マンションを持っている人の中には、自分の保有するマンションを売却したいと考えている人もいると思います。ですが、不動産の売却には非常に時間が掛かるのです。また、もしも自分の所有するマンションが人気のないマンションだった場合、なかなか思った通りに売ることができません。
そこで、今回は売れにくいマンションの特徴を挙げ、早く高い値段で売却する方法をまとめてみました。
売れないマンションの特徴
まずは、いざ売却しようと思ってもなかなか買い手がつかないマンションの特徴をご紹介したいと思います。あなたののマンションも該当しているかもしれませんよ!
築年数が古い
やはり、築年数が古いマンションは売れにくいといえます。その理由は、建物そのものや部屋の設備・内装が古いことが挙げられます。やはり築年数が経過したマンションは部屋の設備も古くリフォームする必要があるため、売却の際に苦労することになります。また、築年数が経過したマンションでは管理費や修繕積立金が高額になるケースが多く、それだけ毎月の収支を圧迫することになるため、人気がないようです。
築年数が経っているマンションを売却する場合、必然的に値段が安くなることを覚悟しなければいけないでしょう。
立地が悪い
立地が悪いマンションも売れにくいといえます。一般的には最寄り駅から徒歩10分以内のマンションが目安といわれ、これを越えると売れにくくなります。この場合、バスを使っての利便性や、スーパーやコンビニがあるなどの利便性を訴えるといいでしょう。
周辺環境が良くない
例えば、大通りが近くにあって車の音がうるさかったり、電車の線路がすぐ近くにあってうるさい場合などは、それだけマンションも売れにくくなります。周辺環境を変えるのは不可能ですので、別のアピールポイントを前面に出して物件のメリットを強調するのがいいでしょう。
規模が大きい
部屋が数百戸もある大規模マンションを売却する場合、他の部屋と売却のタイミングがかぶる恐れがあります。売却タイミングがかぶると2つの部屋で価格競争となってしまい、値段を下げなければ売れなくなってしまいます。同じマンションの場合には差別化が難しいため、余裕を持って早めにマンションを売りに出すことが大切です。
マンションを早く高い値段で売却する方法
ここからは、売れにくいマンションをいかに早く売却するか、その方法をご紹介します。
余裕を持って早めに売却に出す
マンションを売却する際に最も大切なことは。余裕を持って早めに売りに出すことです。通常、マンションが売却されるまでには3ヶ月ほどかかるといわれています。もしもあなたがマンションを売り急いでいる場合、早くマンションを売却するために嫌でも価格を下げざるを得ないでしょう。こうなると、自分の希望額よりも大幅に安値で売却することになります。
したがって、早めにマンションを売りに出しておけば、売却を焦ることなく、落ち着いて買い手を探すことができます。
マンションの相場価格を調べる
マンションを売却する際に知っておきたいのが、自分のマンションの真の価値です。自分のマンションの相場価格を知っていれば、高額な査定額で媒介契約を取ろうとする悪質な業者や、逆に低い査定額でマンションを買い取ろうとする業者にだまされる可能性が低くなります。
そのためにも、まずは複数の不動産業者に見積もりを依頼し、自分のマンションの価格の相場を把握するようにしましょう。
一般媒介契約を締結する
不動産の売却を仲介業者に依頼する場合、媒介契約を結ぶ必要があります。この媒介契約には、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。その中でも、まずは一般媒介契約を結んだ方がいいでしょう。
一般媒介契約というのは。同時に複数の業者に物件の売却を打診できる契約です。そのため、多くに人の目に物件情報が触れるメリットがあります。しかし、仲介業者としては、他の仲介業者が取り扱って物件が売れてしまう可能性があるため、積極的に対応してくれないことがあります。
ですので、まずは一般媒介契約を締結して物件を売りに出してもらい、後から担当者の態度や広告手法が優れている業者を1つに絞り込んでみましょう。それからその業者と専任媒介契約または専属専任媒介契約を結べば、より効率的に売却を進めることができます。
マイソク(販売図面)を工夫する
マイソクには、その物件についての様々な情報が記載されています。ですので、マイソクに載せる情報を工夫することで、より買い手にアピールすることができます。例えば、マンションの外観や部屋の中、部屋からの眺望の写真を載せたり、周辺施設の情報を載せたりすることで、買い手に物件ついて良い印象を与えることができます。ですので、一度仲介業者にマイソクを見せてもらい、物足りないようなら修正を依頼しましょう。
相場より価格を安めにする
マンションを売却する場合には、立地や間取りなどが似ている類似のマンションよりも少し安い値段を設定するだけで、売却しやすくなります。類似物件の様子を見ながら徐々に価格を下げていくのも手ですが、これだと売却期間が長くなってしまい、売れ残り物件だと思われて買い叩かれる可能性があります。
買取にて売却する
実は、不動産の売却方法には「仲介」だけではなく、「買取」という方法もあります。買取というのは、不動産会社に直接物件を買取してもらう方法です。この場合、買取価格が相場よりも安くなりますが、短期間で売却でき、仲介手数料が掛からず、瑕疵担保責任が免責されるメリットがあります。多少安くても良いから早く売却を済ませたい人には、オススメな方法です。
まとめ
ここまで、売れないマンションの特徴と、その対応策を順番にご紹介してきました。大切なのは、何でもかんでも仲介業者に任せるのではなく、自分で調べて動くことです。
あなたがマンションを売却する際には、是非この記事に書いてあることを参考にしてみてください!