あなたはインデックスファンドというものをご存知でしょうか?
インデックスファンドとは投資信託の一つです。インデックスファンドをしっかりと運用することができれば、将来に備えた資産形成ができますし、銀行預金よりも高いリターンを狙うことができます。
この記事では、そんなインデックスファンドの基本について、具体的に解説していきます。あなたもインデックスファンドにチャレンジしてみてくださいね。
インデックスファンドって何??
インデックスファンドとは
インデックスファンドとは、TOPIXや日経平均株価といったインデックス(指数)と連動した運用成果を目指す投資信託のことをいいます。
そもそも投資信託とは、投資家からお金を集め、それを投資の専門家が債券や株式などの金融商品に投資し運用する金融商品のことをいいます。自分に代わって投資のプロに運用を任せられるため、安心して投資を行うことができます。
インデックスファンドはインデックスと連動した成果を目指すため、例えばTOPIXが10%上昇したとすると、インデックスファンドの基準価額も10%上昇するように運用されます。
同じような運用成果を上げるため、インデックスファンドで採用される銘柄は、インデックスで採用されている銘柄とほぼ同じものが選ばれます。
アクティブファンドって?
インデックスファンドと正反対のファンドとしてアクティブファンドがあります。アクティブファンドは、インデックスよりも常に高い運用成果を目指すファンドのことをいいます。
例えば指数が10%値上がりしたのなら、アクティブファンドは10%以上の上昇を狙っていきます。
アクティブファンドには、大きなリターンを狙えるメリットがありますが、損失が出ると、その損失が一気に拡大するデメリットもあります。
また、インデックスファンドよりも個々の銘柄の分析などに人員やシステムを投入する必要があるため、信託報酬がどうしても高くなってしまいます。
インデックスファンドの利益の上げ方は?
値上がり益
自分の投資するインデックスファンドの基準価額が上昇した時には、購入時の基準価額との差額が利益となります。
世界経済は右肩上がりで成長を続けますから、世界規模のインデックスを採用したインデックスファンドに投資することで、長期的に値上がり益を狙うことができます。
早いうちから少しずつインデックスファンドへの投資を始めることで、長期的に資産形成が可能となります。
分配金
インデックスファンドの2つ目の利益が分配金です。
分配金とは、インデックスファンドがあげた収益の一部を投資家に還元したものです。通常、決算のタイミングで支払われます。
ただし、運用成果や投資方針によって分配金が支払われるどうかは変わってきます。常に支払われるわけではないと頭に入れておきましょう。
また、分配金が出ると得したようなイメージがありますが、実はそんなことはありません。というのも、分配金が出ると、その分、投資信託の基準価額は下がるからです。
本来なら基準価額の上昇によって値上がり益が狙えるところを、分配金の支払いによって値上がり益が減ってしまうのです。
そういう意味では、最近人気のある毎月分配型のファンドは、投資対象としてはあまり適さないことが分かります。
インデックスファンドのメリットは?
少額の資金から分散投資できる
投資信託は、今では毎月1,000円を切る金額から投資をすることができます。これだけ少額から投資を始められるのは、投資信託の大きなメリットです。
また、投資信託はTOPIXや日経平均株価などのインデックスが採用している銘柄に幅広く分散投資していますから、投資信託を購入するだけで、複数の銘柄に分散投資しているのと同じ効果を得られます。
個人でこれだけの分散投資をしようと思ったら、莫大な資金が必要となります。投資信託は、投資初心者にオススメな投資なのです。
信託報酬が安い
インデックスファンドのメリットとして、信託報酬が安いことが挙げられます。
投資信託では、信託銀行や運用会社などが間に入って管理・運用を行うため、その分、手数料がかかってしまいます。その手数料を信託報酬といいます。
信託報酬の目安としては、信託報酬が1%を切る水準のものが望ましいです。できれば0.5%前後で抑えたいところです。
信託報酬は、投資信託が儲かっていなくても必ずかかる費用です。信託報酬を低く抑えることができれば、より大きな利益を狙うことができます。
投資初心者でも始めやすい
投資信託は、投資初心者でも非常に取り組みやすい投資といえます。
投資信託では、実際の運用をお金の専門家に任せることができます。投資に関する専門的な知識がなくても、投資を始められます。
また、投資信託に投資する時点で十分に分散投資がされているため、リスクも比較的低く抑えられます。
インデックスファンドへ投資するまでの流れ
証券口座の開設
インデックスファンドへの投資を始めるにあたって、まずは証券会社に口座を開設する必要があります。その際、手数料を抑えるため、ネット証券で口座を開設するのがオススメです。
店舗型の証券会社の場合、ネット証券では売買手数料無料で購入できる投資信託が、有料で取引されることも珍しくありません。
手数料を抑え、少しでも大きなリターンを狙うためにも、ネット証券を選ぶことが大切です。
投資信託を選ぶ
信託報酬の安いファンドを選ぶ
投資信託を選ぶ際には、信託報酬が安いファンドを選ぶことが大切です。信託報酬が0.5%前後のファンドを選びましょう。
分配金なし、または再投資のものを選ぶ
投資信託は分配金のないものを選ぶようにしましょう。分配金が出るということは、それだけ基準価額が下がって、投資成果が悪くなります。
分配金が出る投資信託に投資する場合には、分配金を再投資するようにしましょう。
積立投資をしよう
積立型の投資信託にすることで、毎月自動的に一定金額を投資することができます。
購入タイミングを分散することができますので、平均購入単価を引き下げることが期待できます。
インデックスファンドのまとめ
今回はインデックスファンドについて解説してきました。
インデックスファンドは非常にオススメな金融商品ですので、ぜひ投資を検討してみてくださいね。
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