投資の基礎知識

投資信託の分配金とは ?知っておきたい投資信託のポイント

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投資信託を探していると、「毎月分配型投信」という言葉をよく目にすると思います。

確かに分配金という単語を耳にすると、なんとなく「得した」気分になります。

しかし、投資信託の分配金というのは、通常の株式や債券とは異なり、単純に利益として考えられるわけではありません。

利益が出ていないのに、分配金が支払われることもあるぐらいです。

今回は、そんな投資信託の分配金について簡単にまとめてみました。

投資信託における分配金


それでは早速、分配金について見ていきましょう。

そもそも分配金とは?

投資信託は、株式や債券などさまざまな資産に投資し、配当や利子である「インカムゲイン」と、株式や債券の値上がり益である「キャピタルゲイン」を得られることがあります。

これらの利益から、ファンドの決算日に投資家に分配されるのが分配金と言われるものです。

つまり、分配金というのは、投資信託そのものの利益を投資家に分配したものです。

分配金は、投資信託の基準価額に上乗せされたイメージで存在していますので、分配金が支払われると、その投資信託の基準価額は下落することになります。

これがいわゆる「分配落ち」と言われるものです。

分配金はいつ支払われるか?

分配金が支払われるのは、その投資信託ごとに定められた決算日です。

実際に分配金を受け取れるのは、決算日から数えて5営業日目が多いようです。

ただし、分配金は運用の成果の一部を受け取るものですから、分配金の額は投資環境によって大きく変化する可能性があるます。

投資環境によって、過去の実績よりも増額されたり、または減額されたり、はたまた分配金が支払われないこともあります。

分配金の詳細は目論見書へ

自分が購入する投資信託は分配金が出るのか、出る場合にはいつ、どれぐらい出るかについての詳細は、すべて投資信託の目論見書に記載されています。

目論見書というのは、その投資信託に投資する上で必要な、運用方針や、手数料の額、基準価額や分配金の実績などの情報が載っています。

投資信託を購入する際には、必ずこの目論見書を確認するようにしましょう。

 

分配金の税金


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分配金が支払われるときに心配なのが「税金」ですよね。

実は、分配金には税金がかかる場合と、かからない場合があるのです。

ここからは、分配金の税金について解説していきます。

儲かった部分に税金がかかる

分配金の税金を簡単に理解するには、「儲かった部分には税金がかかり、儲かっていない部分にはかからない」と覚えるといいです。

儲かった部分を「普通分配金」、儲かっていない部分を「特別分配金」といいます。

分配金を理解する際のポイントが、「分配金が支払われると基準価額が下落する」ということです。

このことを理解して続きを読んでいただけると、理解しやすいと思います。

普通分配金

普通分配金というのは、投資信託を購入した時の基準価額を「上回る」部分の分配金です。

これは純粋に投資信託からの利益と考えられますので、税金がかかります。

例えば、基準価額1,000円で購入した投資信託があり、現在の基準価額が1,500円とします。

この投資信託が分配金を出す場合、500円までの金額については、普通分配金と扱われます。

1,000円で購入したものが1,500円に値上がりしたわけですから、当然500円までは利益として扱われ、課税対象となります。

特別分配金

特別分配金というのは、投資信託を購入した時の基準価額を「下回る」部分の分配金です。

つまり、元本割れして支払われた「利益」ですので、これには税金が課されません。

元本を割ってるのに分配金が支払われるということは、これは「元本の一部払い戻し」となるため、投資家としては「得」をしているわけではなく、単に投資信託を一部解約したのと同じ考え方になります。

例えば、基準価額1,000円で購入した投資信託があり、現在の基準価額が1,500円とします。

この投資信託が分配金を出す場合、500円までは先ほどと同様に「普通分配金」となります。

しかし、500円を超える金額が分配金として出ると「元本割れ」を起こしてしまいますので、この分配金は「特別分配金」として非課税になります。

分配金の税金はどれぐらい?

投資信託の分配金にかかる税金は、20.315%(所得税15%、地方税5%、復興特別所得税0.315%)です。

証券会社の口座を特別口座で源泉徴収がありのものにしておけば、分配金は確定申告をする必要がありません。

 

分配金の活用方法


いざ分配金を受け取ったら、使い道としては、①その分配金を使ってしまうか、②再投資に回すか、のいづれかの選択肢があります。

分配金を受け取る

この場合、投資信託から分配金が現金として受け取れるため、そのお金を使って買い物をしたり、生活費の足しにすることができます。

ただし、分配金には基本的に税金がかかりますので、分配金を受け取るぐらいなら、普通に銀行の口座にお金を預けておいて、必要な時に引き出した方が得と言えるでしょう。

分配金を再投資する

分配金を再投資する場合には、分配金が支払われるごとに同じ投資信託を買い増していくことになります。

そのため、複利効果によって、再投資には長期で投資する場合、大きな効果があります。

ただし、再投資する場合にも分配金が出ると税金が課税されます。

よって、初めから再投資することを考えているなら、分配金が出ない投資信託で運用した方が、税金が引かれない分、より大きな複利効果を期待できます。

 

まとめ


ここまで、投資信託の分配金について見てきました。

分配金というのは、もらえるととても得したような気もしますが、税金という重い足枷をはめられていることになります。

長期で投資したい人は、分配金が出ない投資信託で運用することをお勧めします。

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