マンション投資は、サラリーマンが不動産投資を始める際にはオススメな投資です。しかし、マンション投資では様々なリスクや罠が隠れています。
今回はそんな不動産投資に潜むリスクや罠についてご紹介したいと思います。
マンション投資とは?
まずはマンション投資の基本的な内容から押さえましょう。
マンションを買って他人に貸す
マンション投資というのは、マンションを買って、それを他人に貸して賃料収入を得る不動産投資手法です。マンション投資は、会社からの給料収入に代わる第2の収入源として人気があります。マンション投資によって毎月家賃収入を得られれば、万が一会社が倒産しようが、病気になって働けなくなろうが生活することができます。また、万が一家賃収入が給料収入を上回ったら、あなたはもはや会社で働く必要がなくなり、自由に生きていくことも可能です。
メリット
マンション投資にはどのようなメリットがあるのでしょうか??
2つほどご紹介します。
家賃収入が得られる
マンション投資の一番のメリットが家賃収入を得られることでしょう。実は、マンション投資では、入居者への対応をほぼ全て管理会社に丸投げすることができます。したがって、ほぼ何もしなくても家賃収入が入ってくることになります。まさに不労所得の一つと考えられます。
手頃な価格で買える
マンション一部屋は、不動産投資の中では比較的少額の資金で購入することができます。一棟アパートや一棟マンションを買うときには、3,000万円〜2億円ほどの資金が必要となりますが、マンションの場合には1,000万円を切る値段で買うこともできます。
デメリット
やはりマンション投資にも様々なデメリットがあります。
初心者にはなかなか難しい
マンション投資を投資初心者だけで自力で始めようとするのは、かなり難しいと言えます。不動産投資の世界では、本当に質のいい物件や質の悪い物件など様々な物件が存在しています。こういった物件を自分一人の力で探し出すのはかなり難しいといえます。きちんと不動産投資の勉強をしてから購入しまいと、失敗する可能性が非常に高いです。
多額の資金が必要
マンション投資では、購入する物件が数百万円〜の価格ですので、購入にあたり多額の資金が必要です。銀行でローンを受ける場合でも、頭金として1〜3割ほどの資金を要求されますので、ある程度まとまった資金が必要不可欠です。
また、銀行でローンを組むということは、多額の借金を背負うということになりますので、もしも失敗にした場合には、多額の債務を背負うことになります。
悪徳業者が存在する
マンション投資では多額のお金が絡んできますので、そのお金を狙って多くの悪徳業者が存在しています。よって、業者の言うことを鵜呑みにして物件を購入すると、あとで痛い目にあいますので、購入する際には自分の判断に基づいて物件を購入することが大切です。
マンション投資で気をつけたいこと
こちらでは、マンション投資をする上で気を付けたいことについてご紹介します。
新築マンションを購入する
マンション投資で最もやってはいけないことが、新築のマンションを購入することです。新築マンションは、とにかく価格が高いので、賃料収入から管理費用とローン支払い額を引くと、収支がマイナスになってしまいます。そのため、多額の資金を投じてマンション投資を始めても、逆に損する形となり、買わない方が良かったことになります。また、中古マンションと比べて家賃の下落のスピードがはやく、月々の収支が購入から急速に悪化する可能性があります。
悪徳業者に引っかかる
マンション投資では、多額のお金が動きますので、そのお金を狙った悪徳業者がたくさんいます。その悪徳業者を見破る方法について、簡単にご紹介します。
宅地建物取引業者の免許番号を確認する
不動産の売買や仲介を行うためには、宅地建物取引業の免許が必要です。免許がある場合には、免許番号が交付されています。ですので、不動産業者から物件の紹介を受ける際には、必ず免許番号の有無を確認するようにしましょう。また、もしも免許番号が見当たらない場合、悪徳業者である可能性を疑ってみた方がいいでしょう。また、免許番号が掲示されていても、交付年月日が古い場合には更新の審査に落ちている可能性がありますので注意が必要です。
海外の投資物件を買わせる
不動産業者の中には、海外の投資物件を勧める業者もいます。しかし、海外の物件というのは直接現地を見に行けないですし、法律や商慣習がまったく異なるため、初心者が投資するにはあまりにも無謀といえます。投資初心者は、日本の物件から探し始めた方がいいでしょう。
投資に失敗して借金を背負う
マンション投資では、銀行からローンを借りて投資をすることが大前提です。そのため、もしも投資が失敗すれば、多額の借金を背負う可能性があります。以下の2点について、特に注意するようにしましょう。
下見やリサーチをしない
マンション投資をする際に、購入予定のマンションの下見をしないのは無謀といえます。もしかしたら、その物件には深刻な問題があるかもしれませんし、周囲の住環境が非常に悪い可能性があります。せっかくマンションを購入しても、入居者が決まらなければいつまでも空室になってしまいます。物件を購入する前には、その物件についてしっかりと研究するようにしましょう。
地方に物件を買う
地方のマンションというのは、価格が安くて利回りが高いため、ついつい買いたくなります。しかし、地方では過疎化のためどんどん人口が流出していますので、入居者が決まらないことも考えられます。そのため、地方で物件を購入する際には、入念に賃貸需要を調べる必要があります。
まとめ
ここまでマンション投資に潜む危険についてご紹介してきました。マンション投資では多額のお金が必要となりますので、質の悪いマンションを購入すると、取り返しのつかないことになります。
この記事であげた注意点を参考に、堅実にマンション投資を進めてみてください。