(この記事は、過去に書かれた記事を2018年8月23日に加筆修正したものです。)
つみたてNISA(積立NISA)で老後資金を確保しよう!
つみたてNISAは、積立投資による安定した資産形成を目的として導入される非課税制度です。
2018年1月より運用が開始され、非課税枠は年間で40万円、非課税期間は20年となっています。
つみたてNISAは長期的に資産を形成するのにはもってこいの制度ですので、老後資金の準備に大いに活躍することでしょう。
個人年金保険、iDeCo、つみたてNISA、一体どれがいい?
現状、サラリーマンが老後資金の確保のために利用できる制度が、「個人年金保険」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」「つみたてNISA」です。
個人年金保険
まず「個人年金保険」ですが、金利は銀行預金より多少高くなっていますが、将来に備える意味ではイマイチといえます。
例えば、個人年金保険で返戻率が高い商品でも108%ほどです。数十年長期で保険に加入していても、わずか8%しか金利がもらえないのです。とてもじゃないですが、これでは将来の資金が全然増えませんね。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
一方、「iDeCo」では運用期間中の税金が全て非課税となります。また、商品購入時に支払ったお金も、その年の所得から控除することができます。
ただ、iDeCoで注意すべきところが、「確定拠出年金はデメリットだらけって本当?正しい運用方法とは」でも解説している通り、60歳まで資金が引き出せないことです。つまり、急に資金を引き出す必要が出ても、解約することができないのです。
また、60歳を迎えて資金を引き出すと、所得税がかかります。一見、お得に思えるiDeCoも、実は最終的には税金がかかるようになっているのです。
おすすめ外部記事:「個人型確定拠出年金(iDeCo)の10のメリットを詳しく紹介します」
つみたてNISA
さて、今回ご紹介する「つみたてNISA」は、積立時こそiDeCoにように所得控除を受けられませんが、20年間非課税となるメリットがあります。また、いつでも資金を換金可能ですし、その時の税金も非課税となります。
個人年金保険、iDeCoと比較してみても、つみたてNISAは非常に使い勝手がよくお得な制度といえます。
つみたてNISAはこんな人にオススメ!
つみたてNISAは、これから老後の資金を貯め始める20〜30代の人にこそオススメしたい制度です。
というのも、20〜30代は、結婚や住宅の購入、教育費用など様々なイベントが目白押しです。
つみたてNISAを利用すれば、老後の資金を効率的に積み立てられるのはもちろん、不意に出費が必要となった時にもすぐに換金できます。
まずは色々な非課税制度を比較・検討し、それから自分に合う制度を始めてみてはどうでしょう?
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