投資の基礎知識

知っておきたい!FXで恐れられる強制ロスカット

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初心者にも人気のあるFXですが、多くのFXユーザーが恐れるものにロスカットというものがあります。

今回は、そんなロスカットについてご紹介したいと思います。

FXのロスカットの基本


早速、ロスカットについて見ていきましょう。

FXの基本

少額の資金から手軽に始められるFXは、24時間トレードできるとあって、サラリーマンや主婦などの副業として人気があります。しかし、FXでは常に儲かるというわけにもいきません。時としては、大きな損失を出してしまうこともあります。

今回はFXの損益に大きく関わるロスカットについて焦点を当てます。ロスカットというのは、本来、投資家を損失から守るためのルールです。しかし、ロスカットによって逆に損失が確定することもあるのです。

ロスカット=強制決済

ロスカットというのは、含み損が大きくなりすぎた場合に、自動的に行われる強制決済のことをいいます。

FXでは株式取引のように「ストップ高」「ストップ安」といった仕組みが存在しません。また、レバレッジによって株式投資以上に損失が大きく膨らむことがあります。ロスカットによってこれらのリスクに対処するのが、この制度の目的です。

FXで使われる「決済」とは、利益や損失を確定させること指します。FXは決済しなければ損失が確定しないため、決済しないことで損失を先送りすることができます。しかし、ロスカットが行われると強制的に決済されるため、先送りできる損失までもが確定してしまうのです。

ロスカットは自動で行われてしまう

ロスカットというのは、自動的に勝手に行われてしまいますので、注意が必要です。

もしも、一時的に損失が出ていても、待っていれば損失を減らすことができる状況でも、ロスカットは否応なく証拠金維持率を下回ったら適用されてしまいます。今後状況が好転しそうでも、そんなことお構いなしにロスカットは作動します。

証拠金が基準で決められる

ロスカットは、あらかじめ設定されている必要証拠金維持率を下回った場合に適用されます。証拠金維持率とは、担保としてあらかじめ預け入れた証拠金の金額から、現在の含み損を差し引いた時の割合です。

決められた証拠金維持率を下回るとロスカットが適用され、投資家にとって不利な為替レートであっても、即時に決済が行われてしまいます。ロスカットによって証拠金の大半を失うことになりますが、証拠金以上の損失が出るのを防げます。

証拠金維持率はFX会社によって異なりますが、20%〜30%の間で設定されているところが多いようです。中には自分で設定できる会社もあるようですから、取引を開始する前に自分で確認するようにしましょう。

ちなみに、いきなりロスカットが行われるわけではなく、証拠金維持率が50%〜70%あたりを下回ると「マージンコール」と呼ばれる警告がFX会社より発せられます。このマージンコールで、証拠金の追加預け入れを求められます。

 

どうしてロスカットは恐れられるのか??


ここまでロスカットの仕組みを解説してきました。ここからは、何故これほどまでにロスカットが恐れられるのかご紹介したいと思います。

ロスカットのタイミングがずれる

基本的にロスカットというのは、証拠金が損失を上回らないようにするためのルールです。ですので、本来はロスカットは利用者を守るための優れた仕組みであるはずです。しかし、それがうまく作動しない場合もあります。

それは為替レートが急激に乱高下した場合です。通常、FXのチャートはプラスマイナス1円程度の間で動いており、わずか0.1円の変化でも大きな影響がでます。もしもその振れ幅が10円台になってくると、レバレッジを効かせている人は多額の損失を抱えることになります。

例えば、ある通貨が115円から162円に急上昇したとします。この時にロスカットを116円で設定していたとしても、この局面で全く売買が成立せずに、130円台でやっと売買が成立してロスカットができたということもあり得ます。

仮に117円でちゃんとロスカットできていたら、うまく損失を回避したので問題がありません。しかし、130円でロスカットされてしまったら、14倍も損失が膨らんでしまうのです。117円で売れたら5万円の損失だった場合、130円だと70万円もの損失になってしまいます。

複数の通貨ペアを持っていると連鎖する

FXではいくつもの通貨ペアを同時に保有することができます。もしも一つの通貨ペアでロスカットが起きると、その分証拠金が減ってしまうため、他の通貨ペアも次々とロスカットされていくことがあります。仮に証拠金の残高がマイナスになった場合、他の通貨ペアの損失はまるまる借金として加算されてしまいます。まさに地獄絵図ですね。

借金ができる

ロスカットがうまく作動せずに証拠金を超えてしまった場合、その分が「借金」となります。あなたは足りない分を自分で補填しないといけません。

 

ロスカットへの対応方法


ここからは、ロスカットへの対応方法を解説したいと思います。

レバレッジを1倍にする

レバレッジを効かせることで、たしかに何倍もの利益を狙うことができますが、逆を言うと損失が何倍にも膨らみます。レバレッジを効かせれば効かせるほど、ロスカットされる可能性ガ高まるのです。ですので、初心者のうちは、レバレッジを1倍から取引を始めて、少しずつ取引に慣れていくのがいいでしょう。

また通貨単位を1,000通貨や10,000通貨単位で始めるのではなく、1通貨単位で始めるのも手です。1通貨単位での取引はSBI FXトレードで行えます。

ロスカット率を確認する

ロスカットに対処するには、まずはどのような時にロスカットが作動するかロスカット率を確認してみることです。

例えば、ロスカット率が30%で証拠金が100万円の場合を考えてみます。この場合、70万円の含み損が出そうな時にロスカットされることになります。これを基準に、あなたが保有する通貨がいくらまで変化したらロスカットが行われるか認識するようにしましょう。

ロスカットしないトレードをする

ロスカットが行われる前に、自身で損切りするようにするのも手です。そうすれば、ロスカットされるよりも損失を出す可能性が小さくなります。

この際に大切なのが、あなた独自の損切りの基準を設けることです。初心者が失敗する理由としては、損失を出した際にそのままトレードを続けてしまうことです。そうすると、どんどん損失が膨らんでいって、損失が出てしまいます。

ロスカットはあくまで最終防衛ラインですので、そこまで損失が膨らまないように、自分の中で損切り基準を決めるようにしましょう。

 

まとめ


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ここまで、FXのロスカットについて解説してきました。1回のロスカットが他の通貨ペアのロスカットを生む無限地獄に陥ったら、恐怖でしかないですよね。

しっかりとFXの仕組みを理解してから取引しましょう。

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