投資と聞いたら最初に思い浮かべるのが株式投資ですよね。株式投資はポピュラーな投資で、多くのサラリーマンが副業で行なっているようです。
そこで、今回は株式投資を始める前に最低限知っておきたい知識をまとめてみました!
あなたの株式投資の参考になれば嬉しいです。
(この記事は、過去に書かれた記事を2018年8月12日に加筆修正したものです。)
株の基本
株は会社のオーナーになれる権利
企業が会社を新しく始める時、大きくしたい時、そして何か新しいサービスを提供しようとする時には、手元の資金では足りないことがあります。そんな時、その企業のオーナーになれる権利を発行します。これが株式と呼ばれるものです。つまり、投資家が株式を購入することで、その企業に出資し、事業資金を提供していることになります。
投資家には利益が分配される
企業は株を購入してくれた投資家に対して、毎年利益の一部を「配当金」や「株主優待」という形で還元します。投資家は将来会社が大きな利益を上げると予想してお金を出資し、配当金を受け取ったり、成長した企業の株式を売却することで利益を得ることができます。
株価はなぜ上下する?
そもそも株価は、株の買い手と売り手の需要と供給で決まります。その株が人気の場合には株価が上がり、人気がない場合には株価が下がります。
そして、株価の変動する要因は様々です。その中で一番の要因は会社の業績です。業績が良ければ株価が上がり、悪ければ下がるというシンプルな構造です。また、最近では、各メディアがその会社のいいニュースを流すと株価が上がり、悪いニュースが流を流すと株価が下がる傾向にあります。
株に投資するメリット
投資家が株式に投資するのは、当然利益を得るためです。ここでは、株式投資をする意義について、より具体的に解説したいと思います。
インカムゲインを得られる
インカムゲインとは、資産を保有することで定期的、そして継続的に受け取ることができる利益のことをいいます。株式投資では、株を保持していることで株主優待や、配当金などのインカムゲインを受け取ることができます。
キャピタルゲインを得られる
キャピタルゲインとは、保有している資産を売却することで得られる売買差益のことをいいます。株式投資では、投資した企業の業績が良くなると、その会社の規模も大きくなり、株価も上がります。株価が上がったタイミングで株を売却すれば、利益を得ることができます。
まずは勉強することが大切
これは全ての投資に当てはまることですが、初心者が簡単に資産を増やすことは容易なことではありません。まずは基礎知識と投資の取引方法を勉強することが大切です。そして、少しずつ経験を積むことで、資産を増やすことができるようになります。
株式投資に必要な資金
いざ株式投資を始めようと思っても、一体いくらのお金が掛かるか分からないと思います。こちらでは、株式投資を始める際に必要となる資金について説明させていただきます。
株価によって異なる
株式投資を始める際に必要なお金は、購入する予定の銘柄の株価によって異なります。株価が安い銘柄なら、1万円程度から購入することもできますが、高いものですと数十万、そして数百万円必要なこともあります。
単元が決まっている
株式を購入する際には、単元と呼ばれる通常取引単位が決められています。たとえば、1株100円の株式があるからといって、100円で1株買えるわけではありません。単元が1,000株と決まっているとすると、最低10万円からしか購入することができません。
取引手数料が掛かる
株式投資をする場合には、買い手と売り手の間に証券会社が入り手続きを行います。そのため、その証券会社に対して手数料を支払う必要があります。
そして、その手数料は、大手証券会社とネット証券を比べると、ネット証券の方が圧倒的に安いです。その理由は、ネット証券では基本的に顧客が自分で銘柄を調べて取引するため、大手証券会社のように店舗を構えたり、営業を雇う必要がないからです。ちなみに、取引手数料はネット証券の中でも異なりますので、各社の手数料を比較してから取引を始めるといいでしょう。
ここまでをまとめると、株式投資を始める際に必要なお金は、「株価×購入株数+取引手数料」ということです。
株式投資で知っておきたいこと
取引可能時間がある
株式取引をする際には、取引時間というものが定められています。取引可能時間は各証券取引所によって異なります。東京証券取引所の取引時間は、平日で、前場が9時から11時30分まで、後場が12時30分から15時までです。取引を行う前に気をつけたいことが、取引開始直後の「寄り付き」と、取引終了直前の「大引け」です。この時間は株価が一番変動しやすいため、よく注意するようにしましょう。
100円を割り込んでいる銘柄には注意
株価が100円を割り込んだ銘柄は、倒産リスクが高く、株価が乱高下する可能性が高いため、投資すべきではありません。いつ倒産してもおかしくない銘柄なのです。
社名を複数回変更している会社には注意
社名を何回も変更している会社も要注意です。合併による社名変更ならまだしも、事業が低迷していることを隠すために社名変更していることも多くあります。気になったら、会社のホームページを見てみるか、四季報で調べてみるといいでしょう。
短期投資
株式投資には、短期投資と長期投資があります。
短期投資とは、目標としている水準まで株価が上昇したら、即売却する投資方法です。早ければデイトレードのようにその日のうちに売却し、長くて1年程度で売却するようです。テクニカル分析といったチャートを利用した分析方法を主に使います。
長期投資
長期投資とは、自分が将来成長すると考える会社を見つけてきて、その会社に投資することをいいます。会社が10年、20年後に成長し、利益が大きくなれば、それだけ株価も上昇するので利益を得られます。長期投資をする上では、会社の財務諸表、将来性、市場での優位性などの要因を分析するファンダメンタル分析が欠かせません。長期間にわたって投資するわけですから、その会社が将来にわたって確実に成長していくかどうかを把握する必要があります。
株式投資のまとめ
以上、株式投資の基本について解説してきました。こ
こで挙げたことは、すべて株式投資を始める上で必要不可欠なことですので、しっかりと覚えて株式投資を始めましょう!
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