投資の基礎知識

外国債券は4つのリスクに気をつけよう!知っておきたい債券の基本

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この低金利の中、銀行にお金を預けていても、利息はほどんとつきません。むしろ、インフレが進行すると、銀行にお金を預けているだけでは、お金の価値がどんどん目減りしていってしまいます。

だからといって投資を始めようにも、リスクが怖くて今一歩踏み出せない人も多いのではないでしょうか??

実は、そんなあなたに朗報があります。

「外国債券」に投資すれば、リスクを抑えつつも高いリターンを狙っていくことができます。

この記事では、そんな外国債券の基本から始まり、そのリスクまでを徹底解説していきます。外国債券の理解をぜひ深めていただければと思います。

【こちらの記事は、過去に書かれた記事を2018年4月16日に加筆修正したものです。】

まずは「債券」の基本から確認!

外国債券について解説する前に、まずは「債券」の基本について確認したいと思います。

債券の基本を押さえれば、外国債券も簡単に理解できます!

そもそも債券とは?

そもそも「債券」とは、国や地方公共団体、企業などが、資金調達のために発行する証券のことをいいます。

債券にはあらかじめ金利や償還日、償還金額が定められており、債券を保有することで、定期的に利息がもらえたり、満期まで保有することで元本が戻ってくるようになっています。

つまり、発行者が潰れない限りは、元本が必ず戻ってくるということですね。

なお、元本が保証されている代わりに、債券は途中で解約することができません。ただ、解約ができないからといっても、債券は債券市場でいつでも売買することができます。保有する債券に買い手がいれば、いつでも市場で換金できるということです。

もちろん市場で売却する時には、市況によって元本割れをおこしたり、反対に利益が出ることもあります。

ただ、債券投資の基本は「満期まで保有」することです。満期まで保有してさえいれば、発行者が破綻しない限り元本が戻ってきますし、利息ももらえますので損をすることはありません。

債券にもリスクがある

債券の一番のリスクは、債券の発行者が、何らかの理由で利息や元本の支払いができなくなることです。これをデフォルトといいます。

デフォルトになると、元本の一部しか返ってこなかったり、最悪のケースでは、一円も取り返せないことがあります。

債券に投資する時には、発行者の支払い能力(信用力)を確認することが大切です。

ところで、債券と同じような安全資産に定期預金があります。

定期預金も安全資産としては一般的ですが、定期預金は仮に金融機関が破綻しても、1,000万円までの元本とその利息が保護されるようになっています。

そういう意味で、債券よりも定期預金の方がリスクは低いといえます。

外国債券とは

債券は、世界中にある様々な国々や企業、団体が発行しています。国が発行すれば国債、企業が発行すれば社債、地方公共団体が発行すれば地方債と呼ばれます。

同じように、日本国内で発行された債券を国内債券、日本国外で発行された外貨建ての債券のことを「外国債券」といいます。

この記事では取り上げるのは、外国で発行された債券である「外国債券」です。

外国債券は、国内債券と違ってリターンとリスクともに高い商品となります。詳細については、次の章から解説していきます。

外国債券に投資するメリット

高いリターンが期待できる

外国債券の金利は、日本の債券よりも高い傾向にあります。特に日本はゼロ金利政策の影響で金利が非常に低いので、外国債券の金利は魅力的です。

外国債券では金利が2〜4%程度の債券をよく見かけますが、日本の国債の金利はせいぜい0.06%程度です。両者の間には40倍ぐらいの開きがあることが分かります。流石にこれだけ開きがあると、多少リスクを冒してでも外国債券に投資したくなりますね。

ところで、なぜ外国債券の金利は高いのでしょうか?

その理由は、外国債券の発行者の信用力が低いからです。お金を貸しても返ってくる可能性が低いので、それだけ金利が高くなるのです。

外国債券の中でも、経済基盤が不安定な新興国や発展途上国は、特に金利が高い傾向にあります。

サラリーマン康二
例えば、政情の不安定なイランの政策金利は、20%となっています。
投資する人がほとんどいないので、仕方なく金利を上げているのです。

投資した金額が返ってくる

外国債券は金利が高く魅力的ですが、「債券」であることに変わりはありません。

つまり、発行者が破綻しない限りは、元本や利息は戻ってきます。

金利は高いのに元本が手堅い外国債券は、下手に株式などに投資するよりも、よっぽどいい投資先かもしれませんね。

為替の動向次第で利益も狙える

外国債券は外貨建ての債券ですので、為替レートが有利に動けば、それだけ利益も大きくなります。

例えば、債券購入時に円高、満期時に円安だった場合、債券の利息に加えて為替差益も利益として受け取ることができます。

外国債券のリスク

 

為替リスク

外国債券に特有のリスクが、為替リスクです。為替リスクというのは、為替レートが変動することによって、損失が出るリスクです。

例えば、満期時に為替が円高になってしまうと、日本円に戻したときの利益が少なくなってしまいます。場合によっては、せっかく外国債券から利益が出ても、為替差損で収支がマイナスになってしまうことも考えられます。

外国債券に投資する時には、必ず外貨に両替する必要がありますので、この為替リスクは避けて通れないリスクです。

サラリーマン康二
為替リスクをあらかじめ予想するのは、非常に困難です。
満期を迎えても、日本円に戻さないで外貨のまま持ち続けるのも一つの手です。

デフォルトリスク

外国債券に投資する時には、デフォルトリスクにも注意が必要です。

デフォルトになってしまうと、元本の一部しか返ってこなかったり、場合によっては、一円も取り返せないことがあります。

市場で債券を売ろうにも、デフォルトした債券に価格はほとんどつきませんので、大きな損失が出てしまいます。

デフォルトリスクを100%避けることはできませんが、格付け会社の信用格付けを参考にして、なるべくリスクが低い債券を選ぶといいでしょう。

外国債券の注意点

中途換金できない

債券は基本的に中途換金できず、満期まで保有し続ける必要があります。緊急でお金が必要になっても、途中で換金することはなかなか難しいです。

つまり、外国債券をはじめとした債券に投資する時には、直近で使用予定のない余剰資金を使うのがポイントです。

ただ、債券の取引市場はしっかりと整備されていますので、債券を市場で売ってしまえば、いつでも換金することはできます。

長期で保有する必要がある

債券はローリスク・ローリターンな金融商品で、長期保有が大前提です。大金を稼ぎたいとか、短期で儲けたいと考えている人には、全くお勧めできません。

なお、長期間にわたって資金が拘束されますので、直近で使用予定のない「余剰資金」で投資を行うのが原則です。一度投資したら、満期まで根気よく待ち続けことが大切です。

高いリターンには理由がある

例えば、破綻の危機にある国が国債を発行しても、そんな国債、誰も買おうとしませんね。そのため、金利を高く設定することで、どうにか国債を買ってもらうわけです。これが高利回りな債券の裏の顔です。

つまり、「ハイリスク・ハイリターン」という言葉がある通り、リターンが高いということは、それだけリスクも高いということなんですね。

高いリターンを狙って投資しても、デフォルトしてしまったら何の意味もありませんので、リスクとリターンの関係はしっかりと頭の片隅に入れておきましょう。

NISAは利用できない

外国債券を始めとした債券は、NISA(少額投資非課税制度)の対象とはなりません。

意外と忘れがちなので、注意しましょう。

外国債券のリスクのまとめ

高利回りの外国債券を見ると、ついつい投資したくなりますよね。ですが、それは「ハイリスク」の裏返しに過ぎないことが分かっていただけたと思います。

しっかりと外国債券のリスクを理解し、堅実に投資を行いましょう。

 

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