投資信託初心者おすすめ

ハイイールドファンド債とは?その魅力とリスクを徹底解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

投資信託の中には、高利回りなハイイールド債ファンドというものがあります。たしかにリターンが高く、非常に魅力的な商品のように思えます。

ところが、リターンが高いということは、それだけリスクが高いということですので、注意が必要です。

今回はそんなハイイールド債ファンドの魅力とリスクについて、解説していきたいと思います。

ハイイールド債ファンドの基礎知識


「ハイイールド債ファンド」と聞いても、いまいちピンと来ない人も多いと思います。

まずはハイイールド債ファンドの基本から解説していきます。

そもそもハイイールド債とは?

ハイイールド債とは、名前の通り、ハイ(高い)・イールド(利回り)の債券です。

ハイイールド債が高利回りなのは、発行者である企業や国の信用力が低いため、高利回りにしないと投資家から資金を集めることができないからです。

投機的格付の債券

ハイイールド債は、格付機関によってBB格以下の格付け(投機的格付け)をつけられた債券です。

そもそも格付とは、発行者の業績や財務状況を分析し、その債券の元本や利息の支払いの確実性を評価したものをいいます。

格付けが低くなると、信用リスクが高くなり、デフォルト(債務不履行)する可能性が高くなります。

ハイイールド債はデフォルトのリスクが高い債券ですので、それだけ利回りが高くなるのです。

どれぐらいの利回り?

ハイイールド債ファンドの利回りは、かなり高利回りで推移しています。2016年1月のデータですが、ハイイールド債の利回りは6.2%ほどで推移しています。

これだけの高利回りですので、高利回り狙いの人には大変人気がある商品です。

デフォルト率は?

ハイイールド債のデフォルト率は、平常時は2〜4%ほどで推移しています。ただし、リーマンショックなどの金融危機が起きると、デフォルト率が一気に跳ね上がる傾向にあります。

ただし、債券単体のリスクは高いですが、ハイイールド債ファンドを利用して投資する場合には、ファンドマネージャー側で適切な銘柄を選定してくれますし、複数の銘柄に分散投資するわけですから、単体で投資するよりもリスクが低減されます。

ハイイールド債ファンドとは

ハイイールド債ファンドは、その名の通りハイイールド債を組み入れた投資信託のことをいいます。

投資信託という形態をとることによって、ハイイールド債の抱えるリスクを分散することができます。

通常、一本のハイイールド債ファンドは数百もの債券に投資しています。そのため、そのうちの1つの債券がデフォルトを起こしても、ファンド全体への影響はほとんど発生しません。

個人ではリスクが高くて投資しづらいハイイールド債でも、ハイイールド債ファンドなら投資することができるのです。

 

ハイイールド債ファンドの注意点


ハイイールド債ファンドは高利回りで魅力的ですが、投資する際には注意すべき点がいくつかあります。

ポートフォリオを組む際には債券とは考えない

ハイイールド債ファンドは、発行者である企業や国の影響だけでなく、市場や経済の情勢から大きな影響を受けます。

そのため、いくら「債券ファンド」といっても、値動きは株式ファンドに近いものと考えた方がいいでしょう。

そのため、自分のポートフォリオにハイイールド債ファンドを組み入れる際には、株式ファンドのようにリスクの高いファンドと考えて組み入れましょう。

資産運用の中核には据えない

高利回りであるハイイールド債ファンドは、ついつい投資したくなりますが、リスクが高いため、資産運用の中核に据えるのには向かない商品です。

また、分配金を多く出しすぎて基準価額が下がっているハイイールド債ファンドもあり、投資には不向きとなっています。

あくまで他にベースとなる投資信託があって、そのスパイス的な役割として投資するのがいいでしょう。

金利や為替レートに注意する

債券の価格は金利が上昇すると下がり、金利が下落すると上がリます。

したがって、ハイイールド債ファンドも金利の影響を大きく受けますので、金利の変化には注意するようにしましょう。

また、外国債券に投資しているわけですから、当然為替レートの影響も受けます。もしも為替レートによる影響を防ぎたいのなら、「為替ヘッジあり」のファンドを選ぶといいでしょう。

債券の格付けの割合を確認する

ハイイールド債ファンドに投資する際には、運用報告書などを確認し、債券の格付けの割合を確認するようにしましょう。

格付けの低い債券が増えていると、投資のリスクが高くなる恐れがあります。

また、ファンドマネージャーの方針や今後の展望についても、よく確認するようにしましょう。投資信託だからといって、全てをファンドマネージャーに委ねるのは危険です。

自分でできる限りのことは、やるようにしましょう。

状況によっては売却する

ハイイールド債ファンドに投資していて、信用リスクがさらに高まるような事態が発生しそうな場合には、早めに売却するようにしましょう。

いつまでも保有し続けると、取り返しのつかないダメージを受けかねません。

 

まとめ


ハイイールド債ファンドは高利回りで非常に魅力的ですが、資産運用の中核に据えるにはリスクが高く、お勧めできません。

あくまで投資のスパイス的な位置付けで投資するようにしましょう。

いずれにしろ、自分が投資している商品の特性をしっかりと理解し、堅実な投資を行うようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ピックアップ記事

  1. 不動産所得とは?遊休地を使って賢く土地活用する方法
  2. 家が売れない理由と早く高い価格で売却する方法とは
  3. 人のせいにする人ではなく、自分のせいにする人へ。
  4. その発想はなかった
  5. 資産管理会社を設立するメリットは4つ!節税するなら法人化を!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


CAMPFIRE Owners

カテゴリー

おすすめの記事

  1. ラップ口座・ファンドラップ

    ファンドラップと投資信託の違いを比較してみた!ラップ口座の致命的な欠点とは?
  2. 節税方法

    扶養に入るメリット・デメリットとは?社会保険上と税法上の扶養控除を解説
  3. 貯金方法

    貯金方法のおすすめはこれだ!収入を増やす発想を持とう!
  4. 節約方法

    共働き世帯の貯金は年間いくらあればいい?貯金の平均を一挙公開
  5. 仮想通貨の個別銘柄

    イーサリアムのチャートは長期的にどうなる?今後の将来性を分析してみた
PAGE TOP