ビットコインが11月にハードフォークを計画
今年の11月、ビットコインが再びハードフォーク(分裂)する可能性が出てきました。もしもハードフォークが行われれば、新しくビットコインゴールドというコインが誕生する予定です。
もともとビットコインは処理能力に課題があり、取引量の増大に伴い送金スピードが遅くなる問題がありました。11月に実施されるハードフォークによって、ビットコインのブロックサイズを1Mから2Mへ拡張し、処理能力の問題を克服する計画です。
ただ、実際にハードフォークが行われるかどうかは未定です。
というのも、8月のハードフォークの際、ビットコインキャッシュがすでに誕生しており、ブロックサイズが8Mまで拡張されているからです。ビットコインキャッシュがアルトコインであることを除けば、問題は解決しているのです。
また、ハードフォークを計画している開発陣の開発力に問題があるとも言われており、ハードフォークがまともに行えない可能性もあります。
以上のことから、ビットコインが11月に分裂するかどうかは、まだ微妙なところです。
今後の動向に注目したいところです。
ビットコイン価格は中国での騒動から回復
さて、ハードフォークの報道がある中でも、ビットコインの価格は安定しており、中国でのICO禁止や取引所閉鎖のニュースから完全に回復しました。
9月22日ごろからビットコインの価格は大幅に反発し、32万円台から49万円台まで値上がりしました。時価総額も、59億ドルから73億ドルへ増加しています。
市場データによると、中国から日本へビットコインの取引がシフトし、日本が世界のビットコイン取引量の54%を獲得するまでになっています。世界第2位のアメリカに2倍以上の差をつけています。
日本でこれほどまでにビットコインの取引量が増加したのは、日本政府による仮想通貨の合法化と、仮想通貨取引所の登録制度導入が考えられます。
今後、日本が仮想通貨市場をリードしていくことになりそうです。
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