投資の基礎知識

NISAは5年後からしっかり課税される?デメリットを理解しよう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「NISA」といえば、一時期、世間でかなり話題になりました。

年間120万円までの金額が非課税になるというのは、すごく嬉しいですよね。

でも、そんなNISAですが、やっぱりデメリットもあります。このデメリットを甘く見ていると、あとあと痛い目にあいます。

今回は、NISAを利用する上で知っておきたい「デメリット」の部分にも焦点を当て、NISAを解説していきます。

(この記事は、過去に書かれた記事を2018年6月8日に加筆修正したものです。)

NISAの基本を理解しよう


NISAとは

NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、年間120万円までの投資利益が、5年間非課税となる制度です。

通常、投資の利益にはおよそ20%の税金がかかりますから、税金がまるまる非課税となるNISAは、相当なインパクトがあります。

税金が非課税になる

NISAの一番のメリットが、年間120万円までの投資に対する利益が、非課税になることです。

通常なら2割近くの税金が取られるのに、仮に1億円利益が出ても、税金は1円も掛からないのです。これはすごくお得な制度ですね。

また、投資の利益を非課税のまま再投資に回すことができますので、効率的に資産運用ができます。

非課税は5年間有効

NISAで適用される非課税枠は、最大5年間有効です。

年間120万円の非課税枠が5年分ありますので、総額600万円分の投資に対する利益が免除されます。

サラリーマン康二
投資の利益が非課税になるのは、かなり嬉しいですよね!

絶対押さえたい!NISAのデメリット

メリットばかりに思えるNISAですが、実はデメリットもあります。

しかも、このデメリットはかなり致命的なため、要チェックです。

損失の繰越控除が利用できない

残念なことに、NISAを利用すると損失の繰越控除(※)を使うことができません。

(※)損失の繰越控除とは、投資で生じた損失額を、翌年以降の利益から最大で3年間差し引くことができる制度です。損失の繰越控除を利用することで、税金を大幅に圧縮することができるのです。
例えば、昨年投資で20万円の損失が出て、今年は利益が20万円出たとします。
この場合、今年の利益20万円から昨年の損失20万円を差し引いて、今年の利益を0円として計算することができます。

投資に損失はつきものですので、投資家にとって損失の繰越控除は非常に重要な制度といえます。

しかし、NISAは損失の繰越控除が使えませんので、本格的に投資を進めている人にとって、NISAは使い勝手が悪い制度といえます。

損益通算ができない

さらに悪いことに、NISAは損益通算(※)をすることもできません。

(※)損益通算とは、複数の口座の損失と利益を相殺した上で、最終的な損益を計算することをいいます。
例えば、A口座では利益が20万円、B口座では損失が20万円出ているとします。
この場合、損益通算をすることで、AとB両方の口座の損益を相殺して、利益を0円とすることができます。

損益通算が使えないのは、投資家にとっての死活問題です。

本来は損益通算によって税金を抑えられるはずが、NISAによりそれができなくなってしまい、無駄に税金を支払うことになりかねません。

5年後はしっかりと課税される

NISAの非課税期間は、5年間と明確に定められています。5年経過すると、しっかりと税金が徴収されることになります。

ただ、冷静に考えると、投資というのは20年〜40年と長期投資するのが普通です。ですので、NISAの「5年」という非課税期間は、短すぎるといえます。

また、多くの人が投資信託で長期運用すると思いますが、分配金が出ない投資信託を利用するのがセオリーですから、そもそも課税されるだけの利益が発生しないことになります。

つまり、NISAは非常に中途半端で使い勝手の悪い制度なのです。

非課税枠は戻らない

NISAの非課税枠は、一度使ったら元に戻ることはありません。

100万円分の株を買い、それを全額売ったからと言って、非課税枠が100万円戻ることはないのです。

そもそも年間の非課税枠が120万円というのは少なすぎます。デイトレードをしている人だったら、わずか数日で非課税枠を使い切ってしまうでしょう。

NISAの効果的な使い方

NISAを効果的に利用するためには、どうすればいいのでしょうか?

ここからは、NISAの効果的な使い方についてご紹介します。

1年ぐらいで利益が上がる投資に向いている

5年という期間では長期投資には短すぎますし、120万円という非課税枠は、デイトレードには不向きです。

こう考えると、NISAに向いているのは、1年ぐらいで成果が出る投資先であることが分かります。

ただ、そういった投資先はなかなか見つけにくいかもしれませんね。

投資信託や株式などがおすすめ

NISAは損失が出ると各種控除を利用できませんので、リスクを取った投資はオススメできません。

かといってリスクが低い投資先を選んでしまうと、利益が上がらず非課税のメリットを生かすことができません。

そういう意味では、ミドルリスクの投資先を検討するのがいいかもしれません。具体的には、投資信託や株式などがいいと思います。

サラリーマン康二
最新の投資情報は、公式メルマガでも発信していますので、下記から登録してみてください。

↓【期間限定】4大特典をプレゼント中!

NISAのまと

NISAは確かに非課税ということで嬉しい制度ですが、蓋を開けてみるとすごく中途半端な制度だということが分かります。

NISAのデメリットについてしっかりと理解して、投資を進めましょう。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



公式メールマガジンにて最新情報配信中!





国内取引所はビットフライヤーがおすすめ!


"bitFlyer
 

bitFlyerの登録方法 

   

bitFlyer公式サイト




ビットコインの手数料がマイナス!ザイフ



 

Zaifの登録方法

   

Zaif公式サイト




海外取引所は世界最大のバイナンスがおすすめ!



 

Binanceの登録方法

   

Binance公式サイト




LINEでも投資情報を配信中!





ピックアップ記事

  1. 必ず守ろう!FX初心者のための基礎知識
  2. サブリースの解約には要注意!サブリースの基本と注意点を解説
  3. 転職や退職の際に知っておきたい厚生年金の手続き方法
  4. ETFで積立投資を始めるとメリットたくさん!投資方法を解説
  5. 投資信託の分配金とは ?知っておきたい投資信託のポイント

関連記事

  1. 投資の基礎知識

    あなたも海外投資家になろう!海外投資の始め方とは?

    今の日本は、日銀のゼロ金利政策の影響で、預金の金利も低水準で推移してい…

  2. 投資の基礎知識

    資産運用するなら新興国向けの投資信託で決定!新興国ファンドの基礎

    長期投資を進めるなら、これから経済成長が期待できる新興国に投資するのも…

  3. 投資の基礎知識

    ふるさと納税の仕組みと控除を受けるための方法

    最近、ふるさと納税という言葉をよく耳にしますよね。実は、私の家族もふる…

  4. 投資の基礎知識

    ラップ口座とは〜ラップ口座が全然ダメな理由

    最近、何かと「ラップ口座」という言葉を耳にすることが増えてきました。…

  5. 投資の基礎知識

    成行注文とは?投資初心者が押さえたい株の売買の仕組みのまとめ

    株式投資を始めたいと思っても、「成行注文」「指値注文」が分からず途方に…

  6. 投資の基礎知識

    個人投資家が超高速取引に打ち勝つ方法

    あなたは「超高速取引」という言葉を聞いたことがありますか?超高…

おすすめの記事

  1. 投資の基礎知識

    老後に貯金がない事態を回避!現役時代からできることとは?
  2. 投資の基礎知識

    コインチェックの手数料は高い!クレジットカード手数料には要注意!
  3. 投資の基礎知識

    初心者向け、Zaif(ザイフ)の登録方法を解説
  4. 投資の基礎知識

    特定口座の源泉徴収あり・なしの違いとありを選択した方がいい理由
  5. 投資の基礎知識

    仮想通貨の正しい儲け方とは?利益を上げる7つの方法を解説
PAGE TOP