今、世界中でビットコインの利用者が増加しています。それは日本でも例外ではありません。
しかし、多くの人がビットコインという名称は聞いたことがあっても、その具体的な中身までは知らないのではないでしょうか??
そんな方に向け、この記事ではビットコインについて徹底解説したいと思います!この記事を参考に、仮想通貨への理解を深めてみてくださいね!
ビットコインの基礎知識
まずはビットコインの基本から押さえましょう!
ビットコインの始まり
ビットコインは、2008年に中本哲史と名乗る人物がインターネット上に投稿した論文にて提唱されました。
そして2009年には、ビットコインを実現するためのソフトウェアが公開され、すぐにビットコインの取引が行われるようになりました。
そして、2010年にはビットコインの両替ができる最初の取引所が誕生し、同年には現実でビットコインによる決済が行われるようになったのです。
仮想通貨である
ビットコインには円やドルのような具体的な紙幣や硬貨があるわけではありません。電子上に存在している仮想通貨の一種です。
他の仮想通貨としては、Googleも出資している「リップル(Ripple)」、「ライトコイン(Litecoin)」などがあります。他にも多くの通貨があります。
管理組織がない
ビットコインは、政府や中央銀行のような管理組織がありません。
代わりにインターネットを通じてその仕組みが保たれ、その仕組みの信用によって世界中で取引されているのです。
発行の上限がある
ビットコインの発行量は、事前に上限が決められています。そのため、一瞬で発行量が増えてインフレが起きたりすることがないように設計されています。
ビットコインの発行総量は2140年までに2,100万ビットコインと決められていて、それ以降は新規で発行されることがないようになっています。
電子マネーとは違う
ビットコインは電子マネーとは違うものです。
電子マネーはその仕組みとして、お金をその企業に預け、その対価として電子マネー上でお金を受け取っています。
一方、ビットコインはお金を預けるというわけではなく、お金をビットコインに「両替」します。
また、電子マネーはそれを提供している企業の影響が及ぶ範囲でしか取引することができません。しかし、ビットコインではビットコインを導入している店であれば世界中どこでも使えます。
ビットコインのメリット
ビットコインには様々なメリットがあります。
海外送金が早くて安い
ビットコインで海外送金をするスピードは、意外にも早いです。
通常の海外送金時には金融機関を介しますが、信用調査に大体2〜3日かかってしまいます。
一方、ビットコインは調査などに30分ほどしか時間がかからないため、スピーディーに送金することができます。
さらに、ビットコインでは送金時に現地通貨に両替する必要がありません。また、手数料も世界中一律で同じのため、非常に安価ななコストで送金することができます。
政府や銀行に左右されない
通常の法定通貨は、政府や銀行の影響を大きく受けます。
例えば、政治情勢などの影響で通貨の価値がなくなる可能性も考えられますし、経済が不安定な地域では、銀行が預金封鎖を行うこともあります。
しかし、ビットコインであれば国や銀行などに影響されることはありません。
価値がなくなることはない
ビットコインは発行量が決まっているため、インフレによって価値が大きく下落することはありません。
ビットコインそのものの信用がなくなったとしても、ビットコインは通常の通貨や仮想通貨に容易に換金できるため、価値がなくなることはないでしょう。
ビットコインのデメリット
ビットコインにもデメリットや注意点があります。
価値が変動しやすい
ビットコインと円やドルなどの法定通貨とのレートは、変動性となっています。しかもレートは、暴騰暴落を繰り返しています。
価値が変動しやすい特徴を利用して儲けようとする人も多く、ビットコインのレートが不安定なのが現状です。
取引所の信頼性
以前、ビットコインの取引所であるマウントゴックスでビットコインが消失してしまう事件がありました。この事件をきっかけに、ビットコインへマイナスの印象を持った人も多くいることでしょう。
しかし、この事件は取引所の運営上の問題で起きたものであり、ビットコインそのものに欠陥があったわけではないのです。
ビットコインが登場してまだ10年も経っていない現状では、システムや取引所はまだまだ成長段階なのです。
全てが自己責任
ビットコインには管理組織がないため、何か問題が起きても誰も責任を取ってはくれません。全てが自己責任なのです。
自己責任の原則を忘れずに、ビットコインを始めるようにしましょう。
ビットコインのおすすめの用途
こちらでは、ビットコインの用途について簡単にご紹介します。
海外送金
決済スピードが早く、そして手数料も安いビットコインは、海外送金の際に利用すると便利でしょう。
海外旅行や仕事の都合で資金を送金する必要が出た場合に、手軽に送金することができます。
資産を守る
ビットコインは国家などの介入を受けませんので、資産防衛に向いています。
もしも円やドルなどの通貨が暴落しても、ビットコインなどの法定通貨があれば資産を守ることができます。
まとめ
ビットコインには様々なメリットがあることがお分りいただけたと思います。
興味を持った方は、ぜひ仮想通貨についてもっと調べてみてください!
この記事へのコメントはありません。