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わひこが倒産した理由は?不動産業界は厳しい状況へ

女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を展開していたスマートデイズの破綻。それにより明らかとなったスルガ銀行の不正融資問題。

不動産業界全体に暗雲が立ち込める中、今回不動産業者わひこが倒産する事態となりました。

不動産投資家の間では有名だったわひこに一体何があったのでしょうか?

この記事では、わひこの倒産問題について取り上げます。

わひこが営業を停止

2018年10月、わひこのホームページに「10月8日をもって営業を停止する」という旨の発表がありました。今後は法人を解散・清算し、倒産する意向であるといいます。

一体わひこに何があったのでしょうか?

まずはわひこの概要を説明し、それからどのような経緯で営業停止になったのか説明していきます。

わひこは投資用不動産で急成長

わひこは不動産コンサルティングなどの業務を手がけていた会社です。

不動産投資のアドバイザーとして、物件の選定や調査、融資の交渉、さらには税務サポートなど、不動産投資に関わるサービスを一貫して提供していました。

また、わひこの浅野社長は「9割の不動産営業マンは“お勧め物件”を自分では買わない」などの本を手がけ、不動産セミナーの講師も務めていたほどの人物です。

わひこの平成25年2月期の売り上げはおよそ4,000万円でしたが、セミナーなどを通じた積極的な営業の成果もあって、平成28年2月期には売上が約12億円へと急拡大しました。

一時は上場を検討していたこともあり、不動産投資の追い風に乗った会社といえます。

融資引き締めや環境変化で経営が悪化

わひこはこれまで順調に経営を続けてきましたが、スルガ銀行の不正融資問題に端を発した融資引き締めや、不動産投資を敬遠する個人投資家の増加に伴い、経営が悪化。

また、社内体制の一部を疑問視する声も上がり、わひこの体制は少しずつ揺らいでいたといいます。

30名近くいた従業員も断続的に退職を進めていたといい、今回の営業停止の事態へとつながりました。

負債総額は推定10億円

わひこの負債総額はおよそ10億円と推定されており、今後は法人を解散し、清算を行なっていく予定とのことです。

参照:わひこ

サラリーマン康二
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わひこの倒産問題のまとめ

スルガ銀行による不正融資問題により、不動産業界全体に向かい風が吹いており、今後も不動産業者の倒産は続くものと考えられます。

今後はグレーゾーンで不動産営業を行っていた会社は淘汰され、堅実に営業を続ける会社が生き残っていくと考えられます。

今後の不動産業界の動向からは目が離せません。

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