(この記事は、過去に書かれた記事を2018年9月7日に加筆修正したものです。)
投資する前に投資目的を明確にしよう!
投資信託は、資産運用のプロがあなたに変わって投資をしてくれる金融商品です。わずか1,000円ほどの小額から投資を始められ、投資先も分散できるため、株式投資よりもリスクを抑えることができます。
参考:「投資信託はデメリットよりもメリットの方が大きいのはなぜ?」
さて、投資信託を実際に購入する前に、まずは自身の投資目的を明確にする必要があります。何のために投資をするのか、運用期間はどれぐらい取れるのか、リスクをどの程度受け入れられるのか、よく検討しましょう。
例えば、老後のために投資をするのなら、ある程度リスクを取って長期で運用することになりますし、直近で使用予定のあるお金を使うのなら、ローリスクな運用を心がけるべきです。
投資目的を明確にすることで、購入する商品の種類が定まります。
投資信託の種類と信託報酬は?
投資信託の種類
投資信託の種類は、大きく分けて「国内債券」「国内株式」「外国債券」「外国株式」の4つに分類できます。
国内型は、日本国内に投資する投資信託で、外国型に比べてリスクは低くなります。債券型は債券に投資する投資信託で、株式型と比べて価格が安定しており、リスクが低いのが特徴です。
一般的には、「国内債券」→「外国債券」→「国内株式」→「外国株式」の順でリスク・リターン共に上がっていきます。
また、投資スタンスの違いで「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2種類がありますが、よりランニングコストが安いインデックスファンドを選ぶのが定石です。
自分の投資目的にあった商品を見つけたら、各ファンドの概要を説明した目論見書を熟読し、内容に納得できたら購入を検討しましょう。
参考:「投資信託のポートフォリオが重要な理由。30代のポートフォリオとは」
投資信託の手数料
投資信託には、大きく分けて「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つの手数料がかかります。
「販売手数料」は、投資信託を購入する際に販売会社に支払う手数料です。今ではネット証券を中心に販売手数料無料(ノーロード)の商品が多く提供されていますので、ノーロドのものを選ぶようにしましょう。
「信託報酬」は投資信託の保有額に応じてかかる手数料です。信託報酬は投資利益を圧迫しますので、信託報酬が0.5%前後の商品を選びましょう。
「信託財産留保額」は、投資信託を換金する際に徴収される手数料です。
投資信託を購入する際には、できるだけ以上のコストがかからない商品を選びましょう。
参考:「投資信託の選び方の決定版!9つのポイントを押さえよう!」
投資信託を購入するまでの流れ
商品を決めたら、いよいよ投資信託を購入します。
まずは証券会社に口座を開設し、資金を入金し、それから購入の申し込みをします。各証券会社のホームページでは、購入までの流れを分かりやすく解説していますので、それを参考に取引してみましょう。
なお、投資信託購入後は、年1〜2回ほど運用報告書が交付されますので、必ず内容を確認するようにしましょう。
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