「不動産投資」と聞くと、投資をしたことがない人は、身構えてしまうかもしれません。
でも、全然そんなことはなく、しっかりと不動産の基礎知識を勉強すれば、初心者でも成功することができます。
今回は、不動産投資初心者が投資を始めるうえで最低限知っておきたいポイントをまとめてみました。
この記事をきっかけにして、不動産投資に興味を持っていただければと思います。
初心者が不動産投資で成功するポイント
不動産投資で成功するためには、まずは収益の上げ方についての理解を深めることが大切です。
初心者は必ず、インカムゲインを目指すようにしましょう。
インカムゲインを目指す
初心者でも長期的に安定した収入を得られるのが、「インカムゲイン」です。
インカムゲインとは、その物件を所有することで継続的に得られるお金のことをいいます。
不動産投資でいうと、毎月の家賃収入がインカムゲインにあたります。
このインカムゲインというのは、自分が働かなくても自動的に入ってくる収入ですので、不労所得とも言えます。
不動産投資においては、毎月の家賃収入から諸費用とローンを引いた手残りが「プラス」になることが大切です。
手残りがプラスになることを第一条件に考えれば、まずは問題ないでしょう。
特別な経験やスキルはいらない
不動産投資をする上では、特別な経験やスキルは必要ありません。
必要なのは、自分の「時間を投資」することだけです。
これはどんなことにも共通していますが、何かを始める際には、はじめに莫大な時間を投資して基礎知識をつけることが大切です。
この基礎知識があれば、世の中に溢れているペテン師の話にも惑わされず、自分の基準で適切な投資先を探すことができます。
何も勉強せずに安易に投資を始めようとすると、収益が上がらない物件を買わされて、痛い目に会うことになります。
特に、不動産投資では投資する金額が数千万円になりますので、なおさら基礎知識を身につけることが大切になります。
投資ではなく「投機(ギャンブル)」にならないよう、しっかりと勉強しましょう。
キャピタルゲインには手を出さない
初心者が手を出してはいけないのが、キャピタルゲインを目的にした不動産投資です。
キャピタルゲインとは、安い時に購入した物件を高値で売却することで、その差額分を儲ける投資手法です。
キャピタルゲインは、将来価格が上がるかを「予想」して投資するわけですから、投資ではなく投機(ギャンブル)に近いと言えます。
この典型がバブルです。バブルの頃は、みんながキャピタルゲインを狙い、借金をしてまで不動産を買って、高い値段で売り払っていました。
そのため、土地の価格がどんどん上昇していきました。
しかし、銀行が不動産に融資を出さなくなったため、価格の上昇が止まり、その結果多くの投資家が多額の借金を背負いました。
このように、キャピタルゲインというのは将来を予想して投資をするわけですから、綿密な投資分析や高いファイナンシャルリテラシーが必要です。
したがって、投資初心者はこのような投資には近づくべきではないでしょう。
何度も言うようですが、投資初心者はキャピタルゲインではなく、インカムゲインを狙うようにしましょう。
初心者が不動産投資をする前にやること
不動産投資を始める際には、まずはやらなければいけないことがあります。
ただ闇雲に物件を探すのではなく、しっかりとした目的意識を持った上で、適切な物件を探すことが大切です。
不動産投資の目的を決める
まず大切なのが、そもそも何のために不動産投資を始めるのかという「目的」です。
もしもあなたがお小遣い程度のお金が欲しいために投資をしたいなら、投資金額が少ない区分マンション投資がいいです。
もしもサラリーマンをリタイアするぐらいの収入が欲しいのでしたら、一棟アパートやマンションを狙って行ったほうがいいでしょう。
このように、自分の目標が明確に定まると、具体的な投資先が明確になってきます。
まずは目的を考えてみましょう。
初心者ための区分マンションの探し方
こちらでは、初心者向けと言われる区分マンション投資での物件の探し方を見ていきます。
区分マンションを探す際に大切なのが、リスクが少ない物件を選ぶことでしょう。
不動産投資のリスクといえば、まずは「空室」です。
この空室を防ぐために以下の条件を満たした物件を探すようにしましょう。
賃貸需要が高いエリアにある
初心者は必ず、賃貸需要が大きい東京の物件を選ぶようにしましょう。
現在日本は人口減少時代に突入しており、今後は東京に人口がますます集中することが予想されます。
よって、将来にわたって賃貸需要が安定している東京に区分マンションを購入することが、初心者にとっては必須条件といえるでしょう。
利回りで選ばない
初心者は、物件を判断する際に利回りだけで判断しがちです。
実は、利回りというのはあくまで満室想定での利回りですので、もしもその物件が賃貸需要の少ない地域の物件だった場合、赤字になっていまいます。
ですので、利回りで物件を選ぶのではなく、賃貸需要があるかどうかも踏まえ検討する必要があります。
また、利回りが高くても、区分マンションの場合には修繕積立金や管理費が高く、実際の経費を引いたら収支が悪い場合も考えられます。
このように、賃貸需要や実際の収支を計算した上で、物件を購入することが大切です。
信頼できるパートナーを見つける
不動産投資で大切なのは、信頼できる物件を紹介してくれる会社や、管理会社を見つけることです。
もしも良質の物件を紹介してくれる会社を見つけられたら、あなたは安心して物件を購入することができます。
このような会社を見つけるには、すでに不動産投資をしている人から直接、業者を紹介してもらうのがいいでしょう。
その方が、自分で業者を探すよりも効率的ですし、投資に失敗する可能性も低くなります。
多少コンサル料が発生しても、信頼できる投資家にコンサルを依頼するのが、一番確実で手っ取り早い方法だと言えます。
まとめ
不動産投資というのは、正しい知識を身につければ、比較的低リスクで投資ができると言えます
不動産投資の素晴らしい点が、家賃収入という不労所得を得られる点でしょう。
もしもこの不労所得がサラリーマンの給料を上回ったら、あなたはもはや会社で働く必要はなく、自由に自分の人生を生きることができます。
ぜひ、自分の自由を勝ち取るという意味で、不動産投資の世界に足を踏み入れていただければと思います。
「投資」を活用すれば、サラリーマンをリタイアすることも夢ではありません。