投資の基礎知識

FXにおけるロスカットの計算方法とは?強制ロスカットの基本の解説

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初心者にも人気のあるFXですが、多くのFXユーザーが恐れるものに「ロスカット」と呼ばれるものがあります。

ロスカットが発動されると、損失が確定することになり、投資家にとっては一大事となります。

今回は、そんなロスカットの基本と、投資家からロスカットが恐れられる理由について解説していきます。

(この記事は、過去に書かれた記事を2018年2月20日に加筆修正したものです。)

FXのロスカットの基本

FXのおさらい

FXとは外国為替証拠金取引のことです。

少額の資金から投資を始められるFXは、24時間トレードできるとあって、サラリーマンや主婦の副業として人気があります。

しかし、FXは常に儲かるというわけではありません。時として、大きな損失を出してしまうこともあります。

この記事で紹介するロスカットは、本来は投資家を損失から守るための取り決めです。しかし、ロスカットによって逆に損失が確定することもあります。

メリット・デメリットどちらもあるロスカットについて、ぜひこの記事で理解を深めてくださいね。

ロスカット=強制決済

ロスカットは、FXの含み損が大きくなりすぎた時に、自動的に行われる強制決済のことをいいます。

そもそもFXには、株の取引のように「ストップ高」「ストップ安」といった仕組みが存在しません。そのため、為替レートが一気に変動することも多々あります。

また、レバレッジをかけることができるため、株式投資以上に損失が一瞬で膨らむ恐れもあります。

突然の損失から投資家を守るのが、ロスカットのそもそもの目的です。

ある一定水準の含み損を抱えると、ロスカットが自動的に発動され、投資家のポジションが解消されるようになっています。これにより、投資家の損失がそれ以上膨らまないようになっています。

 

ロスカットは自動的に行われる

ロスカットは、投資家が希望していようがいまいが勝手に発動される制度です。

含み損がすぐに解消されるような相場でも、ロスカットは容赦無く発動されますので、投資家は本来抱えるはずのなかった損失を抱えてしまう恐れがあります。

証拠金維持率が重要

ロスカットは、あらかじめ設定されている必要証拠金維持率を下回った時に発動されます。証拠金維持率とは、担保としてあらかじめ預け入れた証拠金の金額から、現在の含み損を差し引いた割合です。

決められた証拠金維持率を下回るとロスカットが適用され、投資家にとって不利な為替レートであっても、即時に決済が行われるようになっています。ロスカットによって証拠金の大半を失うことになりますが、証拠金以上の損失が出るのを防げます。

証拠金維持率はFX会社によって異なりますが、20%〜30%の間で設定されているところが多いようです。中には自分で設定できる会社もあるようですから、取引を開始する前に自分で確認するようにしましょう。

ちなみに、いきなりロスカットが行われるわけではなく、証拠金維持率が50%〜70%あたりを下回ると「マージンコール」と呼ばれる警告がFX会社より発せられます。このマージンコールで、証拠金の追加の預け入れを求められます。

この時点で証拠金を追加すれば、ロスカットは発動されません。

 

ロスカットが投資家から恐れられる理由

ここまでロスカットの仕組みを解説してきました。

ここからは、どうしてこれほどまでにロスカットが恐れられるのか、その理由をご紹介したいと思います。

借金が確定するから

ロスカットが恐れられる最大の理由は、ロスカットが起きた時点で損失が確定するからです。

含み損のままなら良かったものを、ロスカットが起きると完全に損失が確定しますから、投資家にとっては恐怖でしかありません。

損失が証拠金を上回った瞬間、借金が確定しますね。

レートが乱高下するとうまく機能しない

本来ロスカットというのは、投資家を守る優れた仕組みです。

しかし、時にはそれがうまく機能しないこともあります。それは為替レートが急激に乱高下した時です。

例えば、レートが急騰してまたすぐに戻った時には、結果的にはロスカットは発動されなくても良かったはずですが、機械的にロスカットが行われるため、投資家が望まない形でポジションが解消されることになります。

 

複数の通貨ペアが連鎖的にロスカットされる

FXでは、リスク分散のため、いくつもの通貨ペアを同時に保有することが普通です。

ですが、複数の通貨ペアを持っている時にロスカットが行われると、連鎖的にロスカットされることがあります。

一つの通貨ペアでロスカットが起きる

証拠金が減る

他の通貨ペアがロスカットされる

証拠金が減る

別の通貨ペアがロスカットされる

上の流れのように、ロスカットが次のロスカットを生み、一瞬で借金地獄にハマることがあります。

正直、ロスカットが連鎖するのは、相当怖いですね。

 

ロスカットへの対応方法

ここからは、ロスカットへの対応方法を解説したいと思います。

まずはロスカット率を確認してみる

ロスカットに対処するには、まずはどのような時にロスカットが発動されるか、ロスカット率を確認してみるといいでしょう。

例えば、ロスカット率が30%で証拠金が100万円の場合を考えてみます。この場合、70万円の含み損が出そうな時にロスカットされることになります。これを基準に、あなたが保有する通貨がいくらまで変化したらロスカットが行われるか認識するようにしましょう。

レバレッジを1倍にする

レバレッジを効かせると、何倍もの利益を狙うことができますが、損失が何倍にも膨らむ恐れが出ます。レバレッジを効かせれば効かせるほど、ロスカットされる可能性が高まるのです。

であるならば、投資初心者のうちは、レバレッジを1倍にして取引するのがいいでしょう。

また通貨単位を1,000通貨や10,000通貨単位で始めるのではなく、1通貨単位で始めるのも手です。

FXに慣れるまではリスクを抑えて運用して、慣れてきてからレバレッジを使うようにしましょう。

 

強制ロスカットされる前に損切りする

ロスカットが行われる前に、自身で損切りするのも一つの手です。そうすれば、ロスカットされるよりも損失を小さくできます。

投資初心者がFXで失敗する理由として、損失が出てもそれを放置してトレードを続けてしまうことです。そうすると、どんどん損失が膨らんでいって、損失が出てしまいます。

ではなくて、自分で損切りラインを設定し、いかなる時にもそれを守ることが大切です。

ロスカットはあくまで最終防衛ラインですので、そこまで損失が膨らまないように、自分の中で損切り基準を決めるようにしましょう。

 

FXの強制ロスカットの計算のまとめ

ここまで、FXのロスカットについて解説してきました。

1回のロスカットが他の通貨ペアのロスカットを生む無限地獄に陥ったら、恐怖でしかないですよね。

しっかりとFXの仕組みを理解してから取引を始めましょう。

 

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