今の日本は、日銀のゼロ金利政策の影響で、預金の金利も低水準で推移しています。そんな中、多くの人が金利の高い海外投資に興味を持っているのではないでしょうか??
今回は、そんなあなたに向け海外投資を基本から徹底解説したいと思います。この記事をきっかけにして、ぜひ海外投資の世界に足を踏み入れてください!
投資の基本
まずは海外投資の説明に入る前に、そもそも投資とは何かについて解説したいと思います。
投資とは
投資とは、収益を期待して資金を支出することをいいます。例えば株式投資でしたら、値上がり益を目的に株式購入に資金を支出しているわけです。投資には、リスクが高いものから低いものまで様々な種類があります。一般的に、ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンといったように、リスクに応じてリターンが増えていくと考えられます。具体的な投資の種類は、株式や投資信託、不動産投資、FXなど非常に多くあります。その中から、自分に合った投資を選ぶことになります。
現在の日本
現在の日本では、銀行金利が非常に低く、預金しているだけでは資金が増えません。また、これからの時代は給料の上昇は見込めませんし、税金はさらに重くなることが予想されます。そんな中、今までのように給料や年金だけをあてにして人生を組み立てるのではなく、「投資」を利用してお金を増やすことが大切となっています。
海外投資とは
海外投資は、海外に投資をすることをいいます。現在では、FX投資に見られるように手軽に海外投資をすることができます。
海外投資では、直接海外の市場で金融商品を購入することもできます。しかし、投資初心者が海外に直接投資するのは非常に手間がかかり困難です。ですので、この記事では日本国内で購入できる金融商品を対象に海外投資を説明したいと思います。
海外投資で知っておきたいこと
こちらでは、海外投資をする上で最低限知っておきたいことを解説したいと思います。
税金はどうなる??
日本国内で海外を対象とした金融商品を購入し利益を得た場合には、税金が課税されます。そして、海外の金融機関で直接、海外投資を行った場合にも、日本で税金を支払う必要があります。ただし、場合によっては海外で課税を受けることもありますので、その国と日本が租税条約を結んでいる場合には、書類を提出して手続きすることで二重課税を防ぐことができます。
オフショア
オフショアとは、非居住者に対し税制面で優遇している地域です。また、オフショアとされる地域では金融面や税制面で合法的な優遇措置を設けている区域があり、タックスヘイブン(租税回避地)と呼ばれています。アジアでは香港、シンガポール、マカオ、そのほかの地域ではモナコ、ケイマン島などがあります。
オフショア地域にある金融機関は、海外取引が多いため海外向けのサービスが充実しています。インターネットや郵送を利用して口座開設ができる金融機関もあります。中には日本語サポートがある銀行などもありますので、自分で海外市場で直接投資することも十分可能です。
海外投資のメリット
こちらでは、海外投資をすることによるメリットについて解説していきます。
リスク分散
海外投資をすることで、日本円の資産だけではなく外貨の資産も所有できますので、リスク分散の効果が得られます。日本円で株式や不動産などの複数の資産に分散投資するだけではなく、外貨建てでも資産を持つことで、大きな分散効果を得られます。
高金利
日本は現在低金利ですが、海外に目を向けると高金利の国々が沢山あります。高金利の国々に投資することで、より多くのリターンが狙えるメリットがあります。
金融商品の種類が豊富
日本だけでなく海外の投資にも目を向けることで、より多くの金融商品から投資先を選ぶことが可能です。海外には日本にはまだないような優れた金融商品やサービスがありますので、投資の幅がさらに広がります。
海外投資をする際に気をつけたいこと
ここからは、海外投資に潜むリスクについて解説します。
為替リスクがある
海外投資で怖いのが、為替レートの変動により損失を出すリスクです。外貨から日本円に戻す際に円高になっていた場合、せっかく投資で得られた利益がほどんどなくなってしまう可能性もあります。ただし、日本円に戻さない前提で海外投資をするなら、為替リスクは考えなくてもいいです。
元本割れの恐れがある
海外投資の場合でも、元本が保証されていない金融商品に投資すると、元本割れする恐れがあります。投資をするなら仕方がないことかもしれませんが、しっかりと投資先を調べてから投資するようにしましょう。特にFXでは、レバレッジを使うことで一瞬で大金を無くしてしまう恐れがあります。
為替手数料が掛かる
通貨同士を両替する際には、為替手数料が掛かります。頻繁に日本円と外貨を両替していると、その手数料だけで意外と多くのお金を消費してしまいます。特に外貨預金は手数料が高めですので、注意が必要です。
詐欺にもご注意
海外投資を謳った詐欺もあるようです。海外投資というと投資初心者には分かりづらく、もっともらしく聞こえるものです。投資をする際には、しっかりと商品の特性を理解してから始めましょう。
海外投資の種類
こちらでは、海外投資をする上で投資先となる具体的な金融商品についてご説明します。
外貨預金
外貨預金は、外貨で預金することをいいます。預ける通貨が外貨なだけで、基本的な仕組みは日本円とさして変わりません。銀行によって異なりますが、日本円の預金よりも外貨預金の方が高金利となっています。また、外貨預金では為替レート次第では為替差益を狙うこともできます。
ただし、外貨預金では為替手数料が後述する外貨建てMMFやFXと比べて割高です。また、為替手数料は円を外貨に交換し、さらに外貨から円に交換する際にも掛かります。つまり、往復分の手数料が掛かるということです。
外貨建てMMF
外貨建てMMFとは、格付けの高い短期債券を中心に運用する投資信託です。非常に安全性が高いですので、証券会社の預金代わりとして使われています。外貨預金よりも為替手数料が安いです。
外国株式
外国株式には2種類の購入方法があります。外国委託取引では、国内の証券会社を通じて海外の株式を購入します。国内委託取引では、日本国内に上場している海外企業の株式を日本円で購入します。
外国債券
外国債券は。外国の国々や企業が発行している債券です。債券ですので定期的に利子が受け取れたり、満期には額面金額が受け取れるメリットがあります。日本の債券よりも金利が高いので、非常に魅力的です。ただし、為替レートの変動には注意が必要です。
海外不動産
海外不動産投資では、将来値上がりが期待できる外国の不動産を購入し、売買益を狙います。国内では家賃収入を狙った投資が主流ですが、海外では売買益を狙った投資が主流のようです。ただし、予期しない出来事によって不動産の価格が変化することもありますので、注意が必要です。
まとめ
以上、海外投資について解説していきました。金利が低い日本で投資するよりも、海外投資をした方が大きなリターンを狙える可能性が大きいです。海外投資に興味を持たれましたら、あなたも是非挑戦してみてください!