と購入価格

国債を購入するには購入単位というものがあります。

これは、国債を購入する最低の単位のことを指します。

つまり、1万円から購入できる個人向け国債の場合には、1万円ごとに買い足すことができるということです。

 

まとめ


ここまで、国債で知っておきたいことについて解説してきました。

国債についての理解を深め、国債の投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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