高いリターンが狙えるブル・ベア型ファンドは、投資家の間でも人気があるようです。
しかし、高いリターンを狙える反面、リスクが高いのがデメリットです。
この記事では、ブル・ベアファンドに投資する際に知っておきたい基本について、解説していきます。
しっかりとリスクを認識し、堅実に投資を行いましょう。
ブル・ベア型ファンドの基礎知識
まずはブル・ベア型ファンドの基本から解説していきます。
指数を大幅に上回るリターンを追求する
ブル・ベア型ファンドは、オプション取引などのデリバィブを用い、日経平均株価などの指数を大幅に上回る運用成果を目指すファンドです。
レバレッジを効かせて取引を行うため、一日の基準価額の変動が大きくなるのが特徴です。
ブル型ファンドとは
ブル型ファンドとは、指数が上昇相場の時に大きなリターンを得られるファンドです。
「ブル」とは「雄牛」を表し、雄牛がツノを下から上へ突き上げる動きをすることから、「上昇相場」を意味しています。
例えば、ブル2倍型ファンドに投資した場合、指数が10%上昇すると、基準価額が20%上昇します。
反対に、指数が10%下落した場合には、基準価額は20%下落します。
相場が上昇すると思ったら、ブル型ファンドに投資することで大きなリターンを得られます。
ベア型ファンドとは
ベア型ファンドは、指数が下落している時に大きなリターンを得られるファンドです。
「ベア」とは「熊」を表し、熊が前足を振り下ろすことから、「下落相場」を意味します。
たとえば、ベア3倍型ファンドに投資したとすると、仮に指数が10%下落すると、基準価額は逆に20%上昇します。
これから相場が下落すると思ったら、ベア型ファンドに投資します。
ブル・ベア型ファンドの注意点
ブル・ベア型ファンドは高いリターンが狙える反面、リスクが高い投資です。
そのため、ブル・ベア型ファンドに投資する際には注意が必要です。
リスクが高い
ブル・ベア型ファンドの注意点としては、リスクが非常に高いことが挙げられます。
少ない資金で大きなリターンを狙えるのは嬉しいですが、損失が出た場合には、それが何倍にも拡大します。
ブル・ベア型ファンドに投資する際には、今後の相場の動きについて的確に予想する力が必要とされます。
レバレッジの大きさに注意する
ブル・ベア型ファンドに投資する際には、レバレッジの大きさに注意しましょう。
レバレッジの大きさは各ファンドによって異なりますが、レバレッジが大きくなるほど、リスクが高くなります。
例えば、レバレッジ2倍のベア型ファンドに投資した場合、上昇局面では2倍の収益が得られますが、反対に下落局面では2倍の損失が出ます。
これがもしもレバレッジ3倍のファンドの場合には、上昇した時と下落した時の幅がさらに拡大することになります。
ブル・ベア型ファンドに投資する際には、レバレッジにも注意しましょう。
ブル・ベア型ファンドのまとめ
今回は、ブル・ベア型ファンドの基本について解説してきました。
ブル・ベア型ファンドはリターンがとても高いですが、リスクも非常に高いファンドです。
投資する際には、リスクによく注意しましょう。
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