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初めての債券ファンド選び!新興国への投資は投資信託で決まり!

銀行預金の金利が低迷している中、高金利の海外債券ファンドが人気を集めています。

特に新興国向けの債券ファンドなどは大きなリターンを狙えるため、非常に人気があるようです。

ただ、リターンが大きいということはそれだけリスクも大きいということ。海外の高金利債券ファンドに投資する際には、しっかり心構えを持つことが大切です。

この記事では、新興国投資を始めとした海外の高金利債券ファンドに投資する際の注意点について、解説していきます。

海外の高金利債券ファンド


高金利の債券ファンドといっても、実際はどのようなファンドなのでしょうか。こちらでは、高金利ファンドの基本から確認したいと思います。

海外の高金利債券ファンド

日本をはじめとした先進国では、低金利が浸透し、高金利を期待するのはなかなか難しくなっています。しかし、新興国や資源国に目を移してみると、高金利を実現している国々が多くあります。

ただ、個人で直接そういった国々に投資を行うのは、リスクが高くおすすめできません。

そんな中、債券ファンドを通じてこういった国々に投資を行うことで、リスクを抑えつつ高利回りを狙うことができます。

高金利ファンドの種類

現在、多くの高金利ファンドが設定されています。

その中でも、今回は「新興国債券ファンド」、「ハイイールド債ファンド」、そして「通貨選択型ファンド」に焦点を当てて解説していきます。

 

新興国債券ファンド


高金利ファンドの一つ目として、新興国債券に投資する新興国債券ファンドがあります。

新興国債券ファンドとは

新興国ファンドとは、今後も高い経済成長が期待できる新興国の債券を中心に投資するファンドです。

新興国債券ファンドには、世界中の新興国に広く投資するものや、地域を絞って投資するもの、さらには一国ずつ投資するものまで、多くの種類があります。

新興国債券ファンドのメリット

新興国はまだまだ経済が成長途中で信用力が低いため、先進国と比べて金利が高く設定されています。そのため、新興国債券に投資する新興国債券ファンドのリターンも高い傾向にあります。

また、最近では新興国の信用力も上がってきており、相対的に海外からの投資も行われやすく、債券の価格が上昇していくと予想されます。

新興国債券ファンドのデメリット

新興国債券は大きなリターンを狙えますが、同時にリスクが非常に高くなるデメリットがあります。

新興国は先進国と比べて政治・経済がまだ不安定で、その国の情勢によっては市場が大きく乱高下する可能性があります。

また、市場全体が不安定になると、真っ先に新興国などから投資マネーが引き上げられていきますので、一気に損失が膨らむ恐れもあります。

 

ハイイールド債ファンド


より大きなリターンを狙いたいのなら、ハイイールド債ファンドがおすすめです。

名前の通り、高利回りが魅力のファンドです。ただし、リスクもそれ相応に高まりますから注意が必要です。

ハイイールド債ファンドとは

ハイイールド債ファンドとは、格付けが低くデフォルトリスクの高い債券を中心に投資を行うファンドです。

こういったハイイールド債はジャンク債とも呼ばれ、格付け機関では「投機的格付け」とされるものです。

ハイイールド債は、スタンダード&プアーズ (S&P)ならBB格以下、ムーディーズ・インベスターズ・サービスならBa以下に格付けされています。

デフォルトリスクが高い分、利回りが高く設定されています。

ハイイールド債ファンドのメリット

ハイイールド債ファンドのメリットは、何と言っても利回りが高いことでしょう。

また、ハイイールド債の抱えるリスクも、ファンドという形態をとることで、債券を数百銘柄に分散し、信用リスクを抑えることができます。

ただし、いくら分散投資しているといっても、ハイリスク・ハイリターンな投資に変わりはありません。投資するなら、くれぐれも余剰資金の範囲で行いましょう。

 

通貨選択型ファンド


さらに高利回りを狙いたい方には、通貨選択型ファンドというのもおすすめです。

通貨選択型ファンドとは

通貨選択型ファンドとは、通常のファンドと同様、株式や債券で運用しつつも、選択した通貨の値上がりによる為替差益も狙えるファンドです。

通貨選択型ファンドのポイントとしては、「通貨を選択する」ことです。

例えば、アメリカの債券に投資するファンドで、「豪ドル」の通貨を選択したとします。

この場合、投資家は豪ドル建てで資産を運用しているのと同じことになります。

もしも将来的に債券の運用が上手くいき、豪ドルが値上がりした場合、投資家は債券からの収益と為替差益の両方を得ることができます。

通貨選択型ファンドの注意点

通貨選択型ファンドは、運用が上手くいけば利益を二重取りすることができます。

ただし、もうあなたもお気付きの通り、運用が上手くいかなかった場合、損失も二重に発生します。

通貨選択型ファンドが投資している債券は、通常はハイイールド債や新興国債券です。こういった債券は、経済情勢によって大きく下落する恐れがあり、リスクが高いです。

また、選択した通貨が値下がりして、為替差損が発生する可能性も十分にあります。

通貨選択型ファンドに投資する際には、高利回りだけに目を取られず、その仕組みからくるリスクまで理解して、投資を行いましょう。

 

まとめ


今回は高金利ファンドの代表として、新興国ファンド、ハイイールド債ファンド、通貨選択型ファンドについて解説してきました。

いずれのファンドも高利回りなのが魅力ですが、やはりリスクはそれ相応に高いものです。

投資をする際には、くれぐれも余剰資金の範囲で行いましょう。

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