ビットコインの価格が50万円を突破
10月8日まで48万円台を推移していたビットコインが、10日には53万円台まで急騰しました。投資家からの強い上昇期待を受け、ビットコインの価格が再び50万円台の大台に乗ったのです。
ただ、ビットコイン価格の急騰は、11月中旬に予定されているハードフォークを期待してのものではないようです。
実際、今回のハードフォークで新しいコインが誕生したとしても、そのコインはあくまで「アルトコイン」として取引される可能性が高いと見られます。CoinbaseやBitfinexを含む大手取引所は、新たに誕生する予定のコインを「B2X」として利用することを公表しています。
SegWit2xのハードフォークでビットコインはどうなる?
11月中旬に予定されているハードフォークは、ビットコインの抱える処理能力の問題を克服するためのものです。簡単にいうと、SegWit2xによりブロックチェーンのブロックサイズを1MBから2MBに拡大するというものです。
もしもハードフォークが実施されれば、従来のビットコインとSegWit2xを実装したビットコイン(B2X)の2つが分裂して誕生することになります。
ただ、ビットコインが分裂したとしても、従来のビットコインのブロックチェーンが過半数を占めると考えられるため、B2Xが従来のビットコインに取って代わる可能性は低そうです。
さて、本来ならハードフォークの問題によりビットコインの価格は下落するはずですが、ビットコインの価格は依然として高値を更新しています。
これは、投資家がハードフォークを全く気にかけていない証拠と考えられます。
仮に市場の想定通りB2Xが誕生するとなると、ビットコインの価格は節目となる5,000ドル(日本円で56万円ほど)を突破することでしょう。
今後のビットコインの動きは、よく確認するようにしましょう。
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