あなたはイーサリアムという仮想通貨をご存知でしょうか?
イーサリアムは、ビットコインに次いで二番目に時価総額の大きい仮想通貨です。イーサリアムは、今後も価値が上昇し続けると考えられます。
この記事では、イーサリアムの基本について解説していきます。
イーサリアムとは
イーサリアムとは
イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額が大きい仮想通貨です。2013年ごろからイーサリアムは開発され、リリースされたのが2015年です。
イーサリアムそのものはプラットフォームに過ぎず、そのプラットフォーム内で使われているのがイーサー(ETH)と呼ばれる仮想通貨です。
ビットコインとの違い
ビットコインは、2009年から開始された最初の仮想通貨です。仮想通貨1.0とも呼ばれ、ビットコインを基準に様々な仮想通貨が開発されています。
一方、イーサリアムはビットコインの後に開発されました。ビットコインの仮想通貨1.0に対して、イーサリアムは仮想通貨2.0と呼ばれています。
イーサリアムには、ビットコインの短所を補完しながらも、単なる決済手段を超えた機能が付帯されています。
スマートコントラクト
スマートコントラクトは、イーサリアムに採用されている技術です。簡単にいうと、仮想通貨を使った「契約」のことをいいます。
具体的には、取引の際に行われた契約を、ブロックチェーン上に記録します。これによって、契約内容を不正に改ざんすることができなくなります。
スマートコントラクトは、今後あらゆる分野の取引や契約で活用されることが期待されています。不動産の売買や保険、登記なども、全て確実に記録として残すことができるため、次世代の技術として企業からも注目されています。
取引記録だけをブロックチェーン上に残せるビットコインに比べ、イーサリアムはさらに契約内容までを記録に残すことができるのです。
イーサリアムには、単なる決済手段としての用途を超えた使い道があるのです。
イーサリアムの変遷と今後について
2015年にリリース
イーサリアムは、2015年7月よりリリースされました。イーサリアムそのものはビットコインをお手本にして作られたため、その歴史はビットコインよりかは浅くなっています。
リリース当時の価格は、1ETH=0.008BTCでした。
2016年に分裂
イーサリアムは、2016年6月のとある事件をきっかけに、2つに分裂しました。
イーサリアムプロジェクトの中で新しく作られた仮想通貨the DAOがハッキングされ、当時70億円相当の資金が不正に抜き取られたのです。
この事件を受けて、イーサリアムプロジェクトは対応作業を行い、その結果、イーサリムが2つに分裂することになりました。それがイーサリアムとイーサリアムクラシックです。
ただし、この分裂の原因はあくまでThe DAOであり、イーサリアムやスマートコントラクト、ブロックチェーン技術には何の問題もありませんので、よく理解しましょう。
2017年に急騰
イーサリアムは、2017年初頭には1ETH=1,000円ほどでしたが、現在は26,000円ほどで推移しています(7月26日現在)。
この半年で、イーサリアムは22倍に値上がりしたということが分かります。
その原因は、イーサリアムのビジネスプラットフォームである「 Enterprise Ethereum Alliance(EEA) 」が発足し、多くの企業が参加したからです。
EEAとは、イーサリアムの活用を企業同士で協力して取り組む企業連合のことをいいます。EEAにはマイクロソフトやJPモルガン、インテルなども参加しており、今後より一層、イーサリアムの活用が拡大することが期待されます。
EEAの発足によって、投資家の資金がイーサリアムに集中し、急騰したと考えられます。
今後のイーサリアムの動きには目が離せないでしょう。
イーサリアムのまとめ
今回は、仮想通貨の中でビットコインについで取引量の多いイーサリアムについて解説してきました。
イーサリアムは、今後様々な分野で活用が期待されています。
ビットコインと同じく、イーサリアムも実需の面から価格が上がると期待されます。
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