不動産投資初心者向け

築古物件は儲かるの?中古物件には要注意!

住宅を購入しようとして最初に迷うのが、新築の不動産を購入するか、中古の不動産を購入するかだと思います。

「中古のほうが安いのは分かるけれど、修繕が必要になったら怖い、、、」という方もいることでしょう。

今回はそんな方に向けて、中古不動産のメリットとデメリットをまとめてみました。

今回は自宅を購入する方向けの記事ですが、不動産投資をする際にも参考になりますので、是非、読んでみてください。

中古不動産のメリット


それでは、中古不動産を購入するメリットについて見ていきましょう。

初期費用が安く済む

やはり、中古不動産を購入する一番の理由は、初期費用を安く済ませられることでしょう。

中古不動産は、新築と比べて、築年数が浅い物件であっても、7〜8割ほどの価格で購入できます。

また、長く売れ残っている物件や、売主が売却を急いでいるような物件は、さらに大幅に値引きできる可能性もあります。

中古物件のいいところは、売主と交渉することで、値段を安くする交渉ができるところでしょう。

安く物件を購入した分、浮いたお金でリフォームをしたりもできますよね。

物件状態を確認して購入できる

通常、新築物件の場合には、物件が完成する前に分譲が終わってしまうことが多いです。

そのため、実際に物件が完成してからしか、日当たりや周辺環境を確認できないでしょう。

ですので、購入してからやっぱり雰囲気が違ったということもありえるでしょう。

しかし、中古物件の場合にはすでに建物が「完成」していますので、実際の日当たりや雰囲気を見てから購入することができます。

これは不動産投資をする場合のメリットですが、新築物件で不動産投資をする場合、実際に物件がどれだけ入居するかは完成してみないと分かりません。

一方、中古の不動産に投資した場合は、すでに過去の入居実績や建物の状況などの実力が分かりますので、ある程度安心して物件を購入することができます。

このように、実際の物件を見て購入できる点が、中古不動産を購入するメリットと言えるでしょう。

周辺環境を確認できる

周辺環境を確認できるのも、中古不動産を購入するメリットでしょう。

やはり新築不動産の場合、実際に建物が建たないと周辺環境が分からないので、買ってから騒音が激しいことが分かったりするものです。

しかし、中古不動産の場合には、すでに建物があって部屋の中にも入れますので、騒音や、近隣トラブルなども把握することができます。

個人売主が多く消費税がかからない

新築物件を購入する場合、通常、売主はデベロッパーなどでしょう。

こういったデベロッパーは課税事業主になるため、不動産の本体価格とは別に消費税が課税されることになります。

一方、中古不動産の場合、売主は個人であることが多く、その場合、消費税は非課税になります。

そのため、広告に記載された販売価格が、そのまま購入価格となります。

このように、同じ販売価格の不動産でも、中古の不動産の方が消費税がかからない分、安く購入できるといえるでしょう。

 

中古不動産のデメリット


ここからは、中古不動産のデメリットについて見ていきましょう。

やっぱり、何か問題がある物件を購入したら、怖いですよね、、、。

修繕が発生する可能性がある

中古物件するデメリットは、何か問題のある物件を購入して、思わぬ修繕が発生することでないでしょうか。

例えば、せっかく買った中古の一軒家が、実はシロアリに食われていたということもありえるかもしれません。

ただ、こういったリスクは、事前に業者に物件の状態を見てもらうことである程度は防ぐことができます。

やはり中古の物件ですので、物件の状態をしっかり確認する必要があるでしょう。

また、築年数の古い物件は、耐震性が悪いイメージがあるかもしれません。

日本では、1981年6月以降に新耐震基準というものが導入され、地震により強い建物が建てられるようになりました。

一方、それ以前の建物については、耐震性に心配の余地が残ります。

よって、中古不動産を購入する場合には、新耐震基準の物件を購入することが一つの目安といえるでしょう。

物件の間取りや設備が古く感じられる

中古不動産は、やはり新築不動産と比べて、間取りや設備が古いデメリットがあるでしょう。

新築物件は、常に住み心地や設備の使い勝手を追求して最新の間取りや設備を導入しますから、それは当然といえるでしょう。

しかし、中古物件は新築物件よりも物件価格が安いのですから、浮いたお金でリフォームをすればその心配は無くなるかもしれません。

担保評価が低い

中古不動産は、新築不動産と比べて、金融機関の担保評価が低くなります。

ですので、物件価格の全額のローンを受けるフルローンができず、頭金を入れる可能性が出てくるでしょう。

ですので、ある程度のお金は確保しておいた方がいいでしょう。

 

まとめ


ここまで、中古不動産について見てきました。

やはり中古物件は値段が安い分、ある程度の古さや故障は覚悟した方がいいかもしれません。

そのため、物件の購入前に、しっかりと状態を調査した方がいいでしょう。

いずれにしろ、購入費用が安く済む中古不動産は、サラリーマンの財布に優しいと言えますね。

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